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日本最古の遊園地「花やしき」は、なぜ生き続けるのか

1853年に開園した日本最古の遊園地「花やしき」※。敷地面積は東京ディズニーランドの約88分の1、東京ドームの約8分の1の5800m²程度と小柄ながら、既に160年以上の歴史をほこります。この花やしきが長く続いている理由は、バンダイナムコグループに支えられながら展開する、現代社会を生き抜くための様々な工夫にあります。今回は花やしきのネタ作りやプロモーションから広報の参考となるポイントを見てみましょう。

「花やしき」らしいイベントの数々


花やしきについて調べた事がある人ならご存知かもしれませんが、花やしきは来園者の増加とマンネリ化を防ぐため、小さい遊園地だからこそできるイベントを常時開催しています。近年で言うと、「お父さんが子供に見せたくなるプロレス」をテーマに、ハナヤシキプロレスリングを作りプロレスを開催。

ハナヤシキプロレスリング

様子をニコニコ動画で配信したり、チケットを「チケットぴあ」、「ローチケ」、「セブンチケット」などで販売したり(つまり、各サービスページに並ぶ)と、少しでも認知度が高まるように努めています。その他にも、子供から大人までが参加できる忍者体験や「浅草芸者 花やしきの舞」などを企画。

浅草芸者 花やしきの舞

花やしき「ならでは」の下町文化を感じさせる企画は、単体で楽しめる上、口コミも広がりそうです。



「古さ」を味方につける


花やしきの一つの特徴は「古さ」です。一見、プラスとならないこの特徴も、花やしきはネタの一つとして生かしています。例えば昭和28年に作られた日本現存最古のローラーコースター。HPでは「『還暦』は迎えたけど、まだまだ元気」とうたったり、パンフレットに「古いから普通のローラーコースターとは別の(いつ壊れるか分からないという)スリルがある」と自虐ネタを入れたりと他の遊園地ではあまりない興味喚起をしています。

花やしき1

また、お化け屋敷は「江戸時代開園の花やしきで語り継がれる怪談話」をテーマにしており、昔懐かしい「縁日コーナー」や、デパートの屋上や遊園地にあった「パンダカー」があったりと「古い」からこそある設備を揃えているのです。



「まるごと貸し切り」で思い出の場所になる


他の遊園地にない浅草花やしきの一つの魅力は、そこまで高い値段を出さずに「まるごと貸し切り」が出来る事です。多様なニーズに応えるため、貸し切りのみのプランから、稼働機種の数を好きなだけ追加できるプランまで選択が可能。屋台料理などのオプションも付ける事ができ、数十万円から貸し切りできます。そのため、会社のイベントやパーティー、更にはウエディングパーティーの会場として利用されています。

花やしき園内

貸し切り可能時間帯は18:30~21:00。普段利用されない時間を利用して、花やしきで一風変わった思い出作りをしてもらおう、という工夫ですね。数年前、ホームレス芸人がクラウドファンディングで資金を集めてあげた結婚式の会場が花やしきだった事も一部で話題となりました。お手軽な値段で貸し切りができ、ユニークな思い出作りができる事は、花やしきならでは。この遊園地の認知度と関心を高める要素となっているのです。

「花やしき」は「古い」、「狭い」、「下町」等、そのものの特徴を味方につけネタとしています。更にそのネタを生かすために個性的な施設を作ったり、継続してイベント企画を行ったり、ニコニコ動画などで認知度を高めたりと来園者増加の努力をしています。このようなネタ作りと地道な努力は広報活動の基本でありながら、多くの企業でできていない事。ぜひ、花やしきの事例から広報的な学びを得ると同時に、関心がある方は一度足を運んでみてください。


※「花やしき」の開園について:一度取り壊され、1947年に復活した経緯があり、継続してオープンしている最古の遊園地は「ひらかたパーク」となります。

(執筆・丸山夏名美)



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