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映画「ソーシャル・ネットワーク」の字幕、監修を務めたフリーランスライター

映画「ソーシャル・ネットワーク」の字幕、監修を務めたフリーランスライターの三橋ゆか里さん。IT企業勤めで培った知見を生かし、主にIT、マーケティング分野の記事を中心に、数多くの媒体に執筆されています。現在仕事の多くを占めるのは、国内・海外のスタートアップ企業への取材という三橋さんに、スタートアップにこだわる理由について伺いました。

Qライターを目指したきっかけと、独立した時期を教えてください。


私は2004年に大学を卒業したのですが、就職先の候補は、やりたい事はなんだろう? と考え抜いた結果、消去法で出版社しか残りませんでした。 しかし高校卒業まで7年間ニューヨークにいた帰国子女ということもあり、日本語がやや苦手なところがあり……残念ながら受けた出版社の試験はどこも失敗。在学中からインターンシップをしていた、雑誌のECサイトを運営する富士山マガジンサービスに新卒で入ることになりました。出版社ではないけれど、雑誌を販売しているという意味では近いので、興味を持ったのです。

私が入社した頃はまだ創業直後で、社員も10名程度。全員がどんな業務でも一通りこなす必要があり、私自身カスタマーサポートから出版営業、マーケティング、システム案件のプロダクトマネージャーとありとあらゆる経験をしてきました。この時に初めてITというものに触れたのですが、これが面白くて。性に合っていたのかもしれません。気づけば入社して4年半が経過していました。

ECサイトの運営に携わっていると、どれだけウェブサイトが重要か身をもって実感できます。たとえば購入を促すボタンの色や大きさ一つとっても、何色を選択するか、どんな大きさにするかによって、購入率がうんと変わってきます。ITの世界では、こうしたパソコンを操作する際の表現や操作感の事を、UI(ユーザーインタフェース)と呼ぶのですが、購入率に大きな差を及ぼすUIに興味を持ち、もっと力を入れて勉強をしたいと、他のIT関連企業に転職。その後もう一社に在籍した後、フリーランスになりました。

フリーランスになった理由は、自分は会社員に向いていないのでは? と気づいたからです。最後に勤めた会社を辞め、フリーランスになってからはまず派遣会社に登録して、そこから翻訳の仕事を頂いていました。海外製の教育プラットフォームの製品ウェブサイトや、ケーススタディなどの翻訳です。2010年2月のことです。

 

Qその頃、同時にご自身のブログメディア「TechDoll.jp」を立ち上げたのでしょうか?


ほぼ同時期ですが、ブログ開設の方が少し早いです。元々コンシューマ向けのサービスに興味があったのと、翻訳の仕事で海外のウェブサービス事例などを調べていたところ、これは前職の同僚に役立つのではないだろうか? と思えることがたくさんありました。そこで見つけた海外の事例を紹介しようと、Twitterで発信を開始したのですが、Twitterは時間の経過と共に他の情報に埋もれてしまいがちです。情報を残しやすいブログを始めようと、TechDoll.jpを開設しました。

 

Q三橋さんの記事は、まるで友達に語りかけるような口語的な文体が印象的ですが、このようなスタイルを取られている理由は?


TechDoll.jpは海外のサービス事例を紹介するブログなので、個人的に面白いと思ったニュースを海外のウェブメディアから拾って日本語に訳して紹介するということをやっていました。自分で書くよりも翻訳した方が伝わるし、的確だろうと思ったからです。

でも、IT系ニュースサイトの「Mashable」に、要約はOKだけど丸々翻訳はNGと連絡をもらって……。そこから自分の言葉で記事を書くようになりました。やってみたら、翻訳するよりずっと簡単でした。翻訳で扱うのは他人の言葉ですが、自分の言葉で、自分が面白いと思ったポイントを伝えられる。それ以降、ピックアップするネタから着眼点まで、私らしさが反映されるようになったのだと思います。そもそも友人や知人という特定の読者に対して発信するために始まったブログなので、おのずと話しかけるような口調になりました。

 

Qそういう背景があったのですね。他に記事を書く際気をつけている事や、意識されていることがあれば教えてください。


私が書いている記事はいわゆるストレートニュースではなくコラム的な要素が強いので、一回記事を書いてもすぐにサイトにアップはせず、なるべく一晩寝かせるようにしています。翌朝もう一度読み返してみて、気になるところや不要な部分は修正。このプロセスではタブレットなどを使うことが多いですね。書くモードから読むモードにスイッチできるからです。細かい部分より、原稿を俯瞰的に見る事ができます。最善の状態に近づいたと思ったら、ようやくアップします。

また当たり前ですが、丁寧に書くことを心がけています。今はテープ起こしを格安で外注できるサービスもありますが、なるべく自分でテープ起こしから構成、執筆まで行うようにしています。取材させていただく方は皆さんお忙しい方ばかり。せっかくお時間を頂くので、それを無駄にしたくない。

あとは、取材をする場合、取材先は自分で探してアプローチすることが多いです。その人やサービス、チームをまず自分自身が面白いと思うか。会ってみたいか。相手が取材慣れしている方ならば新しい情報を聞き出すこと、また取材に慣れていない方なら「なんか改めて考えて整理されたな」と思ってもらえるように心がけています。ワクワクするサービスについて書いているとやっぱり楽しくて、その気持ちは大切にしています。

 

Qスタートアップが取材してもらうために心がけるべき点はありますか?


面白いかどうかの基準は、直感です。それはサービスの内容そのものだったり、サービスの作り手だったり。最終的に直感なので、どうにもできない部分はありますが、個人的にはできるだけ作り手やファウンダーの言葉を直接聞きたいと思っています。だから、毎日沢山のプレスリリースを受け取りますが、広報担当者ではなくCEO自身からのメールだと応援したい気持ちが強まります。ファウンダーの方に直接サービスを立ち上げた思いを聞けるのかと思うと、途端に取材をしてみたくなります。また、テンプレートの宛名だけを置き換えたメールではなく、私に宛てたメッセージがあると尚素敵だと思います。

 

Qこれまで書かれた記事の中で、特に印象に残っているものはありますか?


私の記事をきっかけに物事が発展していったものは印象深いです。たとえばクックパッドに在籍する女性UIデザイナーの方へのインタビュー記事はとても印象に残っています。もともとあまりメディアには出ていなかった方なのですが、女性ならではの視点がどうクックパッドのサイトに反映されているのかに興味があり取材させてもらいました。
出来上がった記事への反響は大きくて、その後その方が勉強会の講師に呼ばれるなど活躍の幅が広がったと聞いています。こんな風に自分が書いた記事をきっかけにユーザが増えた、新しい可能性が広がったなどの声を聞けると、嬉しいですよね。

そもそもスタートアップの記事を中心に手がけているのは、ITが好きということ以上に、自分の弟や妹のような若い世代の方が真剣にサービスづくりに取り組んでいる姿勢を応援したいと思うからです。もともと長女なので、かわいい弟や妹のような存在の皆さんが頑張っている姿にぐっとくるのかもしれませんね(笑)。自分が書いた記事を、ポテンシャルユーザーはもちろん、さらに大きなメディアの方などが目にすることでスタートアップに新しいドアが開く、そんなきっかけになれたら最高です。

 

Q最後に今後の目標を教えてください。


書いて行く分野は今まで通り、ITやマーケティングが中心になると思いますが、IT分野で活躍する女性をフィーチャーしたり、女性向けサービスの紹介を増やすなど、「女性」を軸にもう少しライティングの幅を広げてみたいと思っています。今までは、自分が既にできるとわかりきっていることより、これできるかな? と少し不安に思うくらいのことにチャレンジすることをしてきました。成長することを止めたくないから。そのためにも、今後も新しいことに挑戦していきたいと思っています。

国内のスタートアップを応援していきたいという姿勢はこれからも変わらないと思うので、少しでも多くの会社の力になれるよう、私もライター業を頑張っていきます。

 

(取材年月:2014年2月/取材と文:公文 紫都)

三橋 ゆか里氏

媒体名
TechDoll.jp
プロフィール
【執筆媒体】
TechDoll.jp、THE BRIDGE、日経デジタルマーケティング、MarkeZine、Hanako、The Japan Times等他多数

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