群馬県みなかみ町の新小学生に地元産シカ革を使用したクマ鈴を配布 ～鳥獣害対策と障がい者自立支援の連携でユネスコエコパークの自然をPR～

みなかみ町教育委員会は2019年4月、町立小学校の新入学生全員への入学記念品として、町の位置する群馬県利根郡産のシカ革を活用したクマ鈴を配布します。

近年、全国で鳥獣害による被害が課題になっています。都心から1時間ほどの距離にも拘わらず豊かな自然を抱えるみなかみ町は、2017年にユネスコエコパークにも登録されました。長く自然と共生してきた同町でも、増えすぎたシカやイノシシによる農林業や貴重な生態系への被害が問題になっています。

大切にまもられてきた自然環境に感謝しながら、自然と人間が共生する持続可能なまちづくりを、未来を担う子どもたちに伝えるため、地域の小学生が通学時に携行するクマ鈴に地域で狩猟されたシカ革を使用したものを記念品として配布いたします。

シカ革クマ鈴は、東京からみなかみ町に移住した女性猟師が運営する「尾瀬鹿工房(代表：本間優美)」のデザイン/素材提供によりみなかみ町内にある障害福祉サービス事業所「ぴっころ」が製作したもので、地域の若年層移住・捕獲した野生鳥獣の利活用・障がい者の自立支援にもつながる県内初めての取り組みとなります。

【お問い合わせ先】

名称：障害福祉サービス事業所『ぴっころ』(就労継続支援Ｂ型事業所)

住所：〒379-1313群馬県利根郡みなかみ町月夜野644-2

担当者：河合智久

TEL：0278（20）2488

E-mail：t-kawai@minakamishakyo.jp