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記事を書く際の視点は、「このサービスを使ったら、世の中が面白くなりそうだ。」という点に尽きます

陸上自衛官として従事した後に、大学入学。その後フリーランスへ転身とユニークな経歴をもつ江口 晋太朗さん。「世の中のためになる、世の中を変える仕事を」と模索し続け、たどり着いたのはネットメディア。現在はスタートアップやテクノロジー業界への取材を中心としたライター業に加え、各種イベントのプロデュースも企画。様々な仕事を手がける江口氏ならではの、独自のジャーナリズム論についてお話いただきます。

Qライターになったきっかけを教えてください。


私はもともとライターを目指していたわけではなく、行き着いた先に書く仕事があったというのが経緯です。
小さい頃から、社会の役に立てる仕事をしたいと考えおり、高校卒業後すぐに陸上自衛隊に入りました。3年間在籍し、その最中に自衛隊のイラク派遣などがあるなど、世の中の動きと自分がいる場所との関わりを感じる経験がありました。世の中の役に立つ仕事ができればと漠然と考えていた中、今のままの仕事を続けていくのが本当に自分にとっていいんだろうかと、そんな疑問が芽生えるようになったんです。その悩みの答えを見つけるため自衛隊をやめ、23歳の時に大学に進学しました。

 

Q大学では何を専攻されたのですか?


社会学です。主に政治や社会資本に基づく教育論、ジャーナリズム論を専攻していました。在学期間中に、バラク・オバマ氏が黒人として初めてアメリカ合衆国の大統領になり、国内では与野党が逆転し自民党から民主党政権に移るなど、世界的に情勢が変わり始めたタイミングでした。そんな状況を目の当たりにし、「世の中を変える手段って何だろう?」と思うようになったんです。そして目をつけたのが、ソーシャルメディアを中心としたメディアの世界でした。世の中には、社会を良くするために精力的に活動している人たちがたくさんいます。こういう人たちに光を当ててもっと世の中が良くなるように、広く情報が届きやすいツールの1つであるインターネットなどで発信していこう、そう思い、当時はまだ学生でしたが、できる事から活動を始めました。

 

Q具体的に、どんな風に活動を進めていったのでしょうか?


メディアで働いた経験がないので、尊敬したりする人たちの活動を真似ながら自分できることを取り入れて行きました。

まず始めに行ったのは、ブログやSNSでの情報発信です。当時(2009年)は、ツイッターが日本語化され日本語版ツイッターが出始めたころ。まだ国内の利用者は限られていましたが、年月がたち利用者が増えるとともに、イベントの実況中継ツールとしても使われるようになっていきました。このやり方に注目し、私も色々なイベントに出向いてはツイッターで実況中継したり、写真付きの詳細な記事をブログにアップ。こうして地道に活動を続けていくうちに、ブログを読んでくれている人たちからどんどん声をかけていただけるようになり、活動の幅が広がっていったんです。

たとえば、Ustreamを使ったライブ配信を手がける株式会社ヒマナイヌさんとの出会いも、その一つです。お手伝いをしつつライブ配信について学ばさせていただき、自身でもライブ配信をするようになったのも、そうした活動があったからこそだと思っています。内閣府が行なっている「新しい公共円卓会議」を民間で初めてUstream配信するようなこともさせていただきました。2012年からライターとして関わっているSD Japanの関係者も、2011年頃にイベントのライブ配信ができる人を探しているという理由で知り合い、そこからライターとして関わるようになりました。

 

Q学生兼フリーランスという立場で、色々な活動を手がけていったのですね。ライターとしては、ご自身のブログ以外にどんな活動を?


2010年のはじめに、ウェブデザイナーの友人らとともに「84ism」というウェブマガジンを立ち上げました。私と同じ1984年生まれで、興味深い活動をしている人をどんどん取材していくメディアです。きっかけも、25歳を過ぎたあたりからもっといろいろな同世代に会ってみたいなと思うようになったんです。出身が九州で、東京に出てきたのが遅かったので、いろいろな業界に所属している同世代の人たちに会って話をしてみたかったというのもありますが、僕らくらいの世代の人たちがどんな事を考え、どんな風に世の中と向き合っているのかという「意識」を可視化したくて。1ヶ月くらいでサイトを完成させ、その後多くの同年代へのインタビューや、メディア主催のイベントを次々に開催していきました。ここでできたつながりは、たくさんの面白い出来事に発展しています。

 

Q例えば、どんなことでしょう?


インタビューした方の中に、コスプレファイターとして知られる格闘家の長島☆自演乙☆雄一郎選手がいるんですが、長島選手が2010年7月に行われた「K-1 WORLD MAX 2010、-70kg World Championship Tournament FINAL16」に出場したとき、K-1史上初の「AR入場」を企画したんです。ARというのは「拡張現実」のことで、この分野で非常に有名な「AR三兄弟」というグループと長島選手をつなげて、私自身が企画ディレクションを担当し実現しました。

他にも、84ismつながりで友人たちは会社を作ったりなど、メディアを作ったことがきっかけで色々なつながりが生まれていっています。

 

Qお話をお聞きしていると、江口さんご自身が違う業界・人をつなぎコラボレーションを生み出すメディアという印象です。


そうかもしれないですね。そういう意味では、自分をときに単にライターというのはピンとこなくて、肩書きはなんて言ったらいいのかなとよく悩みます(笑)。私にとって記事を書くことは、様々なメディアを使って発信をしたりイベント企画やプロデュースをするのと同様に、素晴らしいサービスを世に広めたり、ジャンルを超えた様々なコラボレーションを生み出すための手段と言ってもいいかもしれません。

 

Qそんな江口さんが、取材先を選ぶ視点はどんなところにあるのですか?


その企業や起業家が目指す世界を応援したいか、というのは一つ大きな視点になっています。関わっているメディアの1つであるSd Japan、は国内・海外のスタートアップを紹介する媒体なので、取材する先はできたばかりの企業や、起業家が中心です。

ここ数年、国内でもスタートアップは盛り上がっており、特に同じ世代の起業家たちが頑張っています。同世代ということもあり、起業する前からの友人も多いんですが、取材にいっても仲がいいからと賞賛するだけの記事は書きません。良い所は素直に褒め、ダメなところは記事に書くか書かないかは別として、辛口の批評をすることもあります。記事を書く際の視点は、「このサービスを使ったら、世の中が面白くなりそうだ。」という点に尽きます。ですから単に、「こういうサービスがリリースされました」ではなく、私なりの意見を加えるようにしています。自分の名前でしっかり意見すること。それが私の考えるジャーナリズム論だからです。

 

Q確かにそれは記者の本質のような気がします。ところでこれまで手がけた記事の中で、印象深いものがあったら教えていただけますか?


最近だと、「Gunosy」という、東大の学生エンジニア集団が立ち上げたウェブサービスを紹介した記事です。Gunosyはウェブ上にある情報を集約し、ユーザの興味関心と紐付け、情報を提供するサービスです。今は知名度が上がりユーザ数も増えましたが、当時はサービスをリリースしたばかりでほとんど知られていませんでした。私はサービスをリリースした当初から知っており、「これは面白いことになる」と確信を持っていたので、早いうちからしっかり取材していたんです。その記事は話題になり、公開後にユーザ数がどんと跳ね上がったと聞いています。「サービスや起業家の良い所を引き出して記事にする」を理念としているので、それを実現できたこの記事はとても印象深いです。

 

Qメディア対企業というよりも、個人対個人で向き合っているからこそ、信頼関係が築かれこうした記事が生まれるのかもしれないですね。


はい、まさにそうだと思います。ですから日頃からサービスの進捗や、開発中のサービスに関する構想を話してくれるような起業家は自然と意識が向いていきますし、反対に、リリース後にサービス開始のお知らせだけを送る方法は、せっかくのサービスの良さを引き出せないと思います。メディアと企業である前に人間同士ですから、しっかりコミュニケーションをとっていきたいですね。

 

Q最後に今後の活動について教えてください。


自分自身の行動の軸にあるのは、「より良い社会に」という大きなテーマです。その中で、「インターネットと政治」という分野にも力を注いでいます。そこで2013年7月から開始される「ネット選挙」に関してあまり理解されていない方も多いと思い、ネット選挙についての解説と、インターネットが政治の分野に使われることで、社会がどう変わっていくか、といった内容の書籍を手がけ、6月末に出版することとなりました。興味ある方はぜひご一読いただければ嬉しいです。

パブリックシフト ネット選挙から始まる「私たち」の政治 (カドカワ・ミニッツブック) [Kindle版] (2013年6月27日発売)

 

(取材日:2013年5月22日/取材と文:公文 紫都)

江口 晋太朗氏

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Sd Japan

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