ARM Cortex-RシリーズをT-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eCROS」がサポート

イーソル株式会社は、T-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eCROS」が、ARM(R) Cortex(TM)-Rシリーズをサポートしたことを発表します。

2012年11月7日
報道関係者各位

イーソル株式会社


ARM Cortex-RシリーズをT-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eCROS」がサポート


イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:澤田 勉、以下イーソル)は、T-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eCROS」が、ARM(R) Cortex(TM)-Rシリーズをサポートしたことを発表します。ARM Cortex-Rシリーズは、車載機器、FA・産業用機器、ハードディスクドライブ(HDD)など、ハードリアルタイム性が求められる組込みシステムに適しています。eCROSのコアとなる組込みシステム向けリアルタイムOS「eT-Kernel」を利用することで、車載機器、FA・産業用機器、人工衛星、デジタル家電など、幅広い分野での採用実績が実証するeT-Kernelの高いリアルタイム性と信頼性を、ARM Cortex-Rコアを使用するシステムに取り入れられます。今回eT-Kernelを含むeCROSが対応したのは、ARM Cortex-R4/R4F/R5コアです。本製品のリリースは2012年第4四半期を予定しています。

イーソルは、「Embedded Technology 2012 組込み総合技術展」(会期:2012年11月14日(水)~16日(金)、会場:パシフィコ横浜 [神奈川県横浜市])の自社ブース(ブース番号:D-17)にて、ARM社純正のARM Cortex-R4Fコア搭載「Versatile(TM) CoreTile for ARM Cortex-R4F」に対応したeCROSのデモ実演を行います。

ARM Cortex-Rコアは、厳しいリアルタイム性を求められる組込みシステムにおいて、優れたエネルギー効率とコスト効率を実現する、組込みシステム向けプロセッサです。HDDコントローラ、ワイヤレスベースバンドプロセッサ、車載システム用の電子制御ユニットなど、処理応答に対して厳しいデッドラインが設定されるハードリアルタイムシステムをターゲットにしています。また、ARM Cortex-Rコアは信頼性の高いシステム向けのロックステップ機能を使用できます。

今回eCROSがARM Cortex-Rコアをサポートしたことにより、ARM Cortex全シリーズに対応したソリューションを用意できました。イーソルは組込みシステム向けリアルタイムOSベンダとして、デジタルコンシューマ機器や車載機器、ネットワーク機器やセキュリティ、FA機器など、様々な組込みシステムで多くの採用実績を持ち、その高い信頼性が実証されているeCROSを提供することにより、ARM Cortex-Rコア向けシステム開発者を強力に支援します。eCROSは、T-Kernel拡張版リアルタイムOS「eT-Kernel」をコアに、開発ツール「eBinder」、ネットワーク、ファイル、USB、GUIなどのミドルウェア、プロフェッショナルサービスが統合されたソフトウェアプラットフォームです。eT-Kernelは、ARM Cortex-Rコアがサポートするロックステップを利用したフォールトトレーラントなシステム構築を可能にし、より高い信頼性を確保できます。また、ARM Cortex-R5はデュアルコア構成において、2つのコアを独立して動作させることもできます。それぞれのコアでeT-Kernelを動かし、非対称型マルチプロセッシング(AMP)のシステムを構築できます。


ARM, Director of Embedded Processor Products, Richard York のコメント
「イーソルのソフトウェアプラットフォーム「eCROS」が、ARM Cortex-Rシリーズに対応したことを歓迎します。イーソルは、ARMコアに関する専門的な技術と知識をもつ戦略的なパートナーの一社です。車載機器、FA/産業用分野におけるARM Cortex-Rシリーズの採用において、イーソルがソフトウェア開発者向けに提供する包括的なOSソリューションの果たす役割は大きいでしょう。」


イーソル株式会社 常務取締役エンベデッドプロダクツ事業部長 上山 伸幸 のコメント
「eCROSは、ARM Cortex-A9 MPCore、Cortex-A8、ARM 11/9など、これまで様々なARMコアをサポートしています。未対応だったARM Cortex-Rシリーズに今回eCROSが対応したことにより、車載機器、FA・産業用機器などをはじめとした制御用機器などの、厳しいリアルタイム応答が要求されるシステム開発に携わるソフトウェア開発者を、強力に支援していきます。また、ロックステップの機能を生かした、フォールトトレーラントなシステム開発などに採用されることを期待しています。」



<補足資料>
▽ eCROS詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/ecros.html
▽ eT-Kernel詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/et-kernel.html
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/

*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、PictDirectはイーソル株式会社の登録商標です。
*eCROS、eT-Kernel、PrCONNECT、PrFILE、PrUSB、PrMTPはイーソル株式会社の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

企業情報

企業名 イーソル株式会社
代表者名 権藤 正樹
業種 コンピュータ・通信機器

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