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日本の暑い夏に全国のママ4,682人が悲鳴。99.2%が「暑さでお出かけを諦めた経験がある」と回答

「気温30度超え」が当たり前になった日本の夏。「『日かげ』を日本の夏のインフラに」をミッションに、母親たちが有志で立ち上げた「子ども日かげプロジェクト」は、全国の保護者を対象に、「子どもが夏でも安心して外で遊べる環境を目指して」と題したアンケートを実施しました(期間:2025年6月16日〜18日)。調査には全国から4,682名の保護者が回答。その結果、99.2%が「暑さでお出かけを諦めた経験がある」と回答し、97.9%が「大型サンシェードがあれば外出頻度が増える」と答えるなど、暑さ対策と屋外の“日かげ環境”に対する切実なニーズが明らかになりました。

■「子ども日かげプロジェクト」について

「『日かげ』を日本の夏のインフラに」をミッションに、全国の子どもたちの遊び場に大型サンシェードを設置することを目的としたプロジェクトです。
 

ビジョン:「気候危機の時代でも、暑さで子どもの命と経験が奪われない世界を」
ミッション:「『日かげ』を、日本の夏のインフラに」


母親たちが中心となり、有志で立ち上げた市民プロジェクトです。
 

 

■プロジェクト発足の背景

国連が「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と警鐘を鳴らす昨今。
暑さ指数(WBGT)が「厳重警戒」以上になると、子どもたちは屋外で遊ぶことすら難しくなります。

2023年の東京では、30℃を超える真夏日が68日、35℃を超える猛暑日は22日。合計90日、つまり1年の約1/4が“外遊びできない日”だったことになります。2024年も同様に、2023年に匹敵する厳しい暑さとなりました。これは一時的な異常気象ではなく、「新しい日常」として受け止める必要があります。

 

■ サンシェードの効果

暑さ対策として重要なのは、気温だけでなく『直射日光』や『路面の輻射(照り返し)』をいかに遮るかです。最新の研究によれば、以下のような温度差が日陰で生じています。

• 空気温度では、日なたと日陰で最大約3.5℃もの差が観察されています 。
• 体感温度としては、日陰に入ると放射熱が遮断され、約2〜7℃低く感じると報告されています 。
• 特に重要なのが地面や遊具などの表面温度で、日なたでは50℃以上に達することもある一方、日陰では30℃程度に抑えられ、15〜20℃以上の差が生じるという実測データもあります。


また、人工サンシェードによる空気温度の低下は、平均0.5~1.0℃程度ですが、省エネルギーで日陰を提供することでパッシブ(日射対策)構造としての効果が期待されています 。


■ 大型サンシェードによる年間の変化

仮に東京で年間約90日ある猛暑日・真夏日の間に、10m×10m規模の大型サンシェードを設置した場合、これらの温度差や涼感効果を活かすことで、実務試算では年間60〜70日分の“子どもが外で過ごせる日”に変わる可能性が高いです。

→ これは、直射日光の遮断と体感の改善、さらに路面熱対策を含む多面的な安全配慮が前提となっています。
 

※ただし、熱中症対策には、「気温・湿度の確認」「こまめな水分補給」「休憩・体調管理」が必須です。サンシェードはあくまで“安心できる日陰環境”をサポートする補助的インフラです。

 

■アンケート結果の概要

アンケート:子どもが夏でも安心して外で遊べる環境を目指して
回答者数:4,682名(調査期間:2025年6月16日〜18日)

回答者の属性
• 上位は東京都:1,001件、神奈川県:530件、大阪府:361件、埼玉県:327件、愛知県:302件
• 回答者の86%が「0~2歳の子を持つ保護者」


主な結果
Q3:夏の暑い日に、屋外で快適に過ごせる場所はありますか?
• ほとんどない/探すのが大変:3,222名
• 一部あるが限られている:1,441名
• 十分あると思う:19名
➡ 約99%が「子どもと快適に過ごせる屋外は不足している」と回答。
 

Q4:暑さのためにお出かけや外遊びを諦めたことはありますか?
• よくある:3,732名
• ときどきある:911名
• 特にない:39名
➡ 99.2%が“行きたいのに外出できない”経験あり。

 

Q5:大型サンシェード(日よけ)があれば夏場でも外出しようと思うか?
• 行く頻度が増えると思う:3,127名
• ぜひ行きたいと思う:1,457名
• あまり変わらない:98名
➡ 97.9%が「外出したい」と前向きな回答。

 

自由記述より(一部抜粋)
• 「週末は公園に行きたいけど、日中は無理…子どもがかわいそう」
• 「ジャブジャブ池も直射日光で熱くて危ない。屋根が必要」
• 「駅前や商業施設の広場にも日かげがあれば…」
• 「熱中症が怖くて、家に閉じこもりがち」

など、暑さによる“移動・外遊び制限”の声が多数寄せられました。

 

■今後の展開

「子ども日かげプロジェクト」では、今回のアンケート結果をもとに、自治体や公共施設へ大型サンシェードの導入提案を行っていきます。

また、SNSなどで日かげのある場所を発信する「日かげアンバサダー」を募集し、情報連携も強化する予定です。活動の様子は公式noteにて随時発信してまいります。
 

【子ども日かげプロジェクト】

公式note:https://note.com/sunshade_j



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企業情報

企業名 子ども日かげプロジェクト
代表者名 教来石小織
業種 その他サービス

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