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こんにちは!

つい先月まで大雪の心配をしていたのに、
先週土曜日には東京でも気象庁が桜の開花宣言。

一気に夏日が訪れ、桜の満開は今週末と
お花見のリスケジュールに慌てふためく土屋です。


天気の良い日は、外でのんびりしたいものですが、
先月、米アカデミー賞で最優秀作品賞など3冠を受賞した映画「アルゴ」が気になり、
足を運んでみました。
既にご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。



本映画は、イランのアメリカ大使館人質事件を舞台に、
架空の映画製作チームをつくり、
人質救出作戦を展開するという実話をもとにした映画です。
http://wwws.warnerbros.co.jp/argo/

(一部ネタバレもございますので、
まだご覧になっていない方はお気をつけください)


人命がかかっているため、架空とはいっても
映画製作の信憑性を上げなければ相手に怪しまれます。

そのため、最初は製作会社を作るだけでしたが、
その後、台本やコンテ案に加え、記者発表会、広告出稿に至るまで、
ありとあらゆる手段で信憑性を高める施策を展開しました。
そして準備を終えて、いざ救出にイランへ向かいます。


記者発表会までやるとはさすがCIAと感心するも、
実は、後半の危機的な状況から逃れるために、
この活動が大きな寄与をすることになります。


暴動が起きていたイランでは、
アメリカ人と知られれば国外に出ることはもちろん、
命の保証もありませんでした。

架空の制作会社は、イランで実際に撮影を行い、
いざ人質を撮影クルーのスタッフに化けさせ、
共に国外へ脱出する最後の最後に息も詰まるほどの難関が待ち受けます。

解放軍に疑われ、別室で映画の製作が本当なのかどうか、
調査を受けることになってしまうのです。


彼らはありとあらゆる証拠を提出し、
映画を信頼してもらう説明を続けます。

・映画のコンテ案
・イラン政府からの撮影許可証
・制作会社の名刺(事務所もスタッフも実際に準備していました)
・雑誌


・・雑誌?

仕事柄、雑誌が出てきたことにびっくりしました。
これがなんと出国前のプロモーションで、紹介された記事。
これを見せて、映画が本当に公開されるものだと、
その信憑性を主張したわけです。

イランとアメリカ、言葉も文化も異なる国で、
しかも緊張関係にある両国。

そのコミュニケーションの中で、
信頼(実際は架空ですが)を勝ち取るために、掲載されている雑誌を見せる。

つまり、この架空の映画を形作っていくにあたり、
信憑性を持たせる戦略の1つとして、
「パブリシティ」が用意されていたということなのですね。


PRにおいても、特に、知名度の低い中小ベンチャー企業の場合、
自社の社名の訴求と同じくらい、
自社の活動の信頼性を伝える事が重要になります。


パブリシティにおける実績は、
必ず自社の力強い武器になるはずです。

自社の中で、眠っている過去のパブリシティの実績はありませんか?


過去のものと眠らせてしまうのではなく、
是非、新しい自社の武器として活用してみてはいかがでしょうか。



それでは、本日もよろしくお願い致します。



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