ARM NEONに最適化された、ディープラーニングのライブラリを開発
イーソル、Uncanny Vision Pvt. Ltd.、ビーティージーコンサルティングは、組込み機器向けディープラーニング(深層学習)ライブラリのソフトウェア開発キットを、2015年第3四半期にリリースすることを発表します。
2015年4月16日
報道関係者各位
イーソル株式会社
Uncanny Vision Pvt. Ltd.
株式会社ビーティージーコンサルティング
ARM NEONに最適化された、ディープラーニングのライブラリを開発
~ADAS、マシンビジョン、監視カメラなど、様々な組込み機器におけるディープラーニングの適用が可能に~
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)、Uncanny Vision Pvt. Ltd.(本社:インド バンガロール市、代表取締役:Ranjith Parakkal、以下Uncanny Vision)および株式会社ビーティージーコンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役:下村 真紀子、以下BTG)は本日、組込み機器向けディープラーニング(深層学習)ライブラリのソフトウェア開発キットを、2015年第3四半期にリリースすることを発表します。従来その膨大な処理量から、ハードウェアリソースが限られている組込み機器へのディープラーニング技術の導入は困難とされていましたが、現在Uncanny Visionは、ARM(R) NEON(TM)(以下NEON)に最適化されたディープラーニングライブラリを開発しています。これを使うことで、ADAS(Automotive Driver Assistance System:先進運転支援システム)、マシンビジョン、ロボット、監視カメラ、モバイルアプリなど、リソース制限が厳しい様々な組込み機器においても、高度なディープラーニング技術の導入ができるようになります。
Uncanny Visionが開発した組込み機器向けディープラーニングのデモを、「第18回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」(会期:2015年5月13日(水)~15日(金)、会場:東京ビッグサイト(東京・有明))のイーソルブース(ブース番号:西7-20)で実演します。
ディープラーニングは、人間の脳の働きを模した学習モデルであるニューラルネットワークを活用することで、音声や画像、文章などの高度な認識を実現する技術です。今回Uncanny Visionが開発しているライブラリは、ディープラーニングの実現手法の一つであるCNN(Convolutional Neural Network:畳み込みニューラルネットワーク)という手法を用いることで、元画像に平行移動を加えた画像や手書きの文字の特徴を自動的に抽出し、正確な識別を可能にします。従来のニューラルネットワークを改良させたCNNは、入力層、複数の中間層(隠れ層)、出力層という重層構造のため、線や点、パーツ、画像全体と段階的に特徴を抽出し、それらを組み合わせて結果として表示します。より正確な結果を表示させるためには、予め対象となる画像群を機械に学習させることが必要です。
Uncanny Visionは、NEON搭載プロセッサ向けの超高速コンピュータビジョンライブラリ「UncannyCV」をはじめとする、組込み機器向けのアルゴリズム開発を多数行ってきました。UncannyCVは、OpenCVなどの非最適化コードと比べて、2倍から20倍のパフォーマンス向上が実現できます。Uncanny Visionが持つこうした優れた画像認識技術やNEONに関する深い専門知識と技術を活かし、これまで高性能なPCやGPU(Graphic Processing Unit)の使用を前提としていたディープラーニングを、組込み機器でも利用できるよう開発を行っています。
イーソルは、Uncanny Visionが開発し、BTGが販売するUncannyCVに関し、営業・マーケティング活動の面で協力を行っています。このUncannyCVを、イーソル製リアルタイムOS「eT-Kernel」のユーザだけでなく、他のリアルタイムOSやLinux、Androidユーザにも積極的に提案してきたことで、これまでADASや車載情報機器、デジタルカメラといった分野で採用されています。
Uncanny Vision社 代表取締役Ranjith Parakkal 様 のコメント
「ディープラーニングの利用には膨大な計算量が必要なため、これまでは高性能なコンピュータやGPUを使うことが求められていました。Uncanny Visionの豊富な経験とノウハウにより、業界では画期的となるNEON上でのディープラーニングの高速実行が可能になります。これにより、組込み機器におけるディープラーニングの採用がますます広がっていくことを期待しています。」
株式会社ビーティージーコンサルティング 最高執行責任者 木村 兼 様 のコメント
「BTGとイーソルは、2013年より、超高速コンピュータビジョンライブラリUncannyCVの販売に関して提携を行っています。日本の組込み市場で約40年の歴史を持つイーソルとの提携により、自動車やコンシューマ機器などの分野で、コンピュータビジョンシステムのパフォーマンス向上に貢献してきました。今後は、ディープラーニングを含む革新的な画像認識ソフトウェア製品を提供することにより、日本市場での組込みシステム開発をサポートしていきます。」
イーソル株式会社 常務取締役 上山 伸幸 のコメント
「人間の脳と同じような仕組みを持つディープラーニングは、世界の多くの企業が注目をしており、すでにインターネットの画像検索システムや音声認識技術などにも採用されています。このディープラーニングが組込み機器でも利用可能になることにより、ドライバーの安全運転支援や産業用/生活支援ロボット、高性能な監視カメラなど、幅広いシステムへの導入が広がっていくものと考えます。イーソルは引き続き、自社製品およびサービスとの組み合わせにより、コンピュータビジョンシステムの開発者を強力に支援していきます。」
<補足資料>
▽ ビーティージーコンサルティング ホームページ:http://www.btg-c.com/
▽ Uncanny Vision社 ホームページ:http://www.uncannyvision.com/
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/
*記載された社名、製品名及びロゴは各社の商標または登録商標です。
報道関係者各位
イーソル株式会社
Uncanny Vision Pvt. Ltd.
株式会社ビーティージーコンサルティング
ARM NEONに最適化された、ディープラーニングのライブラリを開発
~ADAS、マシンビジョン、監視カメラなど、様々な組込み機器におけるディープラーニングの適用が可能に~
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)、Uncanny Vision Pvt. Ltd.(本社:インド バンガロール市、代表取締役:Ranjith Parakkal、以下Uncanny Vision)および株式会社ビーティージーコンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役:下村 真紀子、以下BTG)は本日、組込み機器向けディープラーニング(深層学習)ライブラリのソフトウェア開発キットを、2015年第3四半期にリリースすることを発表します。従来その膨大な処理量から、ハードウェアリソースが限られている組込み機器へのディープラーニング技術の導入は困難とされていましたが、現在Uncanny Visionは、ARM(R) NEON(TM)(以下NEON)に最適化されたディープラーニングライブラリを開発しています。これを使うことで、ADAS(Automotive Driver Assistance System:先進運転支援システム)、マシンビジョン、ロボット、監視カメラ、モバイルアプリなど、リソース制限が厳しい様々な組込み機器においても、高度なディープラーニング技術の導入ができるようになります。
Uncanny Visionが開発した組込み機器向けディープラーニングのデモを、「第18回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」(会期:2015年5月13日(水)~15日(金)、会場:東京ビッグサイト(東京・有明))のイーソルブース(ブース番号:西7-20)で実演します。
ディープラーニングは、人間の脳の働きを模した学習モデルであるニューラルネットワークを活用することで、音声や画像、文章などの高度な認識を実現する技術です。今回Uncanny Visionが開発しているライブラリは、ディープラーニングの実現手法の一つであるCNN(Convolutional Neural Network:畳み込みニューラルネットワーク)という手法を用いることで、元画像に平行移動を加えた画像や手書きの文字の特徴を自動的に抽出し、正確な識別を可能にします。従来のニューラルネットワークを改良させたCNNは、入力層、複数の中間層(隠れ層)、出力層という重層構造のため、線や点、パーツ、画像全体と段階的に特徴を抽出し、それらを組み合わせて結果として表示します。より正確な結果を表示させるためには、予め対象となる画像群を機械に学習させることが必要です。
Uncanny Visionは、NEON搭載プロセッサ向けの超高速コンピュータビジョンライブラリ「UncannyCV」をはじめとする、組込み機器向けのアルゴリズム開発を多数行ってきました。UncannyCVは、OpenCVなどの非最適化コードと比べて、2倍から20倍のパフォーマンス向上が実現できます。Uncanny Visionが持つこうした優れた画像認識技術やNEONに関する深い専門知識と技術を活かし、これまで高性能なPCやGPU(Graphic Processing Unit)の使用を前提としていたディープラーニングを、組込み機器でも利用できるよう開発を行っています。
イーソルは、Uncanny Visionが開発し、BTGが販売するUncannyCVに関し、営業・マーケティング活動の面で協力を行っています。このUncannyCVを、イーソル製リアルタイムOS「eT-Kernel」のユーザだけでなく、他のリアルタイムOSやLinux、Androidユーザにも積極的に提案してきたことで、これまでADASや車載情報機器、デジタルカメラといった分野で採用されています。
Uncanny Vision社 代表取締役Ranjith Parakkal 様 のコメント
「ディープラーニングの利用には膨大な計算量が必要なため、これまでは高性能なコンピュータやGPUを使うことが求められていました。Uncanny Visionの豊富な経験とノウハウにより、業界では画期的となるNEON上でのディープラーニングの高速実行が可能になります。これにより、組込み機器におけるディープラーニングの採用がますます広がっていくことを期待しています。」
株式会社ビーティージーコンサルティング 最高執行責任者 木村 兼 様 のコメント
「BTGとイーソルは、2013年より、超高速コンピュータビジョンライブラリUncannyCVの販売に関して提携を行っています。日本の組込み市場で約40年の歴史を持つイーソルとの提携により、自動車やコンシューマ機器などの分野で、コンピュータビジョンシステムのパフォーマンス向上に貢献してきました。今後は、ディープラーニングを含む革新的な画像認識ソフトウェア製品を提供することにより、日本市場での組込みシステム開発をサポートしていきます。」
イーソル株式会社 常務取締役 上山 伸幸 のコメント
「人間の脳と同じような仕組みを持つディープラーニングは、世界の多くの企業が注目をしており、すでにインターネットの画像検索システムや音声認識技術などにも採用されています。このディープラーニングが組込み機器でも利用可能になることにより、ドライバーの安全運転支援や産業用/生活支援ロボット、高性能な監視カメラなど、幅広いシステムへの導入が広がっていくものと考えます。イーソルは引き続き、自社製品およびサービスとの組み合わせにより、コンピュータビジョンシステムの開発者を強力に支援していきます。」
<補足資料>
▽ ビーティージーコンサルティング ホームページ:http://www.btg-c.com/
▽ Uncanny Vision社 ホームページ:http://www.uncannyvision.com/
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/
*記載された社名、製品名及びロゴは各社の商標または登録商標です。
企業情報
企業名 | イーソル株式会社 |
---|---|
代表者名 | 長谷川 勝敏 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
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