過半数の人が無職に一度はなりたい!?無職は本当にモテない!? 調査から日本の無職への現状が明らかに! 無職を生き残る術や厳しさを伝える無職説明会が実施された

無職説明会実行委員(代表:岡田紘樹)は、阿佐ヶ谷ロフトA(東京都杉並区)で2014年4月30日(水)に「2014年 無職説明会」を実施しました。また、当説明会の実施にともない、20代~40代の男女100名ずつに無職に関する調査を実施し、無職に関する意識や実態が明らかになりました。

■ 無職は初対面で見下される厳しい実態の一方で、無職に一度はなってもいい人が多いという日本の状況
 無職説明会実行委員は無職説明会の実施にともない、2014年4月28日と30日に「無職に関する意識調査」を実施しました。調査の結果、以下のような結果になりました。

調査summary
20代~40代の未婚の男女100名ずつに調査(2014年4月28日実施:インターネット調査)
・男性の7割は相手の女性が無職でも恋愛対象になるのに対し、女性は2割しか無職の男性は恋愛対象にならない
・男性の4割弱が無職になっても希望を見出せるのに対し、女性は2割程度しか希望を見出せない

20代~40代の男女100名ずつに調査(2014年4月30日実施:インターネット調査)
・人生で一度は無職になってもいいという男性は52%、女性は60%と過半数の人が無職になることに拒絶感がない
・初対面の相手が無職の場合、見下すという男性は5人に1人以上、女性は3人に1人以上と厳しい目で見られる
・男性の58%、女性の55%が、今後自分も無職になる可能性があると思っている

 まず、無職に対してどのように捉えているのかどうかを20代~40代の男女100名ずつに聞きました。そこで「あなたは人生で一度くらいは無職になってもいいと思いますか?」と聞いたところ、男性は52%、女性は60%と、過半数もの人が「なってもいい」と回答しました。そのうち、男性の20%、女性の17%は 「非常にそう思う」と答え、無職になることへの抵抗が少ないことが伺えます。では、無職になってもいいと思う人が多い一方で、無職になる可能性についてはどう考えているのかを聞きました。現在無職であるという男性16名、女性23名を除いた人数に「あなたはこれから先、無職になる可能性があると思いますか?※定年退職の場合を除く 」と聞いたところ、男性は58%、女性は55%が「無職になる可能性がある」と答えました。男性の23%が非常にありえると答えるなど、多くの人にとって無職は他人事ではない、と考えていることがわかりました。
   
 次に、無職と人間関係についてみていきます。20代~40代の未婚の男女100名ずつにとった調査からみていきます。「あなたは初めて会う異性が無職でも恋愛対象になりますか?」と聞いたところ、男性の31%が「大いにありえる」、「どちらかというとありえる」が38%と男性は女性が無職であっても恋愛対象になる人が多いことがわかりました。一方で女性は、「大いにありえる」が4%、「どちらかというとありえる」が16%と低く、さらに「絶対にありえない」が41%と無職の男性には非常に厳しい結果となりました。また、「初対面の相手が無職の場合、見下しますか?」と20代~40代の男女100名ずつに聞いたところ、男性は21%が、女性は35%が「見下す」と答えるなど、女性の方が無職に対してシビアに見ていることがわかりました。
   
 以上の結果から、無職になることのメリットは少ないと言えますが、そのような無職に対して希望を感じることができるのかを確かめてみました。「あなたは無職という状態に希望や可能性を見出すことはできますか?」と聞いたところ、「できる」と答えた男性は37%、女性は22%と多くの人にとっては無職になることに暗い見解を持っています。無職に一度はなってもいいという人も多い中、無職になった場合に悲観的な考えを持つ人が多いというこの一見矛盾のある状況が今の日本の問題点を孕んでいると言えます。
   
 そこで、このような日本の無職への現状意識や、無職=絶望的状態として自殺する人も多い状況を打破すべく、無職からどのように仕事を作るか、どう生き残るかを伝える「2014年 無職説明会」を4月30日に実施しました。

■ 無職に必要な資質は頭を下げられること、いい無職は少なくとも2人を幸せにできること
 「2014年 無職説明会」は4月30日(水)に阿佐ヶ谷ロフトAで行われ、登壇者には無職説明会実行委員代表の岡田紘樹、元俳優の黒田勇樹、フリー素材で多くのWEBサイトに出現している大川竜弥、美術業界から無職、そしてライターに転身し、Twitter界で名の知られるシマヅが説明をしていきました。
  
 この説明会では、無職を「可能性の無い職業」ではなく「可能性が無限にある職業」へとポジティブに捉えてもらい、絶望的な状態に思わせないようにすることを目的として実施しました。
  
 まず、イベント内における無職の定義を決めました。「無職=毎月安定して賃金を得られる収入源がない、どこにも所属していない、という両方を満たした状態」としました。
   
 説明会では、無職になる前にしておくと良いこととして、クレジットカード、生命保険、新居の契約という、身分がきちんとしていないと契約できない情報や、会社員の人には健康保険の選択や失業保険の金額を多くする方法について説明をしました。また、無職になった時に使える国の制度について紹介し、知っている・知っていない、で大きく異なる情報を伝えていきました。
   
 説明会はテーマに応じて各登壇者が自分の意見を述べていきました。無職になって最初の1年間でしてきた事が各々、今の自分の活動に活きていることや、各々の毎月の収入、貯金がゼロに近づく恐怖や、結婚できない、社会的信用が無く不自由であること、何もかもが無い状態に戻ってしまう不安といった、無職であることへの危機感などざっくばらんにさらけ出しました。
   
 また、無職であるが故に、持ち上げられたり、つけこまれて詐欺にあいやすいという危険性や無職だからという理由で時間単価の異常に安い仕事を持ち込まれたりするので注意、という無職あるあるを披露しました。
   
 そんな無職から仕事を創り出すためにどうしたらいいか、ということについては、興味のあることに自分から積極的に動き出すことや、仕事をもらうために頭が下げられること、を挙げました。
   
 そして、いい無職とは、きちんと税金を払い、自分が無職であることに対して少なくとも2人を幸せにできていること、と説明しました。
   
 無職としてやっていくべきか、就職すべきかという質問に対しては、面倒を見てくれる人たちにこれ以上迷惑がかけられないという状態になったら就職すべきで、無職でも食っていけるなら無職でいけばいい、という見解を述べました。
  
 説明会に参加した方々からは、「自分には無職でやっていける気がしないのでしっかり働こうと思った。」、「無職だから使える制度を早速使おうと思った」などの感想があり、1人1人が働くこと、生きること、について考え直したり、行動を促進させ、ポジティブな状態に繋げていくことに成功しました。
   
 当説明会は無職に優しい入場料金設定(非課税証明書持参の方は100円)と、無職に優しい食事メニュー(250円の無職丼※具なしあんかけ丼、100円の無職汁※具なしコンソメスープ、100円の無職ドリンク※はちみつ水、フルセットで400円)を提供しました。

 来年は就職活動解禁日か、就職活動が佳境となる時期に行う予定です。

企業情報

企業名 特殊系異業種交流会実行委員
代表者名 岡田紘樹
業種 ビジネス・人事サービス

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