ケアサービス 訪問入浴サービスにて肺炎予防を目的とした「口腔清掃サービス」を2016年2月より無料で希望者に実施

ケアサービスでは、訪問入浴サービスにて2016年2月より希望者の方に無料で肺炎予防を目的とした「口腔清掃サービス」を開始いたしますので、お知らせいたします。

平成27年11月に日本公衆衛生学会で報告した『訪問入浴介護における口腔ケア提供システム開発のための実態調査』の結果より、 訪問入浴のご利用者の方が入院される理由として、「肺炎」がトップになっています。また、一般財団法人日本呼吸器学会のホームページでは高齢者の肺炎について以下のように言及しています。『食べ物や飲み物、胃液などが誤って気管や気管支内にはいることを「誤嚥」といいます。誤嚥性肺炎は、細菌が唾液や胃液と共に肺に流れ込んで生じる肺炎です。高齢者の肺炎の70％以上が誤嚥に関係していると言われています。』※1

ケアサービスでは、訪問入浴のご利用者様に一日でも長く、ご自宅で元気にお過ごしいただきたいという思いから、何か肺炎予防としてできることはないかと考え、『訪問入浴介護における口腔ケア提供システム開発のための実態調査』の結果をもとに、肺炎予防を目的とした「口腔清掃サービス」実施の準備を行い、このたびのサービス提供開始にいたりました。「口腔清掃サービス」は、訪問入浴 西保木間事業所にてサービス提供を開始し、順次、訪問入浴他事業所に拡大予定です。

今後もケアサービスでは、超高齢社会を迎え、さらに高齢化率が高まる中、お客様の尊厳に共感したサービス をより多くの方にご提供できるよう努めてまいります。

※1一般財団法人日本呼吸器学会. “呼吸器の病気：誤嚥性肺炎”. 一般財団法人日本呼吸器学会ホームページ. 2014.

http://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=11 (参照2016-01-12)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

ケアサービス「口腔清掃サービス」

１．サービス開始店舗

訪問入浴 西保木間事業所

２．サービス開始日

2016年2月1日（月）

３．サービスの流れ

①「口腔清掃サービス」のお申込み

ご希望された方及びご家族に詳細を説明し、サービスを開始

↓

②口腔内の状態をチェック

サービス初回利用時に細菌数測定装置「細菌カウンター」を使って、口腔内を検査する。

↓

③分類表に基づいた歯ブラシの選定・マニュアルの作成

チェックした口腔内の状態を分類表に照らし合わせ、個々にあった

歯ブラシの選定を行います。

また、「お口の清掃マニュアル」を作成し、ご家族にも共有いたします。

↓

④訪問入浴時の「口腔清掃サービス」の実施

専門家より研修を受けた看護師、スタッフが「口腔清掃サービス」を

実施。

↓

⑤担当ケアマネジャーへの報告

担当ケアマネジャーに毎月提出している訪問入浴報告書に口腔清掃に

お口の清掃マニュアル例

ついても記載。

↓

⑥サービスの見直し

定期的に口腔内の検査を行い、それに合わせてサービスの見直しを行います。口腔内の環境を良好な状態に保つため長期的に口腔ケアを実施

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上