こんにちは。
社会人になって初めて、
会社の合宿を経験した菊池です。
台場にある日航ホテルで1泊2日。
計7名でアイデアを出したり、まとめたり。
通常業務が滞りそうで
あまり乗り気ではなかったのですが、終わってみれば、
「定期的にやった方がいいね」
という結論に至りました。
社内の飲み会やレクリエーションも良いですが、
泊まり込みで一緒にやるという体験も良いものですね。
さて、合宿をするにあたり
効果的なブレインストーミング(以下、ブレスト)の方法を
改めてリサーチました。
こちらの記事にもあるように、
ブレストを上手く機能させるのは本当に難しい。
▼「ブレスト」のアイデア出しは、実は効率が悪い!(日経ビジネスONLINE)
http://u.value-press.com/XWhxt6/
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「5人が顔を突き合わせてブレストする組」と
「5人が個別にアイデアを出して最後にアイデアを足し合わせる組」に分けて、
それぞれから出てきたアイデアを比較します。
そして多くの研究で、前者よりも後者の方が、
よりバラエティーに富んだアイデアが多く出ることが示されているのです。
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(記事より抜粋)
ブレストが上手くいかない理由として、
「他者への気兼ね」
と
「集団で話すときは思考が止まりがち」
の2つが挙げられています。
今日は、
そんなブレストの壁を突破するために参考になる記事を
3つご紹介できればと思います。
■ブレスト前に読みたい記事3選
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【1】日本人の性質を活かした究極のブレストとは?(WORKSIGHT)
http://u.value-press.com/L0zaxI/
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著者の濱口さんは、
ブレストにはレベルが1~3まであるといいます。
「1時間で100個のアイデアを出す」
これがレベル1。
本格的なのはレベル2からで、
100個のアイデアの中から、すごいと思うアイデアを3つ選び、
なぜそれが面白いと思ったかの理由を述べさせます。
その時に、必ず
「何らかの軸を使って説明する」
というルールがあるそうです。
例えば、
「従来は男性用に販売しているものを、女性用に切り替えたから、面白い」
とか、
「従来は5つぐらいのパーツでできているのに、これは1個で済ませるから、面白い」
など。
アイデアの「切り口」を見える化し、
その切り口をもとに、商品やサービスを捉え直すと、
イノベーションが生まれると書かれています。
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【2】効果的なブレインストーミング。
あなたのクリエイティビティを限界まで引き出す方法(UEI shi3zの日記)
http://u.value-press.com/42mrdf/
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ユビキタスエンターテインメント・清水さんのブログです。
この記事で参考になるのは、アイデア出しの時間を
「20分」に設定しているところ。
個人の経験からも、
通常は、最初の5分で案を一気に出して、そこで行き詰ります。
しかし、人間の脳は、ある質問が投げかけられると、
同時並行にいくつも考え、かなり遅れてから答えが見つかる場合があると
清水さんはいいます。
その絶妙な時間が「20分」なのだそうです。
こちらのエントリーも参考になりますので、
ぜひ、併せてご覧ください。
▼ブレインストーミングが陥る罠失敗するブレストの7パターン(UEI shi3zの日記)
http://u.value-press.com/sylz12/
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【3】役割分担でアイデアが湧き出る「カヤック流ブレストルール」が凄い!(HRナビ)
http://u.value-press.com/IFiPBZ/
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カヤックさんのブレストも、制限時間は「15分〜30分」
(先の清水さんの20分とほぼ同じです)
ポイントとして紹介されている、
「沈黙になりそうなら、世間話や関係ない話をする」
は、和やかな雰囲気を維持する上でとても大切です。
記事後半には、実際のブレストの様子が描かれており、
カヤックさんのブレストを疑似体験することができます。
いかがでしたでしょうか。
冒頭で紹介した日経ビジネスONLINEの記事(※)では、
ブレストの「第2の役割」に言及しています。
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ブレストの第2の役割は、
参加メンバーが組織の「価値基準・行動規範」を共有しやすいことです。
たとえばIDEOのブレストでも、一般的なブレストのルール同様、
互いのアイデアを肯定することが尊重されます。
そしてこの価値基準は、「より突飛で大胆なアイデアを出す」行動を促します。
ブレストを繰り返すほど、多様なメンバーが入り交じって同じ価値を共有し、
それが日頃の業務でも意識されるようになるのです。
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(記事より抜粋)
※「ブレスト」のアイデア出しは、実は効率が悪い!(冒頭と同じ記事です)
http://u.value-press.com/XWhxt6/
ブレストをくり返すことで一体感が増し、
一体感が増すと、よりアイデアが出やすくなる好循環。
沈黙が訪れるタイミングや、脳が煮詰まった時の打開策なども、
慣れと共に蓄積されていくと思いますので、
ぜひ、ブレスト文化を社内に根づかせたいですね。
2014年の総括や、2015年の新規アイデアを考える際の
参考になりますと幸いです。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。