おはようございます。
今年のテーマは一心不乱の土屋でございます。
昨年は、「VFリリース」サービス・会社の統合に始まり、
新たなメンバーで新たな1歩を踏み出した1年でした。
改めて皆さまには本当にお世話になり、ありがとうございました。
そして2013年、バリュープレスは9年目を迎えます。
10年の節目の前夜となる今年、新しい挑戦の軌跡を残していこうと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
毎年、お正月は我が家の神社への初詣が恒例行事でして、
今年も実家の島根県へ帰省しました。
私の父はもともと教師を勤めながら、
家業で神主をやっております。
そして今は教師をやめ、もっぱら神主業と近年始めた家庭菜園に精を出しています。
今年還暦を迎える父ですが、
今のご時世、隠居生活はまだまだ早すぎるでしょうし、
家庭菜園の規模も年々大きくなるので、
あわよくば島根の神主が作る無農薬野菜ECなんて面白いんじゃないかしら・・(!)
と内心勝手に企みながら、父に菜園ブログをやってみてはと勧めて見ました。
私の父といえば、私が大学時代の時に
「インターネットは不要だ」と解約し始めた堅物です(笑)
案の定、「そんなものは必要ない」と即答一言。
もちろん想定内の反応ですので、私も食い下がります。
ブログをすれば、
「菜園のアドバイスをしてくれる人に出会えるかもしれない」
「同じような仲間が見つかるかもしれない」
「神社のPRにもなって一石二鳥じゃない!」
「私や家族が遠くからいつでも見てコメントもできる、これって励みになるでしょ!」
あれこれとメリットを並べてみたものの、
「不特定多数の人間に見せるようなものはない」と動じない父。
聞いてみればもともと菜園を始めたのは、
氏子など地域の人たちへ無農薬の美味しい野菜をお届けしたいという気持ちと、
神様へのお供えにも喜ばれるからというのがきっかけ。
地域の方々に知ってもらえるのは嬉しいけれども、
誰もが見れるweb上にわざわざ上げる必要はない。
その人たちだけが見てくれたらそれで良い。
なるほど・・・。
ハッとなりながらも、留めることができず・・
私「じゃあ神社に掲示板を作ってみたらどうだろう、写真とか載せてさ!」
父「・・・・」
支離滅裂になりながら、
私の提案は散り散りになっていきました・・・。
お恥ずかしながら新年早々の典型的なダメ営業だったわけですが、
いつも「こういう営業はNG!」と、
営業の現場で指摘していたにも関わらず、
自分自身こそが、潜在的に持っていた手段ありきの思考に
改めて気づかされショックを受けた経験でもありました。
私自身も、PRのお仕事に携わって7年目になります。
つい、頭の中は多くの人に知ってもらう事を良しという攻め気質、
そしてコミュニケーションを取り巻く環境の変化の中で、
湧き上がる新しい概念・手段に対する好奇心。
しかし、求められるコミュニケーションの課題は、
とてもシンプルなところに解があることもしばしばです。
今回も、父のニーズをしっかり聞いてから話をしていたら、
もっとお互いに話を広げる事ができたかもしれません。
コミュニケーションを扱う仕事だからこそ、
御客様とのコミュニケーションから生まれる信頼関係をきちんと築く事。
要望と目的をしっかりと受け止めること。
改めて気持ちを引き締め、大切にしていきたいと思います。
(そしてもちろん、改めて父へのリベンジも忘れてはおりません!!笑)
それでは、本日もよろしくお願い致します。