不快な対応の企業へはエントリー辞退!就活生は面接官の対応を見ている!<2021年卒ブンナビ学生調査(2020年6月)>
◆内々定保有、約67%◆Zoomを使用した就活セミナー・面接「今後も使っていくべき」85%超え◆一方、Zoomを使用した就活セミナー・面接への不安「通信環境」が最多◆説明会・選考で「不快な思いをしたことがある」昨対比やや減少。ただし就職差別につながるケースも
株式会社文化放送キャリアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:平田眞人)は、2021年卒業予定の学生を対象とした「2021年卒ブンナビ学生調査(2020年6月実施)」の調査結果を発表しました。6/1-6/15で、508件の回答を得ました。概要は以下の通りです。
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■内々定保有、約67%
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「これまでもらった内々定の数はいくつか」に対し、「1社以上」67.6%(前回比+13.2pt) と、増加。
現在の就活状況について「就職活動終了した」36.2%(前回比+16.2pt) と、3人に1人以上に。
▼これまでもらった内々定の数を教えてください。(択一)
【+8.3↑】32.4%:0社
【+6.5↑】35.6%:1社
【+0.5↑】18.2%:2社
【-8.4↓】 6.8%:3社
【-4.8↓】 3.4%:4社
【-2.1↓】 3.6%:5社以上
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【-0.5↓】1.24社:平均
※【】内は昨対比
▼現在の就職活動状況を教えてください。(択一)
【+ 8.3↑】32.4%:まだ内定をもらっていないので、就職活動継続
【-14.4↓】10.0%:現在の内定先は不満なので、就職活動を続ける
【+12.5↑】21.4%:現在の内定先に不満は無いが、就職活動を続ける
【- 6.5↓】36.2%:就職活動終了した
※【】内は昨対比
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■Zoomを使用した就活セミナー・面接「今後も使っていくべき」85%超え
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「Zoomを使用した就活セミナー・面接を今後も使っていくべきと思うか」に対し、「積極的に使っていくべき」46.0%「可能な限り使っていくべき」39.6%と、計85.6% となった。
金銭的・時間的負担の軽減になる という意見が目立つ。
▼Zoomを使用した就活セミナー・面接を、今後も使っていくべきだと思いますか。(択一)
46.0%:積極的に使っていくべき
39.6%:可能な限り使っていくべき
12.6%:あまり使わなくてよい
1.8%:全く使わなくてよい
▼上記の理由を教えてください。
<使っていくべきだと思う理由>
・コロナはまだ収束していないから
・交通費に5万くらいかけました。例年、先輩方もそうだったと思うし、地方の方が東京に来たりするのであれば、もっとかかってると思う。正直、説明会や一次面接は、リモートでいいと思う
・オンタイムの必要性がない説明会があるから
・選択肢が増える
・勤務地や面接の場所が遠く移動にお金がかかるから諦める人はいっぱいいると思うので、そういった人達のために積極的に使って欲しいと思うから
・時間やお金(交通費)の苦労がなく、ストレスフリーで就職活動ができたと感じたから
・安全であるし、移動がない分一日に何社も面接を受けることが出来るため
・大学で行った相談会で就活にたいする不安払拭につながったから
・遠方への面接やセミナー参加がしやすいから
・交通費の関係で辞退するつもりであった企業の面接も受けることができるようになったから。その分、会社役員など偉い人と話せる機会が増えたから
・新しい就活の形だと考えている
・これまで生まれなかったご縁が生まれる。 時間を有益に使える
・このご時世でも学生側からしたら選考をストップしないでほしいから
<使うべきでないと思う理由>
・理解しにくいと思うから
・回線が不安定
・初めの方の参考段階はいいと思うが、顔を合わせないとわからないこともあると思うため、最終選考までには一度は対面での面接を行うべきだと思うから
・パソコンやwifi環境など、経済的格差が影響しそうだから
・コロナの今の状況は仕方ないが、やはり対面で人柄を感じたいなとは思う
・家の電波が悪いため途中でサーバーが落ちたり、家族がいる中で静かな環境を確保することが難しかったりしたため
・面接は直接会ってしたほうが自分を伝えやすいと思うから
・対面でのコミュニケーションの方がやり易い
・移動が不要で便利かもしれないが、映像や音声の不具合で焦り、ミスする可能性があり、自分の能力外による影響で合否が決まるのは果たして受験者の本質を100%見切れているのかと大いに疑問に感じるから
・セキュリティ上、また接続面に問題あり
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■一方、Zoomを使用した就活セミナー・面接への不安「通信環境」が最多
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「Zoomを使用した就活セミナー・面接への不安」について、「通信環境がない・不安定」43.8% と、最も多くなった。その他「1人暮らしのため配達などの際に対応ができない」「実家による時間帯確保の難しさ」等、環境全般への不安 も。
▼Zoomを使用した就活セミナー・面接について、不安や気になることはありますか。(複数選択)
5.4%:使い方が分からない
43.8%:通信環境がない・通信環境が不安定
11.2%:通信費がかかる
16.4%:セキュリティ面
23.6%:どういった場所で行えばいいか(自宅の背景が移るのが気になるなど)
13.2%:服装が分からない
32.2%:対面でないと自分の魅力が伝わらない
16.2%:自身の顔が映る
14.6%:他の参加者の様子
16.0%:すでに利用しており、不安は特にない
3.4%:その他
▼Zoomを使用した就活セミナー・面接について、不安や気になることはありますか。
・トラブル時の対応
・画面や音の乱れ
・1人暮らしのため配達などの際に対応ができない
・説明会やセミナーの場合、カメラオンだと背景や自身の格好を気にしなければならない
・カメラと画面の位置が一致しないので面接官と目が合わない
・対面の方がコミュニケーションとりやすい
・パスワードやIDが知らされてないと面接を定刻になっても受けられない
・実家による時間帯確保の難しさ
・カメラの見ながら話すことになるので相手のリアクションを見ることができない
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■説明会・選考で「不快な思いをしたことがある」昨対比やや減少。ただし就職差別につながるケースも
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「説明会・選考の中で、企業の対応を不快に感じたことはあるか」に対し、「ある」46.2%と、昨対比-7.9pt と減少した。「どのような状況で不快に感じたか」は、「面接時の社員の態度」60.2%が最多 。理由として「上から目線」「合否連絡がない」 等のほか、「プライバシーに関することを聞かれた」「家族との関係性などについて問われた」等、就職差別 につながることを聞かれたケースも。
▼これまで説明会や選考に参加する中で、企業の対応を不快に感じたことはありますか。(択一)
【-7.9↓】46.2%:不快に感じたことがある
【+7.9↑】53.8%:不快に感じたことはない
※【】内は昨対比
▼「不快に感じたことがある」を選んだ方にお聞きします。どのような状況で不快に感じましたか。(複数選択)
【-1.8↓】60.2%:面接時の社員の態度
【-8.4↓】29.0%:会社説明会時の社員の態度
【-7.1↓】16.9%:説明会/選考試験の運営面
【+0.6↑】23.4%:選考フローに関して
【-1.0↓】13.0%:採用基準に関して
【-4.4↓】34.2%:合否連絡に関して
【+3.9↑】 7.4%:その他
▼「不快に感じたことがある」を選んだ方にお聞きします。不快に感じたシチュエーション、理由などを教えてください。
・お酒を取引先と飲めるか聞かれた。私の母校に娘が通っていたらしく、根掘り葉掘り部活など聞かれたが落とされた
・合否の連絡をすると言っていたのに来なかった
・説明会に参加を希望して、説明会前日に企業の方から連絡する旨のメールがあったが当日になっても連絡が無く、説明会に直接赴いたら出席扱いされず追い返されてしまった
・めちゃくちゃ偉そうで腹たった、著しい上から目線でとてもこんな上司と働きたくないと思った!!!!
・WEB面接で、面接官がマイクをオフにしていて聴こえないことを指摘すると、不機嫌な態度で面接をされた。相手は、3名の面接官がおり、なんとか声は聞き取れましたが、やりたくないのかな?とか言われたため、一緒に働きたいと思えなかった
・家族構成や家族との関係性などについて問われた。家族間が良好でないため話したくない、選考に与える影響やそもそも聞く意義が分からない。また、プライバシーの観点からも不必要であると感じた
・最終面接で内定承諾をしないと泣いてしまうと言われたこと。また、私の性格では、なりたい職種には向いていないと言われた
・面接内容が彼氏の話しなど、プライバシーに関わることだった。
・最終面接後に仲介人材会社から電話があり、面接ではなくその電話の内容で落とされた可能性がある。それ以来結果についてもずっと連絡がない
・合否のメールがどちらもきて、落ちたメールが間違えられて送られてきていた
・このようなご時世の中、企業に足を運ばなければ説明会に出られず、選考にも進めないという企業が複数見られたこと
・ベンチャー企業の面接官で面接中に私と意見が180度食い違うことがありまして、その際に大人気なく自身の考えの正しさを強調して来た為、当時私も感情的になってしまい自分の意見をぶつけたのですが本当に不快でした。こちらの考えを全否定するかのような言い方でしたので、普通社会人ならば相手の考え方を受けいれたり共感したり、ましてや反論して否定するような事を学生相手にむきになっていたので今思うとその会社に落ちて良かったと思っています
・圧迫面接
・女性だからを理由に選考を辞退するように指示された
・学生にはマスクを外して面接に望んでくださいと言うのに、面接官はマスクを一切外さず、表情が読み取りにくかった
・社員同士の上司から部下への高圧的すぎる態度
・いわゆる「顔採用」を感じることも多々あった
・役員面接直前での採用中断の連絡
・web面接中、面接官4人のうち1人が退席した。面接の手応えがなかったので、選考通過は難しいだろうなと思っていたが、態度があからさまだったので驚いた
・言葉の言い方に不快を感じました。例えば、学生の履歴書やエントリーシート等の書類を処理という言葉を使っていたこと
・明確な選考フローが示されていない どこで、何を評価しているのかわからない
・オワハラや内々定の承諾を急かす点
・男性差別、女性差別を許容した前提での話を聞かされた。 男性はバリバリ働くべき、女性は結婚して子どもを産むことが幸せである、など
・内定先からの合格連絡で、明日までに内定承諾かつ受けている途中の企業全ての辞退を命じられたからです
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■2021年卒ブンナビ学生アンケート調査概要
調査名 :2020年6月アンケート
調査対象 :2021年春就職希望の「ブンナビ」会員大学生・大学院生
調査期間 :開始:2020/6/1 ~ 終了:2020/6/15
調査方法 :Webアンケート
有効回答数:508件
■本件に関するお問い合わせ先
企業名:株式会社文化放送キャリアパートナーズ
担当者:高野
Email:sjk@careerpartners.co.jp
URL:https://www.careerpartners.co.jp/laboratory/
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企業情報
企業名 | 株式会社文化放送キャリアパートナーズ |
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代表者名 | 平田眞人 |
業種 | ビジネス・人事サービス |
コラム
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