おはようございます。
遂にiPhone5が発表され、買い替えようか悩んでいる、
エンジニアの岡田です。
今回はSoftBankとauでの発売となりますが、
なんと、auではテザリングが利用できるそうです!
(SoftBankも2013年1月15日より、サービス開始予定とのこと)
テザリングとは、iPhoneをWi-Fiルータとして使用することで、
テザリングを使えば、イーモバイルのように外出先でノートPCなどを
iPhoneからネットワーク接続できるようになるため、
今すぐiPhoneでテザリングを使いたいという方は
auでの購入をおすすめします。
私はSoftBankユーザなので、SoftBankで来年1月の
テザリング対応開始まで待つか、
今すぐauに乗り換えるか...悩んでいます(汗)
さて、先日テレビをみていると、ある航空機事故を扱った
ドキュメンタリーが放送されていました。
「ギリシャ航空史上最悪の事故」と言われている、
ヘリオス航空522便墜落事故について、
当時の状況を再現し、事故の原因を解き明かしていく、
という内容のものでした。
▼奇跡体験アンビリーバボー
「上空1万メートル 史上最大の航空ミステリー」
http://goo.gl/4kp6K
最終的に、事故調査委員会によるボイスレコーダーと
飛行データ記録の解析の結果、
整備士と機長・副操縦士による二重・三重のヒューマンエラー
の連鎖が原因であることがわかったのですが、
その時、事故について解説していた専門家が、
「CRMができてない」と言っているのを耳にしました。
CRMというと、Customer Relationship Management
つまり、顧客管理を指すのが一般的かとは思いますが、
航空機事故に顧客管理??
と疑問に思い調べてみると、航空業界には、
「CRM(Crew Resource Management)」という、リスクマネジメントの
考え方があるようです。
▼医療安全推進者ネットワーク「スペシャリストに聞く」
株式会社日本エアシステム CRM推進グループ 福井邦彦氏
http://goo.gl/6BG6i
1979年にNASAが開催したワークショップで、
ほとんどの航空事故の原因がヒューマンエラーであり、
「ヒューマンエラーを防止すること」が航空機事故を減少させる
ために重要だと指摘したことが、
CRM(Crew Resource Management)のはじまりと言われています。
CRM訓練の中で重要な要素のうちの一つに、
・機長が他のクルーの意見に「聞く耳を持つ」
というものがあります。
1977年に滑走路上で航空機同士が衝突し、583名の死者を出した
テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故は、
副操縦士が機長の判断に疑問を持ちながらも指摘できず、
そのままフライトを続けたことで起きた、
ヒューマンエラーの連鎖が原因の事故だと言われています。
こうした背景から、航空機事故はいくつものヒューマンエラーの連鎖
が原因で起こると考えられるようになり、
機長が他のクルーの意見に「聞く耳を持つ」ことで、ヒューマンエラー
の連鎖を防ぐことができると考えられているようです。
現在、CRM(Crew Resource Management)は航空業界のみでなく、
鉄道・医療業界にも導入されています。
私たちの日々の業務においても、ヒューマンエラーの連鎖を防ぐ
仕組み作りは重要であるように思えます。
例えば、日々の業務に置き換えて考えてみると、
まず、上司が部下の意見に「耳を傾ける」
そして、部下は上司の決定に疑問があった場合は「指摘する」
この二つを守ることだけでも、かなりのヒューマンエラーが
予防できるのではないでしょうか。
つまり、上司の「リーダーシップ」と部下の「フォロワーシップ」
の両方を強化していくことが
ヒューマンエラーの連鎖を防ぐ、有効な策だと思います。
「上司が決めたことだから間違いないだろう」
と、その場で思考停止するのではなく、
自らの仕事に責任を持ち、一つ一つの意味を考えながら、
フォロワーシップの強化に重点を置いて行動していきたい
と思います。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。