12月スタートの就活は、じっくり取り組む学生が増加？　＜ 2014年卒ブンナビ学生アンケート(2012年11月実施)の調査結果を発表＞

株式会社文化放送キャリアパートナーズ（本社：東京都港区、社長：竹村勝彦）は、2014年卒業予定の学生を対象とした「2014年卒ブンナビ学生アンケート(2012年11月実施)」の調査結果を発表しました。本調査は毎年卒業学年の前年9月から翌年6月まで毎月定期的に実施し、職業観、就職活動状況、学生生活などを調査しています。概要は以下の通りです。

【トピックス】
■12月の就活イベント、参加学生は減少しそう
採用広報が解禁となる12月1日を前に、12月の就活イベントへの申込状況、企業へのエントリー予定を聞いた。昨年は、学生が一斉に就職ナビにアクセス、システムダウンする事態が起こるなど過熱する就活が話題になったが、今年は解禁時期が変わって2年目という事もあり、学生も落ち着きを持って準備している状況がわかった。

まず、12月から一斉に大手就職情報会社で開催する合同セミナーなどの就活イベントへの事前申込状況は、未申込の学生が昨年比8%増の25.9%。また申し込みを行っている学生も、申込件数は減少している。事前申込を行わずとも参加できるが、参加の判断基準として「混雑してなさそうな事」をあげる学生が増えていることなどから、入場制限で数時間待ちのイベントも多かった昨年の状況からは様子が変わりそうだ。

また、12月にどの程度、企業エントリーを行うかに関しても、「12月中にエントリーを終わるよう、なるべく多くの企業にエントリーする」が減少し、「まずじっくり企業研究して、エントリーする企業を考えたい」と考える学生が増加（最多回答は、「興味のある企業には一通りエントリーし、その後随時追加でエントリーする」）。エントリー社数の目安としては、「10～19社」を予定している学生が最多だった。


■就活にかかる費用は増加か
就活にどの程度の費用がかかると思うか、リクルートスーツ・バックなどの服装関連費、交通費・宿泊費、就活準備のための勉強費の3項目に分け質問。平均額は服装関連費47754円(昨年45455円)、交通費・宿泊費63029円(昨年62125円)、勉強費28833円(昨年25725円)といずれの項目においても、平均額は昨年を上回った。
どのようにしてお金を準備するかに関しては、「すでに就職活動の費用を貯めている」が40.0%(昨年36.5%)と増加。就活にはお金がかかるとの情報が浸透し、学生はぬかりなく準備しているようだ。


■Windows8利用、利用予定の学生は少ない
直接就活に関係はないが、10月26日に発売されたWindows8に関して聞いてみた。「すでに使っている」0.9%、「導入予定あり」5.1%とと予定を含めても6%止まりで関心は薄いようだ。文系と理系別にみても差はない。スマートフォンは就活に必須のツールとして、急速に広まり、採用ホームページのスマホ対応を行う企業が多いが、Windows8対応の就職コンテンツはまだ必要ないようだ。


【2014年卒ブンナビ学生アンケート(2012年11月実施)調査概要】
調査対象：2014年春就職希望の「ブンナビ！」会員大学生・大学院生
調査期間：2012/11/14～11/22
調査方法：Webアンケート
有効回答数：964件