皆様、おはようございます。
最近、食欲が旺盛になり過ぎて、困っている須佐美です。
夕飯を食べたのに、
平日の帰宅後、夜食に手を出してしまうこともしばしば。。
良くないこと、とはわかっているのですが、
「我慢しすぎるのはかえって良くない!」
と意味のわからない言い訳をしつつ(汗)、
1日3食以上の生活が増えてしまっています。
特に、一番お世話になっているのが、
袋入りの即席ラーメン。
東洋水産の「マルちゃん正麺」や、日清「ラ王」をはじめ、
最近は各社から様々な商品が投入され、
ラーメン好きには、嬉しい状況となってきています。
即席袋麺の市場自体も好調で、
08年から10年の3年連続で縮小傾向だった市場が、
11年度は前年比105%増のプラスに転じた、という報道もあります。
http://goo.gl/mOIxm
これは、11年に起きた東日本大震災の際、保存食として
再び注目を浴びるようになった、という社会的な背景もありますが、
それと同時に、ユーザー層の拡大も視野に入れた
プロモーションも功を奏しているようです。
特徴的なPRの一つに、
昨年の商品発売前に行った、
期間限定の試食イベントがあります。
http://goo.gl/8L261
商品名を明かさず、2,000人近くの参加者にラーメンを食べてもらい、
それぞれ、納得できる値段をつけてもらう、というイベントで、
各ニュースサイトで話題となり、
消費者からメーカー側に好評の声も寄せられました。
こうした、商品名を明かさないまま行う販促手法は
「ティザー戦略」と呼ばれ、
ユーザーの興味関心を増幅させ、
自然と口コミが広がっていく効果が期待できる手法です。
エレクトロニクス系や自動車系、飲食系の大手企業を中心に
近年取り入れられるようになり、
・マクドナルド「クォーターパウンダー」
・トヨタ「マークX ジオ」
などのPRで実際に用いられたことがあります。
本日発表された、ソニーの「PlayStation 4」でも、
ティザー動画が利用されていました。
http://goo.gl/R0Sve
「ティザー戦略」が成功するためのポイントとして、
・興味関心を持たせられるだけのインパクトがあるクリエイティブ
⇔そもそも日頃関心の無い商材では、興味が湧きにくい。
・期待を破らない、あるいはそれ以上の驚きがある
⇔正体を隠していても、感動が無ければ記憶には残りづらい。
こういった条件が必要と言われていますが、
製麺各社は、生麺の食感を再現する新製法に長い年月を費やし、
新商品を生み出している状況なので、
こうした、大々的なプロモーションを展開することができたのではないでしょうか。
マーケティング活動において
顧客層の拡大は、とても重要な要素ですし、
それを実現する手段として、ティザー戦略・広告は
今後も様々な企業で展開されると思います。
もちろん、扱う商材によっては、
違ったプロモーション戦略の方が適している場合もあるとは存じますが、
もし目にされた際は、その後どういった効果が生み出されたのか、
マーケティングのご参考として、
ウォッチしてみてはいかがでしょうか。
それでは、本日も宜しくお願い致します!