本日より「ValuePress!メルマガ」に参加します、4月入社の中江です。
私生活では、2児の母をしております。
人と人とがダイレクトに繋がる、広報という仕事に携わっていると、
たくさんの「気づき」に出会います。
今後もそうした「気づき」を、自分自身の言葉で書きあげていきたいと思います。
先日、小学3年生の長女の授業参観に出席しました。
おしゃべりばかりしないか・・・
まさか、忘れ物はしていないよね・・・?
と、学校に向かう母の心中は穏やかではありません(笑)
科目は社会科。
テーマは「近所のMAPを作ろう」。
各個人が近所の店舗や施設を一つ選び、
調査した内容を画用紙に絵と文章でまとめます。
最終的に全員の画用紙をつなぎ合わせると、MAPになります。
参観日の時点では、MAPは既に完成しており、
当日は、自分か選んだ店舗や施設について、事前のリサーチや体験から得た発見を、
1分間のスピーチで発表しました。
わが娘は、妹の通う保育園を紹介。
「内装やおもちゃなど、全体が木のぬくもりを感じる保育園です。」
「1~2歳児専用の小さなトイレ、専用のシャワー室もあります。」
「通気性が良く、衛生的なハンモック風のベッドでお昼寝します。」
前日に、妹のお迎えに同行した際、直接保育園の先生にインタビューしたようです。
ノートに、びっしりとメモをとっていました。
発表は、声を張り、しっかり前(クラスメイト/保護者)を見て、
実に堂々としていました。
そして、ユーモア(自宅よりも保育園の方がピッカピカです!)も忘れません(笑)
近所の良く知っている施設ですが、
子供の目線で見ると、どんどん新しい発見があり、情報としての価値も十分でした。
私の娘だけではありません。
33名全員が、見事なスピーチをするのです。
完成度の高さに、小学3年生ということを忘れ、感動してしまいました。
更にその後は、印象に残ったクラスメイトのスピーチに対して、
アドバイスや感想を述べていきます。
驚くべきは、「はい、○○さん」と先生に急に当てられても、
みんな瞬時に的確な発言ができるのです!
ここは本当に日本なのか?と、
自身の小学校時代とあまりにも違うことに驚愕してしまいました。
もはや、自ら手を挙げて意見を述べるのを嫌がったり、
価値観や見解の違う相手に思いを伝えることを躊躇したり、
ついモジモジしてしまう時代ではないのですね。
発表を終えた子供たちの顔は、
実に誇らしげで、キラキラとしていました。
なぜこんなにも、すらすら意見を述べることができたのか?
よくよく思い返してみると、
子供たちはみな、発表者の話を食い入るように、集中して聴いていました。
下記の日経Bizアカデミー記事にもありますが、
コミュニケーションの最初のステップは、「聴くこと」。
▼会話の基本は「聴く」「訊く」「伝える」
http://u.value-press.com/ouCB1S
(日経Bizアカデミー)
これは、大人も小学3年生も変わりません。
クラス全員がこの聴く姿勢を実践したことで、
場の一体感や、友達への信頼感が生まれ、
結果として素晴らしい発表会になったのだと思います。
できて当たり前のことなのかもしれませんが、
「コミュニケーション能力」とは、
シンプルに相手を思いやることで、
身についていくのではないかと感じた体験でした。
私も娘と二人三脚で、磨いていきたいと思います。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。