イーソル、マルチコア技術を導入したNECエレクトロニクス製カーナビ向けシステムLSI「NaviEngine」に対応したソフトウェアプラットフォーム「eCROS」をリリース
イーソルは、NECエレクトロニクス社が発表したARM11コアベースの MPCore を搭載した高性能・低消費電力のカーナビ向けシステムLSI「NaviEngine」を、イーソルのソフトウェアプラットフォーム「eCROS」がサポートし、リリースしたことを発表します。
2007年10月2日
報道関係者各位
イーソル株式会社
マルチコア技術を導入したNECエレクトロニクス製カーナビ向けシステムLSI
「NaviEngine」に対応したソフトウェアプラットフォーム「eCROS」をリリース
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:澤田勉、以下
イーソル)は、NECエレクトロニクス株式会社(以下NECエレ)が本日発表した
ARM11コアベースの MPCore を搭載した高性能・低消費電力のカーナビ向け
システムLSI「NaviEngine」を、イーソルのソフトウェアプラットフォーム
「eCROS」がサポートし、本日リリースしたことを発表します。
このプラットフォームには、マルチコアプロセッサ対応T-Kernel「eT-Kernel
Multi-Core Edition」、T-Kernelベースシステム開発スイート「eBinder」に
加え、各種ミドルウェアとプロフェッショナルサービスが含まれています。
このプラットフォームを採用することで、シングルコアプロセッサ向けの
ソフトウェア資産を利用しながら、マルチコアプロセッサであるNaviEngine
の特長を最大限に活用し、短期間・低コストで開発することができます。
今回発表したNaviEngine対応eCROSの中核となるのは、対称型マルチプロセッ
シング(Symmetrical multi-processing:SMP)対応リアルタイムOS である
eT-Kernel Multi-Core Editionです。独自のスケジューリング機能を搭載して
おり、4個のコアを持つNaviEngine上で、SMP型プログラムと非対称型マルチ
プロセッシング(Asymmetrical multi-processing:AMP)型のプログラムを、
同時に複数個混在させることができます。これにより、高い平均スループット
を実現できるSMPのメリットと、リアルタイム性の保証やソフトウェア資産の
再利用性といったAMPのメリットの両方を、システムに取り入れることができ
ます。
さらにeT-Kernel Multi-Core Editionでは、システムの規模や用途によって
選べる4つのプロファイルを持っており、メモリ保護機能やPOSIX APIを利用
できるプロファイルも用意しています。
NaviEngine上のソフトウェアの開発環境として、eBinderを用意しています。
ARM純正コンパイラであるARM RealViewRコンパイラに加え、コンフィギュレー
ション、デバッグ、システム解析といった一連の開発に必要となる豊富な開発
ツールが含まれています。SMP型プログラム、AMP型プログラムのどちらも
サポートしており、シングルプロセッサのときと同様の開発サイクルで開発を
進めることができます。マルチコアプロセッサ上のソフトウェアの設計や開発
の際には、タスク/プロセスの正確なマルチプログラミングが特に重要になり
ますが、eBinderが提供するマルチプログラミングツールが役に立ちます。
また、複数コア上のプログラム間における協調動作の様子やシステム全体の
複雑な動きを捉えるのに、eBinderのシステム解析ツールが有効です。eBinder
を使うことで、生産性を高めながら、高品質なソフトウェアを開発できます。
イーソルは、eCROSの一環として、製品のポーティングやカスタマイズ、製品
サポート、受託開発などを含む各種プロフェッショナルサービスをあわせて
提供していきます。NaviEngineを使ったソフトウェア開発をイーソルが包括的
に支援することで、さらなる開発時間短縮とコスト削減に貢献します。
現在、TCP/IPプロトコルスタック「PrCONNECT/Pro」やUSBホスト側スタック
「PrUSB/Host」などの各種ミドルウェアおよびドライバの開発を進めており、
2008年第1四半期のリリースを予定しています。
NECエレクトロニクス株式会社 自動車システム事業部長
金子 博昭 様 のコメント
「イーソルは、優れたマルチコア向けOS技術を独自に開発・製品化した数少ない
OSプラットフォームベンダーのひとつです。また、カーナビなどの車載機器分野
での実績、経験が豊富です。このたび、イーソルがNaviEngineをサポートした
プラットフォームをいち早くリリースしたことにより、NaviEngineの普及が
さらに加速し、イーソルがNaviEngineベースのカーナビ開発に大いに貢献して
くれることを期待しています。」
イーソル株式会社取締役エンベデッドプロダクツ事業部長上山伸幸のコメント
「これからのカーナビには、交通経路案内やAV機能などのエンターテイメント
機能ほか、運転支援機能や車体の制御機能など、さまざまな高度な機能の搭載
が予想されています。ARM MPCoreマルチプロセッサを4個搭載したNaviEngineは、
将来のカーナビに十分な性能を提供できるシステムLSIです。
イーソルは、イーソルが持つマルチコア向けのOS技術とノウハウをもとに、
プラットフォームとしてeCROSをご提供していきます。NaviEngine上のソフト
ウェアを、開発者が高い品質を実現しながらも、より効率的に、より短期間・
低コストで開発できるよう支援していきたいと考えています。」
補足資料
■イーソル株式会社と「eCROS」について
イーソル株式会社は1975年の創業以来、組込みソフトウェア業界、及び流通・
物流業界で実績を重ねてきました。
イーソルは、「Inside Solution」をブランドスローガンに、ユビキタス社会を
内側から支える技術者集団として、お客様の満足を第一に、開発、販売から
サポートまで一貫したサービス、トータルソリューションを提供します。
エンベデッドプロダクツ事業部は、組込みシステム開発向けに、「開発環境」
「リアルタイムOS」、「ミドルウェア」、そして「プロフェッショナルサー
ビス」までを含むソフトウェアプラットフォーム『eCROS』(eSOL Component
Real-time OS platform/イークロス)をご提供しています。多くの実績に
裏打ちされた高い信頼性を持つeCROSの導入により、「高い品質」と「開発の
効率化」の両立を実現します。ソフトウェア製品のご提供だけでなく、ニーズ
に合わせたプロフェッショナルサービスを
あわせてご提供することで、開発者の皆様がアプリケーション開発に専念でき
る環境を作ります。eCROSを構成するリアルタイムOSには、システムの規模と
用途にあわせた4つのプロファイルを持つT-Kernel拡張版「eT-Kernel」と、
組込み分野で多くの実績があるμITRON4.0仕様に準拠したリアルタイムOS
「PrKERNELv4」を揃えています。開発環境としては、T-Kernel/μITRONベース
システム開発スイート「eBinder」を用意しています。またミドルウェアには、
ネットワーク/ファイルシステ
ム/USB/グラフィックスなどの幅広いラインアップを揃えています。
2004年1月に米国オレゴン州に子会社 eSOL, Inc. を設立し、日本市場のみな
らず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに製品・サービスの販売活動を広げ
ています。
*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、PictDirect
はイーソル株式会社の登録商標です。
*eT-Kernel、PrHTTPD、PrMAIL、PrSNMP、PrUSB、PrPCCARDはイーソル株式会社
の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり
、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
■本リリースに関するお問い合わせ先
イーソル株式会社 エンベデッドプロダクツ事業部
マーケティング部 村上
Tel : 03-5302-1360 / Fax : 03-5302-1361
e-mail : ep-inq@esol.co.jp
URL : http://www.esol.co.jp/embedded/
報道関係者各位
イーソル株式会社
マルチコア技術を導入したNECエレクトロニクス製カーナビ向けシステムLSI
「NaviEngine」に対応したソフトウェアプラットフォーム「eCROS」をリリース
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:澤田勉、以下
イーソル)は、NECエレクトロニクス株式会社(以下NECエレ)が本日発表した
ARM11コアベースの MPCore を搭載した高性能・低消費電力のカーナビ向け
システムLSI「NaviEngine」を、イーソルのソフトウェアプラットフォーム
「eCROS」がサポートし、本日リリースしたことを発表します。
このプラットフォームには、マルチコアプロセッサ対応T-Kernel「eT-Kernel
Multi-Core Edition」、T-Kernelベースシステム開発スイート「eBinder」に
加え、各種ミドルウェアとプロフェッショナルサービスが含まれています。
このプラットフォームを採用することで、シングルコアプロセッサ向けの
ソフトウェア資産を利用しながら、マルチコアプロセッサであるNaviEngine
の特長を最大限に活用し、短期間・低コストで開発することができます。
今回発表したNaviEngine対応eCROSの中核となるのは、対称型マルチプロセッ
シング(Symmetrical multi-processing:SMP)対応リアルタイムOS である
eT-Kernel Multi-Core Editionです。独自のスケジューリング機能を搭載して
おり、4個のコアを持つNaviEngine上で、SMP型プログラムと非対称型マルチ
プロセッシング(Asymmetrical multi-processing:AMP)型のプログラムを、
同時に複数個混在させることができます。これにより、高い平均スループット
を実現できるSMPのメリットと、リアルタイム性の保証やソフトウェア資産の
再利用性といったAMPのメリットの両方を、システムに取り入れることができ
ます。
さらにeT-Kernel Multi-Core Editionでは、システムの規模や用途によって
選べる4つのプロファイルを持っており、メモリ保護機能やPOSIX APIを利用
できるプロファイルも用意しています。
NaviEngine上のソフトウェアの開発環境として、eBinderを用意しています。
ARM純正コンパイラであるARM RealViewRコンパイラに加え、コンフィギュレー
ション、デバッグ、システム解析といった一連の開発に必要となる豊富な開発
ツールが含まれています。SMP型プログラム、AMP型プログラムのどちらも
サポートしており、シングルプロセッサのときと同様の開発サイクルで開発を
進めることができます。マルチコアプロセッサ上のソフトウェアの設計や開発
の際には、タスク/プロセスの正確なマルチプログラミングが特に重要になり
ますが、eBinderが提供するマルチプログラミングツールが役に立ちます。
また、複数コア上のプログラム間における協調動作の様子やシステム全体の
複雑な動きを捉えるのに、eBinderのシステム解析ツールが有効です。eBinder
を使うことで、生産性を高めながら、高品質なソフトウェアを開発できます。
イーソルは、eCROSの一環として、製品のポーティングやカスタマイズ、製品
サポート、受託開発などを含む各種プロフェッショナルサービスをあわせて
提供していきます。NaviEngineを使ったソフトウェア開発をイーソルが包括的
に支援することで、さらなる開発時間短縮とコスト削減に貢献します。
現在、TCP/IPプロトコルスタック「PrCONNECT/Pro」やUSBホスト側スタック
「PrUSB/Host」などの各種ミドルウェアおよびドライバの開発を進めており、
2008年第1四半期のリリースを予定しています。
NECエレクトロニクス株式会社 自動車システム事業部長
金子 博昭 様 のコメント
「イーソルは、優れたマルチコア向けOS技術を独自に開発・製品化した数少ない
OSプラットフォームベンダーのひとつです。また、カーナビなどの車載機器分野
での実績、経験が豊富です。このたび、イーソルがNaviEngineをサポートした
プラットフォームをいち早くリリースしたことにより、NaviEngineの普及が
さらに加速し、イーソルがNaviEngineベースのカーナビ開発に大いに貢献して
くれることを期待しています。」
イーソル株式会社取締役エンベデッドプロダクツ事業部長上山伸幸のコメント
「これからのカーナビには、交通経路案内やAV機能などのエンターテイメント
機能ほか、運転支援機能や車体の制御機能など、さまざまな高度な機能の搭載
が予想されています。ARM MPCoreマルチプロセッサを4個搭載したNaviEngineは、
将来のカーナビに十分な性能を提供できるシステムLSIです。
イーソルは、イーソルが持つマルチコア向けのOS技術とノウハウをもとに、
プラットフォームとしてeCROSをご提供していきます。NaviEngine上のソフト
ウェアを、開発者が高い品質を実現しながらも、より効率的に、より短期間・
低コストで開発できるよう支援していきたいと考えています。」
補足資料
■イーソル株式会社と「eCROS」について
イーソル株式会社は1975年の創業以来、組込みソフトウェア業界、及び流通・
物流業界で実績を重ねてきました。
イーソルは、「Inside Solution」をブランドスローガンに、ユビキタス社会を
内側から支える技術者集団として、お客様の満足を第一に、開発、販売から
サポートまで一貫したサービス、トータルソリューションを提供します。
エンベデッドプロダクツ事業部は、組込みシステム開発向けに、「開発環境」
「リアルタイムOS」、「ミドルウェア」、そして「プロフェッショナルサー
ビス」までを含むソフトウェアプラットフォーム『eCROS』(eSOL Component
Real-time OS platform/イークロス)をご提供しています。多くの実績に
裏打ちされた高い信頼性を持つeCROSの導入により、「高い品質」と「開発の
効率化」の両立を実現します。ソフトウェア製品のご提供だけでなく、ニーズ
に合わせたプロフェッショナルサービスを
あわせてご提供することで、開発者の皆様がアプリケーション開発に専念でき
る環境を作ります。eCROSを構成するリアルタイムOSには、システムの規模と
用途にあわせた4つのプロファイルを持つT-Kernel拡張版「eT-Kernel」と、
組込み分野で多くの実績があるμITRON4.0仕様に準拠したリアルタイムOS
「PrKERNELv4」を揃えています。開発環境としては、T-Kernel/μITRONベース
システム開発スイート「eBinder」を用意しています。またミドルウェアには、
ネットワーク/ファイルシステ
ム/USB/グラフィックスなどの幅広いラインアップを揃えています。
2004年1月に米国オレゴン州に子会社 eSOL, Inc. を設立し、日本市場のみな
らず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに製品・サービスの販売活動を広げ
ています。
*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、PictDirect
はイーソル株式会社の登録商標です。
*eT-Kernel、PrHTTPD、PrMAIL、PrSNMP、PrUSB、PrPCCARDはイーソル株式会社
の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり
、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
■本リリースに関するお問い合わせ先
イーソル株式会社 エンベデッドプロダクツ事業部
マーケティング部 村上
Tel : 03-5302-1360 / Fax : 03-5302-1361
e-mail : ep-inq@esol.co.jp
URL : http://www.esol.co.jp/embedded/
企業情報
企業名 | イーソル株式会社 |
---|---|
代表者名 | 長谷川 勝敏 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
コラム
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