イーソルのTRONベースプラットフォームがルネサス社MPU「RZ/A1H」および「RZ/T1」搭載 スタータキットをサポート

イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、イーソルのリアルタイムOS「eT-Kernel」をコアとするソフトウェアプラットフォームが、ルネサス エレクトロニクス社(以下ルネサス)の「RZ/A1H」搭載スタータキット「Renesas Starter Kit+ for RZ/A1H」および「RZ/T1」搭載スタータキット「Renesas Starter Kit+ for RZ/T1」に対応したことを発表します。eT-KernelをRenesas Starter Kit+を利用したソフトウェア開発に採用することにより、μITRONのソフトウェア資産を再利用した低コスト・短期間での開発と、高いリアルタイム性と信頼性の確保が容易になります。

2017年11月14日

報道関係者各位

 

イーソル株式会社

 

 

イーソルのTRONベースプラットフォームがルネサス社MPU「RZ/A1H」および「RZ/T1」搭載 スタータキットをサポート

 

~高いリアルタイム性と信頼性の確保とTRON資産を流用した効率的な開発を支援~

 

イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、イーソルのリアルタイムOS「eT-Kernel」をコアとするソフトウェアプラットフォームが、ルネサス エレクトロニクス社(以下ルネサス)の「RZ/A1H」搭載スタータキット「Renesas Starter Kit+ for RZ/A1H」および「RZ/T1」搭載スタータキット「Renesas Starter Kit+ for RZ/T1」に対応したことを発表します。eT-KernelをRenesas Starter Kit+を利用したソフトウェア開発に採用することにより、μITRONのソフトウェア資産を再利用した低コスト・短期間での開発と、高いリアルタイム性と信頼性の確保が容易になります。eT-Kernelは各種安全規格(IEC 61508、ISO 26262、IEC 62304)に対応しているため、RZ/T1が対象とする産業用モータ、ロボット、ACサーボドライブなどの産業機器や、RZ/A1Hが対象とするバックカメラなどの車載機器など、高い安全性が求められる機器に最適です。

 

イーソルは「組込み総合技術展/Embedded Technology 2017」(会期:2017年11月15日(水)~17日(金)、会場:パシフィコ横浜)のアーム社ブース(ブースNo.C-47)にて、RZ/A1HとRZ/T1を含むRZファミリや、R-Car H3などルネサスの各種CPUに対応したイーソルのリアルタイムOSベースプラットフォームのデモを実演します。

 

高性能で低消費電力のArm® Cortex®-A9を搭載したRZ/A1Hは、大容量RAMを内蔵することで、メモリアクセスの高速化に加えてシステムコストの低減を実現しています。カメラ入力、グラフィックス出力、オーディオ機能を搭載しているため、監視カメラ、産業/医療用パネル、ディスプレイオーディオなどのグラフィック表示機器に最適です。

 

RZ/T1は、リアルタイム制御システム用Arm Cortex-R4Fを搭載し、キャッシュを経由しないアクセスが可能な密結合メモリにより、高いリアルタイム性を実現しています。また、産業イーサネット通信用アクセラレータ「R-INエンジン」を搭載しており、厳しいリアルタイム性が求められる産業機器システムにおいて、高いリアルタイム性の確保とネットワーク処理の高速化が容易です。

 

eT-Kernelベースプラットフォームは、μITRONのアーキテクチャと性能を引き継ぐリアルタイムOS「eT-Kernel」をコアに、Arm純正コンパイラをバンドルした統合開発環境「eBinder」、ネットワークプロトコルスタック、ファイルシステム、USBホスト/デバイススタックなどの各種ミドルウェアに加え、製品サポートや受託開発を含むプロフェッショナルサービスが統合されています。eT-Kernelは、μITRONに似た構成を持つコンパクトでリアルタイム性の高いリアルタイムOS、Linuxとの高い互換性を持つPOSIX仕様準拠リアルタイムOSを含む、3つのスケーラブルなプロファイルで構成されており、システムの規模や用途に合わせて最適なものを選択できます。また、ソフトウェア開発には、eT-Kernelを使ったソフトウェア開発に特化したeBinderを利用することで、高品質なアプリケーションを効率的に開発できます。

 

eT-Kernelは、機能安全規格 IEC 61508(産業機器)およびISO 26262(自動車)ともに最高の安全度水準(SIL 4、ASIL D)のプロダクト認証を取得しています。また、イーソルのリアルタイムOS製品の開発プロセスは、医療機器向け安全規格IEC 62304に準拠していることが認証されています。RZ/A1HとRZ/T1が対象とする産業機器や車載機器向けのソフトウェア開発において、機能安全規格の適合を目指すユーザを対象に、コストの削減と製品の市場投入期間の短縮に貢献します。

 

イーソル株式会社 常務取締役 上山 伸幸 のコメント

「eT-KernelベースプラットフォームがRZ/A1HおよびRZ/T1のスタータキットに対応したことにより、産業機器や車載機器、グラフィック表示機器の分野のソフトウェア開発において、高いリアルタイム性と信頼性を持つシステム開発を効率的に行うことが容易になりました。車載機器や産業機器などのミッションクリティカルな分野での豊富な実績や機能安全規格への取り組みの経験を活かし、RZファミリを使ったソフトウェア開発を包括的に支援します。」

 

 

<補足資料>

▽ eT-Kernel詳細:https://www.esol.co.jp/embedded/et-kernel.html

▽ イーソル ホームページ:https://www.esol.co.jp/

 

*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です

 

■ 本リリースに関するお問い合わせ先

イーソル株式会社 マーケティング部

Tel : 03-5302-1360 / Fax : 03-5302-1361  e-mail : media@esol.co.jp

URL : https://www.esol.co.jp/



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企業情報

企業名 イーソル株式会社
代表者名 長谷川 勝敏
業種 コンピュータ・通信機器

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