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空気を読むことは大切ですが、相手の記憶に残るためには、攻めの姿勢を忘れないというのが大事だと思います

創業から207年、江戸時代から続く『くず餅』の老舗「船橋屋」。同社初の広報担当として、社長直々に任命された田島さん。他業務との兼務の中で成果を出す、その秘訣を伺いました。

広報はなにをすればいいのか……というところから始まりました


Q田島さんの業務内容を教えてください


広報としてはいわゆる社外広報で、業務内容は取材の対応やプレスリリースの発信が主になります。また、私は社外広報と兼任という形で、季節品や新商品の販促計画作成などの商品企画もやっています。業務のバランスとしては企画と広報、それぞれ半々と言ったところでしょうか。

 

Q広報担当は田島さんお一人と伺いましたが、お一人でしかも兼任の業務という状況は大変ではありませんか?


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そうですね。配属当初は社会人になって販売の仕事しか経験がなく、社内の人間も広報を専門にやっている人間がいませんでしたので、広報はなにをすればいいのか……というところから始まりました。

取材の対応をしていた本店の店長から業務内容を引き継いで、手探りで模索していきました。まずは、今まで取材をして頂いたメディアにアポイントを取って、直接お話をさせて頂くということから始めました。

 

 

直接お会いしてレスポンスを頂くのは、たとえお話しする時間が3分でも得るものが大きいと思います


Qお店の方からそういったアプローチをするのは珍しいと思うのですが、どういった意図でコンタクトを取ったのでしょうか?


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まずは、取材をして頂いたお礼をしたかったというのが大きいです。幸いなことに多くの方にお会いすることが出来まして、今では取材件数も年間約100件と、私が広報担当になる前と比べて2倍ほどに増加しました。

もちろん、会社の成長、そして伝統ある企業への評価の見直しなど要因も大きいとは思いますが、人と人の繋がりを大切にしていた結果も大きいと思っています。また、直接お会いしてレスポンスを頂くのは、たとえお話しする時間が3分でも得るものが大きいと思います。

 

Q長い歴史を持つ老舗ならではのメリットや、逆にデメリットは感じますか?


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何より「歴史」があるということは大きな強みだと思います。歴史だけは一朝一夕では作り出すことが出来ません。プレスリリースでも、数字を全面に出すというのはよくある手法ですが、こういった場面でも歴史を推せるというのは他の多くの企業様にはない強みです。

和菓子屋ということで、かっちりとしたイメージの社風を想像されるかも知れませんが、弊社社長は幸いなことに革新的なことが好きで、SNSを使った販促など、フットワーク軽く動けていますし、特にデメリットは感じませんね。

 

 

私の「図々しさ」をきっかけに取材して頂きました


Q田島さんが考える広報に必要な心構えはなにかありますか?


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私はよく他の方から「図々しい」って言われるんです(笑)。もちろん「空気を読む」ことは大切ですが、相手の記憶に残るためには「攻めの姿勢」を忘れないというのが大事だと思います。

「図々しさ」を発揮できたなと思うエピソードがありまして、日本経済新聞の朝刊連載記事「200年企業――成長と持続の条件」に取り上げて頂いたことがありました。これは記者の方からお話を頂いたわけではなく、私の「図々しさ」をきっかけに取材して頂きました。私にとって攻めの姿勢で広報をする原点ともいえます。

新聞を見ていたら「200年企業」の欄に、弊社も所属している東都のれん会(100年以上歴史のあるのれん店の組合)に加盟されている、酒造メーカーさんが取り上げられていました。いてもたってもいられず、その酒造メーカーさんに連絡をし、「記事を拝読しました。もしよろしければ記事を書かれた記者の方を教えてください」と(笑)。

今思えば、図々しすぎたのではとも思いますが、記者の方をご紹介頂き、その方に連絡を取って弊社のことをお話したら、取材をして頂けることになりました。本当にうれしかったですね。「この記事で船橋屋を紹介して欲しい!」という強い想いがあったからこそ、このような行動がとれ、結果が出たのだと思います。

 

Q田島さんのように兼任で広報をされている方にアドバイスをお願いします


広報の仕事は取材の対応などを除けば緊急性の高い仕事は少なく、どうしても後回しにしてしまいがちだと思います。ですが、長期的に見れば広報をしっかりとやるということは、会社や商品にとって、とても大切です。忙しいときこそ広報の手を抜かず、ブランド力を高めていけるような広報活動ができれば、会社にとって大きなプラスになると思います。

 

 

社外の方との交流はモチベーション維持という側面もありますが、一人で悩んでいても出てこないアイデアを探すきっかけにもなっていると思います


Qお仕事をされている中で、モチベーションの維持のためにしていることはありますか?


pr_interview_funabashiya_data_image2よく、社外の広報の方とお酒を飲みに行ったり、一緒に食事をしたりしています。社内に他に広報担当がいないというのもありますが、社外の広報の方々とお話をさせて頂くと、成功体験を伺えたり、企画やリリースのネタ、新しい切り口を着想するきっかけにもなりますね。

ブロガーさんへの試食会を企画したことがあるのですが、これは他社の広報担当の方とお話している中で出てきたアイデアで、こういった社外の方との交流はモチベーション維持という側面もありますが、一人で悩んでいても出てこないアイデアを探すきっかけにもなっていると思います。

 

 

Q今後考えている、広報の展開等はありますか?


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さらに若い方へ弊社の製品をアピールしていきたいですね。広尾と有楽町に若い方向けの「船橋屋こよみ」という新業態のショップ兼カフェを展開していますが、これもそのひとつです。

弊社のくず餅は関東で多く見られる小麦澱粉(こむぎでんぷん)から作る白っぽい外見のもので、実は和菓子で唯一の発酵食品なんです。乳酸菌が多く含まれ、体にも優しい食品ということで、食育などに絡めながら若い方にアピールできるイベントなどもやっていきたいですね。

弊社のくず餅はたった2日間しか日持ちしないのですが、実は製造には450日もの長い時間をかけています。より日持ちするように、また、より製造期間を短くするようにもできますが、これは品質を追求する弊社のポリシーによるものです。こういった、一般の方にはまだまだ知られていない弊社の魅力やこだわりを、より多くの方にお伝えできればと思っています。

(取材日:2012年8月27日)

田島 麗子氏

企業名
船橋屋
部署・役職
営業部 企画・広報担当
設立
1952-10-01
所在地
東京都江東区亀戸3-2-14
URL
http://www.funabashiya.co.jp/
プロフィール
2005年4月、船橋屋入社し亀戸天神前本店にて販売業務に従事。2006年末に営業部へ転属、社長直々に船橋屋初の広報担当に任命され現在に至る。

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