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『健康になりたければ家の掃除を変えなさい』(扶桑社)の著者・松本忠男氏の最新刊『清掃は「いのち」を守る仕事です。』が3月18日(水)辰巳出版より発売!

「病院の清掃」に32年間携わってきた、著者の松本忠男氏。「病院の清掃」とは、いのちと健康な生活を守るために「環境を整備する」ことだと著者は言います。感染対策のための環境整備の目的やあり方、人材の育成、モチベーションを上げるための工夫、品質とコストを関連づけられるよう清掃の評価基準の作成など、美観重視・人手不足・低コストといった病院清掃における課題に松本忠男氏はどのように挑んでいったのか。「いのちの現場の清掃」の32年間の闘いの記録と未来への挑戦を強い想いで綴った『清掃は「いのち」を守る仕事です。』が2020年3月18日(水)に辰巳出版より発売されました。

看護を行う私たちは『人間とは何か、人はいかに生きるか』をいつも問いただし、研鑽を積んでいく必要がある――フロレンス・ナイチンデール

 

ナイチンゲールの『看護覚え書』に出会い、「もっと、人のいのちを守るため、より健康に暮らすための環境整備をやりたい。今の病院清掃における問題点を改善していかなればならない。」 と考えるようになった著者・松本忠男氏。

32年間、清掃を通して「いのちの現場」に携わってきた著者が清掃業界の実態と課題を提示し、業界全体へアプローチ。医療・介護・福祉・保育・教育という「いのちの現場」に密接する“清掃”の真髄を語ります。

 

汚れを減らして、きれいで清潔にすることが目的の一つであるはずなのに、汚れの種類、汚れていくメカニズム、汚れを減らす方法、減らすためにどのくらいお金がかかるのかがまったく情報共有されていないまま 、問答をひたすら繰り返しているわけですから、まずは、このようなリアルな現場情報を事前に話し合い、仕様書に落とし込まないと、コストを含めて現場を効率よく動かすことは難しいと私は思います。(P.59 情報共有不足が現場の負担となる)

 

 

コストと品質というのはコインの裏表の関係です。その関係性をきちんと明確にするために、私が考案・実践しているのは適材適所ならぬ「適在適掃」 といって品質を上げる工夫です。きれいなところには時間をかけない。汚いところにはしっかり清掃力をかける。 (P.110 「適在適掃」でコストも時間も整える)

 

 

私が考えてきた病院清掃もそうですが、何のためにやってきたのかがとても大事です。建物がきれいになればいいでしょう、床にゴミがなければいいでしょうという考え方もある。でも、何のためかと考えたら、すべては人のため です。(P.128 人のため、生活を支えるために)

 

 

学校はいつまで雑巾がけをするのか?水拭きは使い方やタイミングを間違えると汚れを広げていくだけです。乾いた状態で安易に水拭きをするのは水分を含んだ汚れを雑巾で塗って伸ばしていっているだけで、拭いた側の雑巾に汚れは付きますが、またそのまま拭くわけです。教室を掃除するのに、ほうきと濡らした雑巾はNGです。 (P.130 学校はいつまで雑巾がけをするのか?)

 

 

品質を上げる工夫「適在適掃」の考え方は、病院清掃だけではなく介護福祉施設や学校などにも広く応用できます。免疫力の低い高齢者にとっては、掃いたり拭いたりをくり返して目に見えるゴミや汚れを取り除くだけの従来型の清掃ではなく、環境を整える環境整備がとても大切なのです。(P.141 「適在適掃」を介護福祉施設や教育現場に応用する)

 

 

清掃=汚い仕事」というイメージをお持ちの方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか?たしかに、汚れに向き合わなければならない仕事です。でも、裏を返せばきれいにする仕事。きれいと向き合う仕事 なのです。(P.185 掃除をもっと楽しむために)

 

 

【目次】

序章 「肉眼で見える汚れはたったの2%」

第1章 掃除なんて興味がなかった私が、この仕事を続けてきた理由

第2章 病院を清潔に保つという仕事

第3章 「清掃」の価値を上げる! ~病院清掃の品質について~

第4章 病院をとりまく環境が整っていない日本 ~病院清掃の人材について~

第5章 清掃料金は誰がどう決める? ~病院清掃のコスト問題~

第6章 介護福祉施設や教育現場の環境整備

第7章 コミュニケーションを高め、心とからだを整える

第8章 下を向いてやるお掃除はもう終わりにしよう!

 

 

【著者】

松本忠男(まつもと・ただお)

 

医療環境管理士

株式会社プラナ 代表取締役社長

日本ヘルスケアクリーニング株式会社 代表取締役社長

ソジースポーツ育成会 事務局長

1961年生まれ。フロレンス・ナイチンゲールの著書『看護覚え書』に共感し、30年以上病院の環境衛生一筋に過ごす。東京ディズニーランド開園時の正社員、ダスキンヘルスケアを経て、亀田総合病院グループ会社に転職。清掃管理者として約10年間、現場責任者としてマネジメントに従事。1997年、医療関連サービスのトータルマネジメントを事業目的として、株式会社プラナを設立。亀田総合病院では100人近く、横浜市立市民病院では約40人のスタッフを指導し、現場で体得したコツやノウハウを、多くの医療・介護施設や清掃会社に伝える。これまで現場で育ててきた清掃スタッフの数は500人以上。清掃会社管理者向け講座も担当している。

 

【商品概要】

『清掃は「いのち」を守る仕事です。』松本忠男 著

四六判・224ページ 

 

2020年3月18日(水)より発売

本体1,400円+税

 

– – – – – – – – – –現在、全国の書店で絶賛発売中!– – – – – – – – – –  

 

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©TATSUMI PUBLISHING 2020.

 

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企業名 辰巳出版株式会社
代表者名 廣瀬 和二
業種 新聞・出版・放送

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