こんにちは。
スケジュール帳を手作りしている菊池です。
厳密には、市販のA5バインダーを買って、
そこに手作りのスケジュールをとじています。
この時期は、
お店に来年のスケジュール帳がたくさん並んでいてワクワクしますね。
糸井さんの「ほぼ日手帳」を買おうかな~
いやいや、A4サイズのたくさん書き込めるのが良いかな~
と、毎年物色はするのですが、
結局いつもの手作りに落ち着いています。
私の場合、
・1週間の予定を一望したい
・予定を30分単位で記入したい
・持ち運びやすいサイズが良い
・その日のタスクをたくさん記入したい
といった願望があだとなり、
なかなか、希望に合う手帳を見つけられません。
エクセルにデザインして、A4で印刷し、
半分に切って、A5サイズのバインダーにとじて使っています。
使用歴は、もう3年になります。
本コラムの末尾に、ダウンロードできるURLを記載していますので(笑)、
もしご興味のある方は、見てみてください。
さて今日は、
文章を校正する上で大切とされている「音読」について、
前回に引き続き、谷崎潤一郎さんの『文章読本』から
ご紹介したいと思います。
===== 以下、『文章読本』より一部抜粋 =====
■ 「黙読」でも結局は「音読」
人々は心の中で声を出し、
そうしてその声を心の耳に聴きながら読む。
黙読とは云うものの、結局は音読しているのである。
⇒自分にあてはめて考えてみても、そのとおりだと思います。
■ 文章の音楽的要素がないがしろにされている
現代の人はちょっとした事柄を書くのにも、
多量の漢字を濫用し過ぎる幣があります。
この弊害の由って来たる今一つの原因は、
昨今音読の習慣がすたれ、文章の音楽的効果と云うことが、
忽諸(こっしょ)に附されている所に存すると思います。
つまり、文章は「眼で理解する」ばかりでなく、
「耳で理解する」ものでもあるのに、
当世の若い人たちは見て分るように書きさえすればよいと思って、
語呂とか音調とかに頓着せず、
「何々的何々的」と云う風に無数に漢字を積み上げて行く。
⇒確かに、漢字や熟語を多用する方が良いと思っていました(汗)
私も、小・中・高までは、
国語の授業で音読をしていたと思うのですが、
大学や社会人になってからは、すっかり音読と疎遠になっています。
■ 音楽的要素を無視すると・・・
ですからあまり沢山の漢字を一遍に並べられると、
耳は眼の速力に追い付けなくなり、
字形と音(おん)とが別々になって頭へ這入(はい)る、
従って、内容を理解するのに手間が懸るのであります。
⇒これは、肌感覚でご理解いただけるかと思います。
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谷崎さん自身も、青年時代からずっと
「文章を綴る場合に、
まずその文句を実際に声を出して暗誦(あんしょう)し、
それがすらすらと云えるかどうかを試してみること」
を実践していたそうです。
プレスリリースにしても、Webのコンテンツにしても、
「眼で理解」して、「耳で理解」する脳のはたらきは同じです。
私も、公開前のひと手間、「音読」を
忘れないようにしていきたいと思います。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。
※今日ご紹介した図書(リンク先はAmazonです)
谷崎潤一郎著 『文章読本』
http://u.value-press.com/RH8deX/
※手作りエクセルスケジュール(リンク先はfirestorageです)
http://xfs.jp/LJPne