おはようございます!
残暑もようやくおさまり、愛犬と共に安心している松谷です。
さて、
先日「LINE」のマーケティングセミナーへ行ってきました。
今回は、そのセミナーで学んだ事を、
ご紹介させて頂きます。
【Roppongi BIZセミナー】
マーケティング・クリエイティブ最前線
Twitter、Facebookを超えるスピードで成長する「LINE」を徹底解析
~世界のユーザー数5,000万人突破!「日本発」グローバル・アプリが持つ可能性~
( http://goo.gl/uQXKN )
当初定員枠、200名だった本セミナー。
申込者が多く、300名に定員枠を増やしていました。
ユーザー同士であれば、
国内・海外、キャリアを問わずに、
無料で音声通話・メールが楽しめる、
無料通話・無料メールアプリの「LINE」( http://goo.gl/MDV0i )
同アプリを運営するのが、
NHN Japan株式会社( http://goo.gl/RPlMc )
今回ご講演頂いたのは、
ウェブサービス本部で活躍していらっしゃる、
マネージャーの矢嶋 聡さんでした。
同社のマーケティングは、
執行役員の下に、
「PR担当」
「Webマーケティング担当」
「マスマーケティング担当」
と3つの部門を配置しており、
それぞれ、3人、4人、1人の担当者によって、
業務が行われているそうです。
利用者数5,000万人を超えるサービスなので、
もっと大人数での態勢かと思っていたので、
この人数の少なさには驚きました。
そして、最初にお話し頂いたのが、
①数字で見る「NHN」
日本においての「NHN」の実績はというと
●PCオンラインゲーム会員数 No.1
⇒登録ID数5140万件。
●PCトラフィック 国内4位
●スマートフォンアプリDL数 約1億DL
次に、韓国においての実績は、
●韓国PC/スマホ検索シェア No.1
●韓国ネット広告売上 No.1
●韓国において就職したいネット企業 No.1
と、もともと韓国に本社があった為か、
韓国での人気も素晴らしいものです。
更に、世界規模での実績を見てみると、
●世界第4位の検索シェア
●世界ネット企業時価総額ランキング15位
とのこと。
現地のニーズに合わせたサービス展開をしてる点に、
このシェア率の高さがあるのではないでしょうか?
ちなみに、
あの「まとめサイト」でおなじみの、
「NAVERまとめ」は、日本だけのサービスだそうです。
②「LINE」の拡大プロセス
では、なぜ日本において、
「LINE」がこれほど流行になったのでしょうか?
「LINE」の拡大プロセスは大まかに、
3つにわけられるそうです。
1)参入期(2011.6~)
この時期はとにかく、
市場に出すことを優先したそうです。
サービス提供を開始した当時、
「サービスの調節は後から出来る」
という考えのもと、
メディアやSNSでのモニタリングを重視し、
「ユーザーにはどんなニーズがあるのか」
「メディアはどんな反応をするのか」
を、常にチェックし、
それらの反応を社内で共有。PDCAをまわしたそうです。
そして、スピーディなサービス改善を繰り返し、
ユーザーの意見をもとにしたサービスを構築したそうです。
2)成長期(2011.10~)
人気タレント、ベッキーを起用したCMを、
全国区で放送開始しました。
しかも、F1層を狙って、深夜に放送していたとのこと。
無料通話機能、
スタンプ機能を導入したのも同時期です。
CMにおいて、
朝まで長電話をしながら、号泣するベッキーを起用したのは、
「共感・インパクト」をキーワードにした為。
「共感」=F1層に多い、朝までの長電話
「インパクト」=泣いているベッキー
とのこと。
実際に、CMの放送中、
ユーザー登録者数・招待メール数共に、
急上昇しています。
社名が有名でない分、
「CMをやっている」
「ベッキーを起用している」
というところで、安心感を狙ったそうです。
3)拡大期(2012.1~)
そして、
CM後、一般ユーザーが急増。
すると、ちょっとした誤解や噂などで、
炎上するケースが多く、
不安払拭の為に、
緊急声明を公式ブログでアナウンスしたり、
不安視するつぶやきをしていたユーザーに対し、
個別対応をしたりと
「アクティブサポート」を実践したそうです。
サービス公開から、
わずか14カ月で世界6,000万ユーザーを達成し、
現在もユーザー数の拡大を続ける「LINE」。
今回の「LINE」のセミナーに参加し、
ネットサービス業界では、
いかにスピードある行動・改善が大事であるか。
更に、波及力の高いネットサービスであるからこそ、
迅速かつ、丁寧なユーザーフォローが必要とされること。
これを改めて実感しました。
弊社では、
・お電話での的確かつ、丁寧な対応
・メールでのお問い合わせに対する迅速な回答
を重視していますが、
お客様から頂いたお声を、より速く社内共有し、
サービス向上につなげていきたいと思います。
それでは、本日も、よろしくお願いいたします。