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バイオテクノロジーで可能性ある未来を目指すファンづくり広報

「ユーグレナ」とはミドリムシの学名。単細胞の藻の仲間で、光合成によって二酸化炭素を吸収し豊富な栄養分を体内に蓄積する。株式会社ユーグレナはこれを原料に、食品(Food)はじめ、繊維(Fiber)、飼料(Feed)、肥料(Fertilizer)、燃料(Fuel)の“5つのF”分野への展開により「人と地球を健康にする」経営理念の実現を目指している。そんな同社で広報・IRを担当する安間美央さんに話を聞いた。

ミドリムシと当社のファンになってもらいたい


Q広報セクションの体制とミッションについて教えてください。


所属している経営戦略部 広報・IR担当チームは、管理部門全体を見る役員の上司、チームリーダーである私、そして新任広報の3名体制です。社外広報とIRという観点から、社会における当社の価値向上のためにさまざまな情報を発信することがミッションです。

具体的には、メディアに対して月2~4本のニュースリリースの発信および取材対応や、一般向けにFacebookページや広報ブログ、コーポレートサイトの運用などを行っています。

 

Q広報する内容はどういったものが多いのでしょうか?


pr_interview_euglena_data_image1代表の出雲へのインタビューなど、ユーグレナとはどういった企業かを伝えるコーポレート広報の側面がやや多いと思います。東大発バイオベンチャーということもあり、ベンチャーの中では比較的堅めの企業イメージを形成しているのではないでしょうか。

会社から指示されていることは、まずミドリムシについて世の中に正しく知ってもらうことです。その名前から虫の一種だと思われている方がたくさんいるのですが、正しくは藻の一種であるということ、そして、そのミドリムシが持つ特性によって「人と地球を健康にする」ことを目指している会社である点を伝え、当社のファンになっていただくのが広報の初めの目標です。

2014年2月4日に、UHA味覚糖とのコラボ商品『ユーグレナのど飴』を発売しました。全国で大々的に発売する初の有名ブランドとのコラボ商品なので、以降はこうした商品に関するリリースも増えていく予定です。

 

世の中に受け入れられやすい形で情報を発信


Q広報業務において心がけていることは何でしょうか?


ミドリムシを専門的に扱う企業はほかにありませんので、「ミドリムシに関することはユーグレナに聞け」と思っていただける優位性はあると思います。しかし、食品事業ならば市場において当社はホヤホヤの新参者です。世の中におけるミドリムシへの認知度はまだまだ低いですし、ミドリムシについてよく知っているという方でも、“食”としてのミドリムシに興味を持っているとは限りません。そこは冷静になることが大切だと思っています。

開発者は、自社の手がけている研究開発や製品に強い思い入れがあり、得てして社会に対して「こんなに自社の商品は良いんだよ!」と情熱的に対峙しがちです。しかし、世の中の人は、自分たちの思いと同じように受け止めているとは限りません。広報は社内外の接点、世の中に対する会社の“窓”のような位置づけであると思いますので、社内を世の中の目線でチェックすることにより、社会的な立ち位置を認識して、より社会に合いやすい形で情報を発信することが大事だと常日頃考えています。

 

Q“より社会に合いやすい形”というのは?


pr_interview_euglena_data_image3 当社の場合、はじめの切り口としては、トップインタビューのような形で代表の言葉で説明するのが一番伝わりやすいと思いますので、代表とは日頃から「前回のこういう言い方が良かった」「ラジオで“ミドリムシ”を連発しすぎると虫のイメージが強調されるから控えめに」などとすり合わせをしています。

ミドリムシというキャッチーな要素があるのは当社の長所ですが、ミドリムシのインパクトが強いがゆえに、その陰に隠れてしまいがちな当社の思いをきちんと出していく必要があり、どう伝えれば効果的かを考えて実行しています。例えば、ミドリムシに59種類もの栄養素が含まれている点に驚かれることが多いのですが、そこから世界の食料問題の解決に寄与していきたい、といった当社の思いにつながるようストーリーを作っています。

 

Q広報業務のKPIは設定されていますか?


記事本数を目標に入れていますが、それだけが全てという置き方にはなっていません。その点は、上司である取締役ともすり合わせができているのが大きいですね。なお細かい設定については、広報担当が私しかいなかった時は、半年ごとの個人の目標がすなわち広報業務のKPIだったと思います。今は人も増えてチーム体制になったので、チームとしての目標を設定すべきと考えています。

一方で、会社をめぐる環境変化が非常に速く、対処すべき課題も日々顕著になり、その改善のための施策も早く行わなくてはいけない状況でもあるので、柔軟に構える必要はあると思っています。

 

「ユーグレナ」を信頼のブランドに


Q海外からのミドリムシに対する反響や期待値はいかがでしょうか?


本格的な海外展開はこれからなので、多くはありません。しかし、2014年1月に中国での商品販売がはじまりました。当社の海外戦略はアジアからの想定となるため、今後アジアへの情報発信も増えていくと思います。

 

Q広報としての今後の課題、注力していきたいことを教えてください。


pr_interview_euglena_data_image2 当社は、2018年までに食品分野を中心に国内市場で300億円、海外市場で300億円、そしてジェット燃料の事業化を実現するという目標を掲げています。今後はそうした軸に沿っての広報活動がテーマになると思います。個人的には、会社のブランディングを意識的に手がけていきたい。ブランド、すなわち信頼性は商品を買っていただいたり、研究開発で協力いただくことの土台となる部分ですから。

例えば、当社は「東大発バイオベンチャー」と紹介されることが多いのですが、そう呼ばれると信頼感を持っていただきやすいと思います。自社の名前がブランドとして信頼されるようになるには、見かけだけでなく内側から醸成することが必要不可欠です。特に食品という安心安全が問われる製品も扱うわけですから、研究や営業部門との連携も強化して、「ユーグレナ」を世の中の人々から信頼してもらえるようなブランドにしていきたいと思っています。

 

メディアとはWin-Winの関係


Q大手企業に勤めていた頃の経験はどのように生きていますか?


以前は鉄道会社に勤めていました。鉄道会社ならではとも言えますが、事故発生時の対応も手がけましたね。そこでは、場当たり的におさめる対応ではなく、迅速かつ冷静に全体を俯瞰してどう対処していくか、物事に対する判断力や洞察力を培えました。また、まちの未来像を見つめて計画を立て、事業を推進していたこともあり、目標から逆算する視点も得られたと思います。一見漠然とした取材依頼に対しても、その狙いを察知し、どういう話の方向に持っていくかをイメージできるようになりました。

 

Q広報担当者に必要な素養やスキルとはどういったものだと思いますか?


pr_interview_euglena_data_image4 いろいろなことに興味を持てることだと思います。私は“熱しやすく冷めやすい”タイプといえばいいのか(笑)、何かに熱中していても、どこか冷静なところがあります。このことは、社内外のパイプ役として役に立っているのではないかと思います。

また、自社の望む方向になるべく沿った記事を書いていただけるように、記者とのコミュニケーションも必要です。記者の方にミドリムシについて説明していると、「あ、そういうことなんですね」と腹に落としてもらえる瞬間があります。当初は生活者の代表としてお話を聞いていた記者の方が、ある瞬間にこちら側に来て、共に生活者の方を向き始めてくれるような感じです。

ミドリムシについてお客さまに正しい情報を提供することは、当社とメディアに共通するメリットになるはずです。つまり、Win-Winの関係を築ける。ですから、メディアの方に当社やミドリムシについて興味を持っていただき、どれだけ理解してもらえるかが重要な点だと思います。こういった積み重ねが大事ですね。

 

 (取材日:2014年2月4日/取材と文:髙橋 光二)

安間 美央氏

企業名
株式会社ユーグレナ
設立
2005-08-09
所在地
東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス内 東京大学アントレプレナープラザ7階
URL
http://www.euglena.jp/
プロフィール
日本女子大学理学部卒業後、大手私鉄に入社し広報や新規事業を担当。2011年、ユーグレナ入社。広報・IR担当としてPRやブランディング活動に従事。

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