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ログミー 川原崎 晋裕氏のトップ画像

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世界をログするデータベースを作りたい

動画や音声コンテンツを書き起こしてログする新感覚メディア「ログミー」。ログミーの発起人でありプロデューサーの川原崎晋裕氏は、日刊サイゾー始め10以上のWeb媒体を立ち上げてきた敏腕プロデューサー。メディアコンサルタントでもある川原崎氏に、ログミー立上げの経緯や今後目指すものについて伺いました。

尾崎豊のファンだった
ポエム投稿サイトの常連だった高校時代



Q大学卒業後からメディアに携わるお仕事を?


media_interview_nobuhiko_kawaharasaki_data_image6昔から小説を読んだり文章を書くのが好きで。ジャーナリストに憧れて、文章で人に何かを訴えかける仕事をしたいと思っていました。高校時代に尾崎豊のファンサイトに夜な夜なポエムを投稿していましたが、あれが文章デビューかもしれません(笑)。

大学卒業後はマスコミに行きたいと思っていました。でも友達と麻雀に明け暮れているうちに、マスコミ関係のエントリー期限が過ぎていたんです。

マスコミに行けないのなら、社会人の基礎力を養おうと。新卒できつい会社で頑張れば、その後大抵のことは楽に思えるに違いないと、求人情報サイトのエン・ジャパン株式会社に入社しました。「3年間は会社に残って、教育コストなど受けた恩をしっかり数字で返す。その後は元エン・ジャパンの社員として活躍する」と入社時に社長と約束していたので、3年間は頑張ろうと。

典型的なド営業をやりました。一日100件電話をかけたり、飛び込みで営業してアポが取れるまで帰れないみたいな。コミュニケーションがあまり得意ではなかったので、大変でした。同期たちといっしょに、楽しみながらやらないと乗り切れませんでしたね(笑)。

Qエン・ジャパンの後に株式会社サイゾーに勤めてらっしゃいますね。


エン・ジャパンで営業をしていた時、広告や出版・マスコミの担当だったんです。その時にわかったのは、編集はすごく人気職種で、未経験募集だと一つの募集に百人以上の応募があるので、普通にやっても勝ち目がないと思ったんです。なので、直談判するしかないな、と。

当時僕、サイゾーが大好きだったんです。取り上げる対象との絶妙な距離の取り方だったり、伝え方のセンスが抜群だし、デザインにもお金をかけていていいなぁと。編集部に直接電話して、編集長を呼びだして、何でもするから雇ってくれとお願いして、2007年にサイゾーに入社。

後でなぜ採用してくれたのか編集長に聞いたら、人が足りない時に飛び込みの電話があったら、基本的には雇うようにしていると言っていました。あと3年間営業をやっていたのが評価されたようです。関係あるかはわかりませんが、編集長も尾崎豊のファンでした(笑)。



営業的な数字が気になる
向いているのはプロデューサー



Q入社されてからのお仕事は?


最初のうちは丁稚奉公ですね。道路の使用許可をとりにいったり、取材するタレントさんにお茶出したり、テープ起こししたり。ネタ出しも毎日やって編集長に見てもらっていました。入社一カ月目くらいでサイゾー初のWebメディアである『日刊サイゾー』を立ち上げることになりました。デザインなどの箱はこの時点でほぼ決まっていましたが、リリースしてからは、基本担当は僕一人。先輩編集者の方たちに手伝ってもらいながら、なんとか運営していました。

Q当時の肩書は「編集長」になるのでしょうか?


いえ。入って一カ月目の若造にさすがに編集長は任せられないですし、実質編集長は不在の状態でした。日刊サイゾーが軌道に乗ってきて、いつかは編集長クラスになりたいなと思っていた時に、社長から「君は編集長ではなくプロデューサーに向いている」と言われたんです。僕はどうしても数字や効率を考えてしまう。このネタは手間暇かかるわりにPV取れないからやめた方がいいなとか考えてしまうんです。編集に向いている人って、そういう余計なことを考えずに企画にのめりこめる人なんです。だから僕は編集長ではなくプロデューサーになりました。

Q日刊サイゾーが軌道に乗った後は?


1年に1~2媒体のペースで、10媒体以上のメディア立ち上げに携わりました。直接やったものと、部下を通して関わったものがありますが、『ハピズム』、『サイゾー裏チャンネル』、『サイゾーpremium』、『Business Journal』、『サイラボ』、『サイゾーウーマン』、『Real Sound』、『messy』などですね。僕はどんどん立上げをして、軌道に乗ってきたら優秀な編集長を入れるということを繰り返していました。

Qそこからログミーを立ち上げた経緯は?


media_interview_nobuhiko_kawaharasaki_data_image1サイゾーでの仕事はとても楽しかったのですが、大きな枠で見ると同じサイクルを繰り返していて、慣れてきてしまったんです。2013年の春くらいから、独立か転職を考えるようになりました。

そこで友人であるnanapiの古川くんに相談にいったんです。彼に相談に行く時点で多分独立したかったんだと思うんですけど。で、会って5分くらいで独立に決まりました(笑)。

古川くんとブレストする中で、「最近はクラウドソーシングが流行っていて、テープ起こしも安くできる。動画を書き起こすメディアがあったら世の中便利になるんじゃないかな」と。お金になるかはわからないけど、人の役に立つしおもしろそうだからやってみようということになりました。コンサルの仕事もしていたので、そちらのお金を注ぎこみながら。基本、儲かるビジネスではないので、今も赤字です(笑)。

Q最初の頃の記事はどんなものを?


最初の頃に話題になったのは、ニコ生で2ちゃんねるのひろゆきさんとアメリカの4chanを立ち上げたムートの対談とかですね。やりとりが基本、英語で行われているので、書き起こしプラス英訳もやりました。勢いで立上げましたが、大変でしたね。書き起こしなんて、だれでもできると思っていたけど難しい。書き起こし自体のクオリティにもムラがあるし、そのあとの編集もかなりの手間がかかる。立ち上げてから1年くらいは、コンサルの仕事の手が空いた時に自分で週一ペースでアップしていて、スタッフを入れて1日1本以上配信をし始めたのは2014年1月からです。

Qログミーを立ち上げてからの失敗談ってありますか?


一度試しにテレビのコンテンツをやってみようかと思って、『笑っていいとも!』の記事をアップしたらバズりまくって。そしたら某有名ブロガーさんに著作権のことで刺されました(笑)。僕もメディアにいたので、著作権のことは普通の人よりは理解していますし、コンテンツホルダー側の内情もよく知っています。
ブロガーさんのおっしゃることはもっともだなと思って、深く反省しまして。それ以降は著作権問題にはより気をつけるようになりました。すると自然に、ビジネス系のコンテンツに偏るようになっていったんです。

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たとえばインフィニティ・ベンチャーズ・サミットはログミーの人気コンテンツなんですが、元々はクローズドのイベントだったものが、ログミーが書き起こすことによる宣伝効果が大きかったため、主催者の小林さんが一部を除いてログミーへコンテンツ提供をしてくださるようになりました。
また、大手の企業さんが記者発表をやる時、準備には莫大な時間とコストがかかりますが、イベント自体は1時間で終わってしまう。それをしっかりログ化して残したいというニーズが多く、今は公式にイベントと提携して書き起こすようになりました。最近はテレビ局やラジオ局からもお声掛けいただけるようにもなってきました。

Qログミーの記事は読みやすいし、手が込んでいますよね。


古川くんがこのビジネスモデルがいいと言ったのは、書き起こしはスケールするからだと。でも実際、書き起こしただけでは、日本語がめちゃくちゃでとても読めたものではない。編集もしてタイトルもつけて、とやっているとものすごく手間がかかりますし、能力的にやれる人も限られてきます。そこは読み違えましたね(笑)。



データベースをつくりたい
メディアも使えるコンテンツに



Q今後ログミーはどんなことを目指していますか?


media_interview_nobuhiko_kawaharasaki_data_image4ログミーについては、今後も編集力を活かして、いいコンテンツを大量につくれる体制をつくっていきたいと考えています。そのためには、優秀な編集者の方が必要ですね。

もう一つは、ユーザーが投稿できる「みんなのログミー」みたいな新しいサイトをつくりたいなと考えています。こちらはメディアではなく、データベースに近いものになるのではないかと。ログミーはメディアと謳ってはいますが、書き起こしはもともとはログ。ログは参照したり引用したりシェアしたりするもので、記事ではないんですよね。

たとえばある企業の過去の記者発表の全文がすべて載っているとか、ソフトバンクの孫正義さんの話したことが全部載っているようなデータベースがあったら便利だなーと。それを使って、記者やブロガーの方が記事をつくってくれるような世界をつくれたら理想です。

あとは、政治関係のログは非常に公益性が高いのではないかと考えています。たとえば沖縄の基地問題。これは現地の方に聞いた話ですが、地元メディアには政府の息がかかっているため、県議会でどんなことが話されたのか、本当の内容が県民に伝わっていない。でもたとえば議会に参加する市民の方が音源をとってきてくれて、それをログミーに投稿すると、情報が広がる。それをインフルエンサーの方たちが見てくれて、シェアしてくれることで、本当の課題解決に結びつけば、これは素晴らしいことだなと。
僕らはこれを「0.5次情報」と呼んでいます。通信社による一次情報よりもさらにリアルな情報ですね。

Qログミーが進化していくと、メディアも使えるコンテンツになるんですね。


そうなればいいですよね。でも絶対に僕らだけでは無理です。先ほど言ったような、地元の有志の方だったり、記者クラブに出入りしているような記者の方たちに賛同してもらって、協力していただけたらいいなと。それが理想ですが、今のところログミーは赤字でサーバー代もでない状況なので、ウィキペディアのように寄付で運営できたらいいですね(笑)。

(取材日:2014年12月22日/撮影:菅井 淳子)

川原崎 晋裕氏

媒体名
ログミー
プロフィール
1981年生まれ。2007年、出版社の株式会社サイゾーに入社。同社のWeb事業立ち上げ責任者として、日刊サイゾーをはじめ5年間で計10媒体以上を立ち上げる。その後、独立して様々な企業のメディアプロデュースを手がけるほか、セミナーやトークイベントにも出演。プロデューサーとしての業務領域は、企画、編集、運営、マネタイズ、外部提携交渉など幅広い。特に出版社コンテンツのメディア化など、編集企画の絡んだサイトのプロデュースに強みを持つ。

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