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未来の広報パーソンを育てる「PRプランナー」

日本パブリックリレーションズ協会(以下、日本PR協会)が認定する国内唯一の広報・PR資格「PRプランナー」は、2007年の第1回から延べ4,668名(1次試験受験者)が受験するまでに広がった。現在に至るまでの苦労と発起人たちの想いを、資格普及担当の北村良輔さんに聞いた。

知識や経験の棚卸し、スキルの定量化を目的に受験


Qまず、「PRプランナー」資格の概要をお願いします


広報・PR実務者の育成、社会的認知・地位の向上を目的とした資格制度で、2007年9月1日に第1回の試験を実施しました。現在は年2回ペースで試験を実施しており、2012年末で11回を数えました。試験は一次から三次まで段階的に分かれていて、それぞれの合格者は「PRプランナー補」「准PRプランナー」「PRプランナー」の認定を得ることができます。

 

Qどういった方が受験されているのでしょうか?


第1回試験のころは、PR会社や、一般企業の広報担当者の方が受験者の約8割を占めました。最近の試験ではその割合は5割程度となり、代わりに学生や自治体・教育機関の方の受験が増えています。特に学生の受験者は全体の2割を占めるまでになりました。

 

Qどんな目的で受験されるのでしょうか?


pr_interview_prsj_data_image2試験会場で運営に携わるかたわら、受験者の方にアンケートやヒアリングを行うことにしています。その際、広報・PR業務に就かれている方からは、「10数年広報としてやってきたけれど、自分の知識を外の尺度で測ってみたい」「広報は社内で評価されづらいので、自分の持っているスキルを定量化しておきたい」といった意見が多いです。

また学生の場合は、「将来広報・PR業務に就きたいのでその基礎教養として」といったものもあれば、「広報を職にしたいわけではないけれど、ディレクションや企画の仕事に役立ちそうだから」という意見も寄せられます。

 

 

Q合格者の活躍や、受験者の反応はどのように収集しているのですか?


先ほど申し上げた、試験会場でのアンケートやヒアリングに加えて、インターネットでの情報収集も積極的に行っています。今はFacebookを活用していますが、資格試験が始まった2007年はmixiの全盛期。合格者のコミュニティが作られていたので、そうした声を集めたりしました。

受験者の方が「受験ブログ」や「合格者ブログ」を書かれていて、勉強法や試験内容、資格の活かし方などを紹介してくれたこともあります。こちらも参考になりましたね。

 

これからの広報・PRを担う人材の底上げのために生まれた


Q「PRプランナー」資格が生まれるまでの過程を教えてください


pr_interview_prsj_data_image4資格制度の検討が始まったのは1992年。私は、2002年に日本PR協会内の教育委員会に加わり、資格制度に関わり始めました。2007年に第1回の試験を開催するまで、15年にも渡る長い議論があったようです。

まず、「広報・PRに資格が必要なのか」という根本的な問題があります。長く広報・PRの最前線にいた専門家の間で意見が割れました。現場で実務をこなすのに、医師や弁護士のような資格が必ずしも必要かといわれると、そうとは言い切れません。幾度もの話し合いを経て、「未来へ向けて広報パーソンを育てる」という、この資格の意義に辿り着きました。「PRプランナー」資格は、これからの広報・PRを担う人材の能力を底上げするために生まれたのです。

 

Q資格制度の広報として、具体的にどのような活動をされたのですか?


本業のPR業でお付き合いのあるメディアの方から、まったくお付き合いのなかった新しいメディアの方まで、足で回って掲載のお願いをし、新聞・雑誌の多くの記者や編集者の方にご協力いただきました。特に、宣伝会議さんの『PRIR』(現・広報会議)では、この資格制度への育成協力をいただき、「PRプランナーへの道」という連載をはじめ、試験概要などを記事としてご紹介いただきました。

第1回開催後は、幸いにも大きな反響がありました。資格を取得された女性にスポットを当てた特集が女性誌で組まれたり、新聞にも取り上げられたりしましたね。試験に合格された方が活躍することこそ、「PRプランナー」の認知、ブランドを高める最良の方法だと思います。

 

Q「PRプランナー」を広報する上での目標はありましたか?


pr_interview_prsj_data_image3資格の1つとして社会的に認知されることが目標でした。たとえば、資格の情報を集めた様々な「資格本」がありますが、そこに掲載されるのが個人的な宿題でした。

第1回開催の時点では、受験者や合格者の実績もありませんから、まず「こういった資格制度をはじめました」というご挨拶にうかがい、その後も回を重ねるたびに試験の情報や、合格者の活躍状況を報告しました。第4回試験を開催するころになって、資格本の代名詞ともいえる高橋書店さんの『資格取り方選び方全ガイド』に掲載され、少しずつ認知の高まりを感じています。

 

広報の神髄「人の話を聞く」「行動力」


Q数多くの広報パーソンをご覧になる中で、「広報」の役割についてどのように感じますか?


私は、広報とは、コミュニケーションの道筋を決める役割を担う存在だと思っています。会社や団体と、広い意味でのステークホルダーの両方をしっかりと視界にとらえて、相手の存在を認識しながらコミュニケーションしていくのは、広報パーソンにしかできない使命ではないでしょうか。コミュニケーションの中から、物事を推進させていく、縁の下の力持ちですね。

 

Qそのために必要なスキルはなんだと思いますか?


pr_interview_prsj_data_image1 一番大切なのは「アピールできる」ことではなく、「人の話を聞くこと」だと思います。実生活の中でも、いい聞き手の周りには人が集まってくるものです。広報はコミュニケーションの上に成り立っているわけですから、人の話をしっかりと聞ける人には、社内からも情報が自然と集まるでしょうし、社外の方ともスムーズにつながりを持つことができると思います。

もう一点、これは特に若い方に必要だと思うのが「行動力」です。エネルギッシュな方の周りにはやはり人が集まってくると思います。印象に残る広報パーソンになるという意味でも、自分が正しいと思うことを実践する行動力が大切なのではないでしょうか。

 

Q広報の「苦労」を挙げるとしたら、なんでしょうか?


ケースバイケースではありますが、広報の仕事というのは一回では終わらず、会社が続く限りずっと繋がり続いていきます。会社を代表して発言するということは、経営陣と同じ考え方や文法が必要になるので、等身大の自分とのギャップに悩まれることがあるかもしれません。

また、成果が数字に表れづらいですから、社内で苦しい立場に立つことも。これは私も身をもって感じています。ですが、遅かれ早かれ、続けていれば必ず成果が上がってきますので、根気強く続けることですね。

 

Q日本PR協会として、「PRプランナー」資格のこれからの活動についてお聞かせください


PRプランナー資格制度の広報担当として言えることは、この資格を主催する協会は、広報・PRに携わる「すべての人をつなぐ」ものとして、みなさんが困ったことがあれば気軽に相談できる「まちのお医者さん」のような存在になれたらいいと思っています。「PRプランナー」資格についても、資格保有者同士の懇親会を開くなど、横のつながりが広がるようなイベントを定期的に開催していきたいですね。

(取材日:2012年12月4日)

北村 良輔氏

企業名
公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会
部署・役職
資格委員会 副委員長
設立
1980-04-01
所在地
URL
http://www.prsj.or.jp/
プロフィール
株式会社アドバンプレス 取締役広報PRソリューション部長として、現場の第一線で活躍するかたわら、日本PR協会において「PRプランナー」資格委員会の副委員長を務める。

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