皆様、こんにちは。
松谷です。
異常気象で急な雷雨になったり、
かと思えば、素晴らしい晴天になったり、
安定しない春の気候が続きますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は、先週開催致しました、
広報PR講座についてお話しさせていただきます。
今回は『東洋経済オンライン』の、
若き編集長・佐々木様にご講演頂きました。
急なお仕事や、日程が合わず、
ご参加頂けなかった方もいらっしゃると思いますので、
オンラインビジネス誌の中で、PV数が最も低かった
『東洋経済オンライン』が
昨年のリニューアルによって、
どのように、現在NO.1の月間5,300万PVへと変化したのか。
“リニューアルの狙い”についてお伝えできればと思います。
『東洋経済オンライン』のリニューアルの狙いは、
まさに“新世代リーダーのためのビジネスサイト”
というコンセプトのもと、
“新しいメディア”をつくることでした。
これまでの、
新聞・ビジネス誌のオンライン版というと?
大半は、紙面(誌面)に載っているものが
そのままネット化するというもの。
リニューアル前の『東洋経済オンライン』も、同様でした。
そこで、『東洋経済オンライン』は、
新しいコンセプトとして
“新世代リーダーのためのビジネスサイト”を掲げ、
ビジネスパーソン・知識人・企業・女性など、
あらゆる領域で、
新しい事に取り組む方々に向けたコンテンツを
他の媒体より多く取り上げようという事になりました。
他誌が40~50代の層をターゲットとする中で、
『東洋経済オンライン』が30代~40代の
“新世代リーダー”をコンセプトに挙げたその理由は3つ。
1)おもしろくて意義がある
歴史上の人物をたどっても、
新しいアイディアを発揮するのは、30代が大半。
つまり、時代の変わり目には30代の人から、
新しいアイディアが浮かんでくる。
それが、“新世代リーダー”
というコンセプトを選んだ最初の理由とのこと。
2)これからは30~40代がボリュームゾーンとなる
これまでのビジネス誌は、50代の意思決定者が、
主なターゲット層でした。
しかし、
50代の意思決定者にあたる団塊の世代の引退に伴い、
従来のターゲット層がガクッと減ってしまう。
その一方で、
団塊ジュニア30~40代の層が一気に多くなります。
しかしながら、
30~40代が読んで「面白い!」
と思うような媒体が少ないのが現状でした。
そこで!
30~40代に突き刺さるような媒体をつくりたいと思い、
“新世代リーダー”をコンセプトに掲げたそうです。
3)ライバルとの差別化
昨年11月のサイトリニューアル前までは、
『日経ビジネスオンライン』
『ダイヤモンドオンライン』に比べ、
ニュースサイトとしては、後塵を拝していました。
しかし、リニューアルを期に、
「せっかくなのだから他がやっていない事をやろう」
「面白い事をやろう」
という社内からの声をもとに
他誌のオンラインよりも、
下の世代をターゲットにした内容を打ち出せば、
他との差別化になるのでは?と思い
“新世代リーダー”を、打ち出したとのこと。
ちなみに、
他誌オンラインのターゲット層はこちらです。
日経ビジネスオンライン:30〜50代のパワーリーダー
ダイヤモンドオンライン:30代~50代のビジネスエグゼクティブ
また、社内の体制の関係もあったそうです。
平均年齢31歳。
20代のいきの良い若手がメインの編集チーム。
この編集チームで、50代向けのコンテンツは合わない。
そこで、
自分たちの伝えやすいコンテンツを作ろう!
という事になりました。
以上が、『東洋経済オンライン』リニューアルの狙いです。
30代の編集長率いる、
平均年齢31歳の編集チームがつくる、
『東洋経済オンライン』。
今後は、
・おもしろく
・常識を揺さぶり
かつ、
社会的意義のあるコンテンツを
増やしていきたいとのことです。
現在、オンラインビジネス誌において、
PV数トップの『東洋経済オンライン』。
今まで、媒体のブランド維持からか、
ターゲットとする読者の年齢層を下げなかった、
ビジネス誌の“壁”を切り開いた結果だと思います。
皆様、本日ご紹介させて頂いた観点を踏まえて、
ぜひ、『東洋経済オンライン』をご覧いただけますと幸いです。
(http://goo.gl/3vueN )
「ValuePress!」でも、サイトのリニューアルに続き、
●「履歴効果測定ページ」のリニューアル
<強化された機能>
・アクセス解析:期間ごとのアクセス数をグラフィカルに表示
・記者閲覧数:記者がリリースを閲覧した日時を表示
・SNS解析:リリースに関連したTwitterとFacebookの投稿を表示
●メディアの要望を皆様へ知らせる「企画の窓口」のサービス追加
●まとめサイトでのメディアへの情報提供サービスの追加
など、
皆様により良いサービスをご提供する為に、
随時リニューアル・サービスの追加をしています。
「もっとこうして欲しい」
「ここが見にくい/使いにくい」
というご要望がございましたら、
matsutani@valuepress.co.jp まで、
ご連絡いただけますと幸いです。
サービス向上に精進致します!
それでは、本日もよろしくお願い致します。