カシオ計算機のデジタルカメラ「EXILIM(R)」の新製品にイーソルのμITRON仕様準拠リアルタイムOSを採用

イーソル株式会社は、カシオ計算機株式会社が2月15日より順次発売を開始したデジタルカメラ「EXILIM(エクシリム)」の新製品『EXILIM CARD EX-S10』および『EXILIM ZOOM EX-Z80』に、イーソルのμITRON4.0仕様準拠リアルタイムOS「PrKERNELv4」が採用されたことを発表しました。

                          2008年2月26日
報道関係者各位
                         イーソル株式会社


カシオ計算機のデジタルカメラ「EXILIM®」の新製品に
イーソルのμITRON仕様準拠リアルタイムOSを採用

イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:澤田勉、以下
イーソル)は、カシオ計算機株式会社が2月15日より順次発売を開始した
デジタルカメラ「EXILIM(エクシリム)」の新製品『EXILIM CARD EX-S10』
および『EXILIM ZOOM EX-Z80』に、イーソルのμITRON4.0仕様準拠リアル
タイムOS「PrKERNELv4」が採用されたことを発表します。PrKERNELv4は、
『EXILIM ZOOM EX-Z1200』や『EXILIM Hi-ZOOM EX-V7』『EXILIM ZOOM
EX-Z1050』をはじめとする歴代のEXILIMシリーズに採用されており、
その優れた信頼性や高い性能などが評価され、引き続き今回の新製品でも
採用されることが決定しました。

『EXILIM CARD EX-S10』および『EXILIM ZOOM EX-Z80』に搭載された
PrKERNELv4 は、リアルタイムOSとして、タスク管理やメモリ管理、
リアルタイム処理など、システム全体を管理するベースとなる機能を
提供しています。イーソルのリアルタイムOS技術とノウハウが詰まった
PrKERNELv4 は、デジタルカメラの優れたリアルタイム性能と高い信頼性
の実現に貢献しています。

世界最小・最薄の有効画素数1010万画素モデル『EXILIM CARD EX-S10』と
小ぶりでカラフルな有効画素数810万画素モデル『EXILIM ZOOM EX-Z80』は
どちらも、カメラフレーム内の顔を捉えてピント・明るさを最適化する従来
からの顔認識機能に加え、笑顔の瞬間やカメラを持つ手のブレが止まった
瞬間などを自動で撮影するオートシャッター機能、被写体のブレを軽減する
機能など、より進化した機能が搭載されています。また、薄型・小型サイズ
を追求し、新しいフォルムでデザイン性が一層高められています。さらに
動画撮影・再生には、最新の高圧縮技術H.264方式が採用されており美しい
映像を長期間撮影できます。

▽カシオ デジタルカメラ オフィシャルWEBサイト:
    http://dc.casio.jp/
▽イーソル製品ユーザ様事例:
    http://www.esol.co.jp/embedded/successstory.html

  

カシオ計算機株式会社 開発本部 QV統轄部 第1開発部 第10開発室
室長 細田 潤 様 のコメント
「引き続きPrKERNELv4の採用を決めたのは、これまでの実績から、
PrKERNELv4の機能・性能に加え、高い堅牢性、信頼性を評価した結果です。
加えて今回は、過去に開発した既存のソフトウェアを再利用することで、
結果的に、低コスト・短期間で開発できました。」

イーソル株式会社 取締役エンベデッドプロダクツ事業部長 
 上山 伸幸 のコメント
「カシオ計算機様には、「EXILIM」シリーズに継続してPrKERNELv4を採用し
ていただき、大変光栄です。PrKERNELv4は、デジタルカメラのほか、デジ
タルメディアプレーヤーやデジタルHDDカメラなどのデジタル家電の分野で
特に多くの実績があり、コンパクトで高性能であるとしてご評価を頂いて
おります。
今回も『EXILIM CARD EX-S10』および『EXILIM ZOOM EX-Z80』の機能・性能
の実現に、お役に立てたのではないかと自負しております。今後も、デジタ
ル家電のソフトウェア開発を支援する、優れた製品・サービスの開発・提供
に努めてまいります。」

補足資料
【PrKERNELv4について】
PrKERNELv4は、1999年のリリース以来、携帯電話やデジタルカメラなどの
デジタル家電、カーナビゲーションシステム、プリンタからFA機器までの
幅広い分野で多くの実績を持つ、代表的なμITRON仕様のリアルタイムOS
です。μITRON4.0スタンダードプロファイルに完全準拠しているほか、
さまざまな拡張機能やPrKERNELv4独自の拡張機能を実装しています。
カーネル共通部分はMISRA-Cに準拠しています。各種組込みシステムに最適
なプログラムサイズで、優れたリアルタイム性能を実現します。

▽「PrKERNELv4」詳細:
http://www.esol.co.jp/embedded/prkernelv4.html

イーソル株式会社と「eCROS」について
イーソル株式会社は1975年の創業以来、組込みソフトウェア業界、及び流通
・物流業界で実績を重ねてきました。イーソルは、「Inside Solution」を
ブランドスローガンに、ユビキタス社会を内側から支える技術者集団として、
お客様の満足を第一に、開発、販売からサポートまで一貫したサービス、
トータルソリューションを提供します。
エンベデッドプロダクツ事業部は、組込みシステム開発向けに、「開発環境」、
「リアルタイムOS」、「ミドルウェア」、そして「プロフェッショナルサー
ビス」までを含むソフトウェアプラットフォーム『eCROS』(eSOL Component
Real-time OS platform/イークロス)をご提供しています。
多くの実績に裏打ちされた高い信頼性を持つeCROSの導入により「高い品質」
と「開発の効率化」の両立を実現します。ソフトウェア製品のご提供だけで
なく、ニーズに合わせたプロフェッショナルサービスをあわせてご提供する
ことで、開発者の皆様がアプリケーション開発に専念できる環境を作ります。
eCROSを構成するリアルタイムOSには、システムの規模と用途にあわせた4つの
プロファイルを持つT-Kernel拡張版「eT-Kernel」と組込み分野で多くの実績
があるμITRON4.0仕様に準拠したリアルタイムOS「PrKERNELv4」を揃えています。
開発環境としては、T-Kernel/μITRONベースシステム開発スイート「eBinder」
を用意しています。またミドルウェアには、ネットワーク/ファイルシステム
/USB/グラフィックスなどの幅広いラインアップを揃えています。
2004年1月に米国オレゴン州に子会社 eSOL, Inc. を設立し、日本市場のみ
ならず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに製品・サービスの販売活動を
広げています。


■ 本リリースに関するお問い合わせ先
イーソル株式会社 エンベデッドプロダクツ事業部
マーケティング部 村上
Tel : 03-5302-1360 / Fax : 03-5302-1361 
e-mail : ep-inq@esol.co.jp 
URL : http://www.esol.co.jp/embedded/

* EXILIMはカシオ計算機株式会社の登録商標です。
* eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、
 PictDirectはイーソル株式会社の登録商標です。
* eT-Kernel、PrHTTPD、PrMAIL、PrSNMP、PrUSB、PrPCCARD、PrMTPは
 イーソル株式会社の商標です。
* TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
* ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
* μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
* TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称で
あり、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。




企業情報

企業名 イーソル株式会社
代表者名 長谷川 勝敏
業種 コンピュータ・通信機器

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