世界最大級のデザイン賞A’DESIGN AWARDのソーシャルデザインアワード受賞 : ファッション業界の労働環境と着物の文化を守るエシカルブランドKUDEN

毎年イタリアで開催される世界最大規模のデザインコンペティションA’ Design Awardの

ソーシャルデザイン部門（2019−2020）にてデザイナー佐藤貴浩によるKUDEN projectがIRONを受賞しました。

A’DESIGN AWARDのソーシャルデザイン部門は、社会的価値の提案、

社会の為のプロジェクトに贈られます。

KUDENが評価されたのはソーシャルデザインとしてのブランディングと伝統的な着物を

海外や現代において広く着てもらえるよう新しくデザインしたSamurai Mode Seriesです。

KUDENが評価されたソーシャルデザインの特徴は下記の３つです。

・Ethical

・Transparency（透明性）

・Next Kimono Platform

 

KUDENでは生産に関わる人々の生活や地域、自然環境に配慮してモノやサービスを 買うことを”Ethical”と表現します。

お客様の代わりに、生地や縫製が自然環境や労働環境を遵守しているかなど、 代わりに調べ情報を提供し、商品を作りお届けする。

そしてお客様自身が判断出来るよう透明性を持って情報を開示、発信する”Transparency（透明性）”に徹底的にこだわり続けています。

Next Kimono Platformは着物を１デザインとして捉え着付けのいらない現代の着物としてリデザインすることで、世界中の人々に日常着として着物を楽しんでもらい、着物の需要を高め着物の文化や技術を守る役割を担っています。

こうしたKUDENのソーシャルデザインへの思いを4分9秒のプロモーションビデオにおさめました。

A’Design Awardを受賞したカバーイメージはPVでの１シーンです。リオ五輪閉会式でもダンスを踊った車椅子ダンサーのかんばらけんた氏にご出演いただいています。

労働環境を是正し作り手も笑顔になる環境を作りたい、そして「誰かを犠牲にしたファッション」を大切な人に着せたくないという思いをダンスで力強く表現しています。

 

<佐藤貴浩 受賞コメント>

「偉大なデザイナーと歴史あるアワードの仲間に迎え入れてくださって私はA‘ Design Award の受賞を心から喜んでいます。

このアワードに応募したきっかけは、貧しい環境でも諦めずに努力を続ければ、夢や目標は叶うんだと、僕と同じ様な環境にある子供達やかつて子供だった大人たちに伝えたかったからです。

大学で学ぶ道を諦めて、育った家庭の家計を助けるために働き出した自分のコンプレックスから私はデザイナーと名乗るのが43歳と遅くなりました。

障害ある離れて暮らす息子と将来働く場所を作ることを決意した私が、デザイナーとして勇気を出してコンプレックスを乗り越え、正式に名乗って作りあげたブランドがKUDENとSamurai Mode Seriesです。

このブランドと服は、支えてくれたスタッフと仲間、アパレルの不況で倒産してしまった縫製工場の職人のおばちゃんたち、僕が会社を一度破産している事がきっかけで、クラウドファンディングで成功を収めたものの、支払いを拒否されて窮地に立たされていた時に、再度購入して支えてくださったお客様と共に受賞したのだと思っています。

これからもこの賞やブランドに携わってくださった人々の期待を裏切らない様に精進して参ります。」

 

<車椅子ダンサーとコラボレーションしたPVの先行公開メディアを募集>

リオ五輪閉会式でもダンスを披露した車椅子ダンサーかんばらけんた氏とコラボレーションしたPVが、2020年10月にアメリカのフィルムフェスティバルでの上映が決定しました。人生の葛藤の中でも大切な人のために立ち向かう姿勢がダンスによって表現されています。本公開に先立ちまして、記事等と合わせ期間限定で本編の先行配信を行うメディアを募集しております。

その他取材など各種問い合わせも下記にて承っております。

予告編 

 

<ブランディングと服のデザインで労働環境と着物文化を守る>

KUDENのソーシャルデザインの特徴は以下の3つです。

・Ethical

・Transparency（透明性）

・Next Kimono Platform

世界的な問題であるファッション業界の不当な賃金や短納期によって圧迫された縫製工場の労働環境。

KUDENはエシカルなブランドとして縫製工場の労働環境を守る為、原価率４０～５０％を維持しその内訳を自身のサイト上で公開しています。また、需要や作り手の減少のため失われようとしている着物文化を現代のライフスタイルに合わせリデザインしたものがSamurai Mode Seriesです。

従来の古着のリメイクの枠から大きく飛び出し、着物を１デザインとして捉え革新的にリデザインした服となっています。

伝統的な着物の需要を世界中に広め、文化と技術を守る取り組みです。

こうしたデザイナー佐藤貴浩によるSamurai Mode SeriesのデザインとKUDEN by TAKAHIRO SATOのブランディングがソーシャルデザインとして評価されA’DESIGN AWARDを受賞しました。

 

<Samurai Mode Seriesとは>

・着付けのいらない３点セットの現代の着物

・ジャケット、シャツ、パンツの３点はそれぞれ単体でも着られる

・気軽に着物を日常着として取り入れることができる

Samurai Mode Seriesは伝統的な着物を現代のライフスタイルや気候に合わせ、

着付けのいらない３点セットとしてデザインした服。

３点セットを合わせて着るとモダンな着物となり、ジャケット、シャツ、パンツは

それぞれ単体でも着られ、

着付けのできない海外や日本の人々が日常着として着物を取り入れることができます。

ジャケットの表地と裏地のカラーが選べるカスタムオーダーは、

着物本来の”組み合わせる楽しみ”を受け継いでいます。

今後もカラーやテキスタイルを追加予定です。

本来１デザインである着物をプラットフォームとして捉え

「Next Kimono Platform」と名付けました。

 

<KUDEN by TAKAHIRO SATOとは>

・離れて暮らす障害を持つ息子が将来働く場所を作る為に佐藤貴浩が1年前に立ち上げた

・最終目標は国内景気に左右されない海外市場での収益源を確保し、労働環境の改善と障害者雇用の両立をデザインの力で実現させる

・ブランドコンセプトは「大切な人に伝えたくなるもの」

KUDENは佐藤貴浩が自身の息子の為に立ち上げたブランドで、ブランドコンセプトには父として子供に「誰かを犠牲にしたファッションや物を使わせたくない、着せたくない」という思いが込められています。

だからこそ、生産者やお客様、デザインやブランドに関わった全ての人が幸せになれるようなソーシャルデザインとしてプロダクトとブランドをデザインしました。

作り手も笑顔になれる環境で、伝統的な文化や技術を継承する場として、KUDENは伝統職人と障害者雇用を結び付けたいと考えています。

 

<A’ Design Award & Competitionとは>

A’ Design Award & Competitionは優秀で良質なデザインの実践、原則に対する認識をつくるために設立されました。

A’ Design Award & Competitionの究極の目標は、人類に利益をもたらす、より優れた商品、サービスを生み出す、

世界中のデザイナー、会社、ブランドインのためのセンティブを構築することです。

付加価値、優れた操作性、新機能、優れた意匠、優れた効率性、改良された持続可能性と

驚くべきパフォーマンスを提供するプロジェクトを生み出す世界中のデザイナーとブランドに注目し、後押ししていきます。

（https://competition.adesignaward.com/results-announced-ja.php -公式HPより引用）
 

 

＜リンク＞

Brand Website　https://ku-den.jp/

A’Design Award 受賞ページ　https://competition.adesignaward.com/design.php?ID=100013

Press kit 　https://app.box.com/s/xf3t4evbvztt7n5v2fnb6e7wxsv35ms3