イーソル、組込み機器でのディープラーニング画像認識の検証期間を大幅に短縮する「UncannyDL QSK」を提供開始

Uncanny Vision Pvt. Ltd.、株式会社ビーティージーコンサルティングおよびイーソル株式会社は、ディープラーニング(深層学習)画像認識の検証を短期間で容易に行うことができる「UncannyDL QSK(Quick Starter Kit)」の提供を開始したことを発表します。これにより、ユーザ自身で行う必要のあったCNN(Convolutional Neural Network:畳み込みニューラルネットワーク)の構築や学習作業が不要になり、ユーザは認識対象物の画像を用意するだけで、組込み機器でのディープラーニング画像認識を検証できるようになります。さらに、検証作業に必要な期間は従来の数ヶ月から1週間程度と大幅に短縮できます。ディープラーニング画像認識の迅速な評価を容易にし、開発期間とコストの大幅な短縮を実現し、市場への製品投入の加速化を強力に支援します。

2016年9月13日

報道関係者各位

 

Uncanny Vision Pvt. Ltd.

株式会社ビーティージーコンサルティング

イーソル株式会社

 

組込み機器でのディープラーニング画像認識の検証期間を大幅に短縮する「UncannyDL QSK」を提供開始

~ユーザによるCNNの構築や認識対象物の画像検証・学習、およびハードウェアへの移植作業は不要、1週間という短期間で高度なディープラーニング画像認識の実現を可能に~

 

 

Uncanny Vision Pvt. Ltd.(本社:インド バンガロール市、代表取締役:Ranjith Parakkal、以下Uncanny Vision)、株式会社ビーティージーコンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役:下村 真紀子、以下BTG)およびイーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、ディープラーニング(深層学習)画像認識の検証を短期間で容易に行うことができる「UncannyDL QSK(Quick Starter Kit)」の提供を開始したことを発表します。これにより、ユーザ自身で行う必要のあったCNN(Convolutional Neural Network:畳み込みニューラルネットワーク)の構築や学習作業が不要になり、ユーザは認識対象物の画像を用意するだけで、組込み機器でのディープラーニング画像認識を検証できるようになります。さらに、検証作業に必要な期間は従来の数ヶ月から1週間程度と大幅に短縮できます。ADAS(Advanced Driver Assistance System:先進運転支援システム)や、IoT機器、マシンビジョン、監視カメラ、AR(Augmented Reality:拡張現実)などインテリジェント化が加速する組込みシステムにおいて、ディープラーニング画像認識の迅速な評価を容易にし、開発期間とコストの大幅な短縮を実現し、市場への製品投入の加速化を強力に支援します。

 

イーソルが開催する「eSOL Technology Forum2016『IoT時代のソフトウェアプラットフォーム』」(開催日:2016年9月27日、会場:東京コンファレンスセンター・品川)にて、Uncanny Visionが開発した組込み機器向けディープラーニングライブラリ「UncannyDL」のデモを実演します。

 

人間の脳の働きを模したディープラーニングは、音声や画像、文章などの認識精度を高める技術として、世界的に注目されています。特に画像認識の分野でディープラーニングを検討する企業が急激に増えていますが、その検証方法が大きな課題となっています。ディープラーニングを利用するには、予めCNNを用いて機械学習する必要があります。これにはCNNの選定と最適化、および数千~数万枚の画像を用いた機械学習と最終的な実装作業が必要で、特に未経験のユーザには数ヶ月を要する開発工程となります。

 

UncannyDL QSKは、Uncanny Visionが開発した組込み機器向けディープラーニングライブラリ「UncannyDL」を基に構築した学習済みのアプリケーションにより、ディープラーニング画像認識を短期間で容易に行える環境を提供します。ユーザが採取・撮影した画像をUncanny Visionのサーバにアップロードすると、Uncanny Visionがユーザの指定した仕様(性能、精度、または実装サイズを優先)でCNNの学習を開始し、約1週間後にAndroidまたはLinux環境で実行できるディープラーニング画像認識アプリケーションを提供します。このアプリケーションにより、ディープラーニングの検証や、学習用画像の有効性、組込み機器での実用性等が容易に確認できます。Uncanny Visionは、CNNにおける迅速で正確な学習を実現した高度な技術力と、組込み機器での画像処理に特化したノウハウを持っています。

 

■UncannyDL QSKの主な特長

・性能、精度、または実装サイズを優先できる学習済みCNNを約1週間で構築

・クラウド、ネットワーク接続が一切不要の完全なエッジデバイス画像認識を実現

・Caffe(ディープラーニングのフレームワークの一つ)の2~4倍の実行速度と、1/3のメモリ容量を実現

・組込み用途向けに最適化

・ディープラーニングシステムの開発期間の短縮とコストの削減を支援

 

 

■UncannyDL QSKの仕様および価格

 

Uncanny Vision社 代表取締役Ranjith Parakkal のコメント

「ディープラーニング画像認識、それもエッジデバイスでの実現に対する関心は日々増えており、世界的なトレンドになっています。その一方で、CNNの構築と学習には数ヶ月の期間が必要で、ディープラーニングシステム開発にとって非常に大きな課題となっています。UncannyDL QSKにより、開発者によるCNN構築や学習は不要になり、学習時間も約1週間と大幅に短縮できます。UncannyDL QSKが、ディープラーニングシステムの開発期間短縮とコスト削減を実現し、組込み機器へのディープラーニングの採用の加速化に貢献できるのではないかと考えております。」

 

 

株式会社ビーティージーコンサルティング 最高執行責任者 木村 兼 のコメント

「ディープラーニングは現在最も注目されている技術の一つであり、今後は自動運転、防犯、監視、IoT等に使用されることが見込まれています。しかしディープラーニングの仕組みは分かりづらく、ブラックボックス的な要素が多いため、従来の検証方法でのディープラーニングシステムの開発は、ハードルが高いのが現状でした。UncannyDL QSKに加え、超高速コンピュータビジョンライブラリ UncannyCVや高速ディープラーニングライブラリ UncannyDLなど、組込み機器向けに最適化された製品を提供することで、組込みシステムにおける画像認識・画像処理の向上をサポートしてまいります。」

 

イーソル株式会社 常務取締役 上山 伸幸 のコメント

「近年の組込みシステムにおける技術の進歩に伴い、エッジ側の知能化が進んでいます。自動運転やADAS、家庭用ロボットなどでは、高度な画像認識・画像処理技術が求められると同時に、リアルタイム性や信頼性の確保が肝となります。イーソルは設立以来40年以上に渡り、高信頼・高性能の組込みソフトウェアを幅広い組込みシステム向けに提供してまいりました。長年培ってきた経験やノウハウを活かし、Uncanny VisionおよびBTGと協力して、組込みシステムでのディープラーニングシステム開発を支援します。」

 

 

<補足資料>

▽ Uncanny Vision社ホームページ:http://www.uncannyvision.com/

▽ ビーティージーコンサルティングホームページ:http://www.btg-c.com/

▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/

 

*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です

 

■ 本リリースに関するお問い合わせ先

イーソル株式会社 マーケティング部

Tel : 03-5302-1360 / Fax : 03-5302-1361 e-mail : media@esol.co.jp

URL : http://www.esol.co.jp/



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企業情報

企業名 イーソル株式会社
代表者名 長谷川 勝敏
業種 コンピュータ・通信機器

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