マッキャンエリクソンのUM 「Wave 6」世界62カ国のソーシャルメディア最新トレンド発表
マッキャンエリクソンのUM 「Wave 6」世界62カ国のソーシャルメディア最新トレンド発表。海外と比較するとSNSの利用率はまだ低い日本。スマートフォンの普及と共に利用の拡大が見込まれる。ソーシャルメディアを通じたブランドとの接点・関与の欲求は高くないものの、新製品のニュースなどを求める傾向に。
世界各国のインターネットユーザーのソーシャルメディア利用実態や今後のトレンドを予測することを目的として、2006年から毎年、世界中のインターネットアクティブユーザーを対象に調査を実施し、世界のトレンドや各国の特徴を「Wave(ウェーブ)」プロジェクトとして発表しています。
その第6弾となる「Wave 6」では、世界62カ国で調査を実施し、「The Business of Social- ビジネスにおけるソーシャルメディア」をテーマに、グローバルの動向をまとめたレポートと、日本独自の結果をまとめたレポートを発表しました。《グローバルレポート結果要訳》
ブランドが生活者に与えうるソーシャル上の経験のうち、顧客の苦情や問い合わせに対して個別に対応すること(ソーシャルCRM)が、マーケティング上、最もブランドロイヤリティを形成し、圧倒的に力あるものとなっています。
生活者のソーシャルメディアへの接触がますます高まり、オンラインメディア上のみならずあらゆるメディアのライバルとなっている今、「Wave 5-ブランドのソーシャル化」では生活者が欲しているブランドとのソーシャルな経験は何なのかを明らかにしました。「Wave 6-ビジネスにおけるソーシャル」では、さらに、ソーシャルな経験によってどのようなマーケティング上の効果が得られるのかを探求しました。そこで明らかになったのは、各々の施策・経験は異なった価値・結果を生むものであるということです。従って、特定のマーケティングの目標を達成しうる、より洗練されたソーシャルメディアの戦略を立てる必要があります。また、ブランドが生活者に与えうるソーシャル上の経験のうち、最もブランドロイヤリティを形成するのに貢献するのは、顧客の苦情や問い合わせに対して個別に対応すること(ソーシャルCRM)だということも明らかになりました。こういった対応のできるブランドこそが顧客からの賞賛やロイヤリティを得られるのです。
ブランドのウェブサイトは、若い世代が急速に訪れなくなっています。
一方で、ブランドサイトは急速に人気がなくなっており、特にブランドサイトを一方通行の経験でしかないと考えている16-24歳の若年層において顕著でした。企業/ブランドは、ブランドサイトがより機能するよう考えなくてはなりません。また、より完全なブランド体験を提供するために、ソーシャルメディアをどのように活用すべきなのか考える必要があります。
個人情報への懸念は高まっているものの、生活者はソーシャルネットワークサイトとなると、進んで情報を発信しています。
今回のレポートでは、昨今ますます議論されることの多い個人情報の問題についても面白い結果を提示しています。生活者は、ネット上に個人情報を持つことに対して懸念は高まる一方で、フェースブック上にプロフィールを上げる場合には、リスクを喜んで取っています(世界のインターネット人口の62%が行っている)。UM EMEAのリサーチディレクターであるグレン・パーカーは、「ソーシャルネットワークは人々の生活に深く根ざしており、たとえ個人情報のような重要なことに対してでさえ、ソーシャルネットワーク上での活動を犠牲にすることなど考えられなくなっている。個人情報の問題はもちろん課題ではあるが、ソーシャルネットワークの発展を抑制するものではない。」としています。
《日本レポート結果要訳》
ブログや掲示板などの利用は飽和状態に達しているものの、SNS、ミニブログ、動画の利用は引き続き伸びています。
SNS自体の利用率の増加だけでなく、SNSユーザーのSNSの活用もより活発化しています。プロフィールの作成・更新のみならず、ニュースや写真の投稿も以前にましてアクティブになっています。
海外と比較すると、日本のSNSの利用率はまだ低い結果となっています。(30%)
アメリカでは65%にまで達しているSNS利用率ですが、日本ではまだ30%にとどまっています。また、世界的には、PCからのSNSの利用が最も高いものの、日本はスマートフォンからのSNSの利用が高いことが明らかになりました。スマートフォンの普及が、今後さらに進むと、SNSの利用の拡大も進むことが容易に想定されます。
海外と比較すると、日本人のソーシャルメディアを通じたブランドとの接点・関与の欲求は高くないものの、新製品のニュースや割引券へのニーズは概して高い傾向になっています。
Wave 5に引き続き、ソーシャルネットワーク上でのブランド体験やその欲求は日本では未だ低い状況であるといえます。特に、ブランドコミュニティーへの参加や、製品開発に関する提案などのブランドへの高い関与行動とも言える欲求は、海外と比較するとかなり低い結果となっています。その一方で、新製品のニュースや割引券、面白いコンテンツなどへの欲求は海外平均と同レベルもしくはそれ以上に高い結果となっています。また、ソーシャル上の各々の施策や経験は異なった価値・結果を生むことは日本でも同様の結果となっています。以上のような日本での状況を踏まえると、ブランドはソーシャル上のブランドサイトへの誘因をどのように図るのか、まずはその仕掛けを考える必要があります。そして、生活者と単につながるだけでなく、生活者の欲求とマーケティングの目的の両方を鑑みて、ソーシャル上で何を生活者に提供するのかを考える必要があるでしょう。
■ Wave 6 調査概要
【調査対象者】 アクティブインターネットユーザー(2日に1回以上インターネットにアクセスする人) 計41,738人
【調査地域】 世界62カ国
【調査方法】 インターネット調査
【調査時期】 2011年7月
国際比較を行ったグローバルレポートと日本のトレンドを分析した日本版レポートの2種類ご用意しています。
Wave 6 PDF小冊子概要
グローバルレポート
体裁: 74ページ 全ページカラー
言語: 英語
発行: 2012年4月
日本版レポート
体裁: A4版 25ページ 全ページカラー
言語: 日本語・英語
発行: 2012年4月
非売品。マッキャンエリクソンより顧客企業などに配布。
その第6弾となる「Wave 6」では、世界62カ国で調査を実施し、「The Business of Social- ビジネスにおけるソーシャルメディア」をテーマに、グローバルの動向をまとめたレポートと、日本独自の結果をまとめたレポートを発表しました。《グローバルレポート結果要訳》
ブランドが生活者に与えうるソーシャル上の経験のうち、顧客の苦情や問い合わせに対して個別に対応すること(ソーシャルCRM)が、マーケティング上、最もブランドロイヤリティを形成し、圧倒的に力あるものとなっています。
生活者のソーシャルメディアへの接触がますます高まり、オンラインメディア上のみならずあらゆるメディアのライバルとなっている今、「Wave 5-ブランドのソーシャル化」では生活者が欲しているブランドとのソーシャルな経験は何なのかを明らかにしました。「Wave 6-ビジネスにおけるソーシャル」では、さらに、ソーシャルな経験によってどのようなマーケティング上の効果が得られるのかを探求しました。そこで明らかになったのは、各々の施策・経験は異なった価値・結果を生むものであるということです。従って、特定のマーケティングの目標を達成しうる、より洗練されたソーシャルメディアの戦略を立てる必要があります。また、ブランドが生活者に与えうるソーシャル上の経験のうち、最もブランドロイヤリティを形成するのに貢献するのは、顧客の苦情や問い合わせに対して個別に対応すること(ソーシャルCRM)だということも明らかになりました。こういった対応のできるブランドこそが顧客からの賞賛やロイヤリティを得られるのです。
ブランドのウェブサイトは、若い世代が急速に訪れなくなっています。
一方で、ブランドサイトは急速に人気がなくなっており、特にブランドサイトを一方通行の経験でしかないと考えている16-24歳の若年層において顕著でした。企業/ブランドは、ブランドサイトがより機能するよう考えなくてはなりません。また、より完全なブランド体験を提供するために、ソーシャルメディアをどのように活用すべきなのか考える必要があります。
個人情報への懸念は高まっているものの、生活者はソーシャルネットワークサイトとなると、進んで情報を発信しています。
今回のレポートでは、昨今ますます議論されることの多い個人情報の問題についても面白い結果を提示しています。生活者は、ネット上に個人情報を持つことに対して懸念は高まる一方で、フェースブック上にプロフィールを上げる場合には、リスクを喜んで取っています(世界のインターネット人口の62%が行っている)。UM EMEAのリサーチディレクターであるグレン・パーカーは、「ソーシャルネットワークは人々の生活に深く根ざしており、たとえ個人情報のような重要なことに対してでさえ、ソーシャルネットワーク上での活動を犠牲にすることなど考えられなくなっている。個人情報の問題はもちろん課題ではあるが、ソーシャルネットワークの発展を抑制するものではない。」としています。
《日本レポート結果要訳》
ブログや掲示板などの利用は飽和状態に達しているものの、SNS、ミニブログ、動画の利用は引き続き伸びています。
SNS自体の利用率の増加だけでなく、SNSユーザーのSNSの活用もより活発化しています。プロフィールの作成・更新のみならず、ニュースや写真の投稿も以前にましてアクティブになっています。
海外と比較すると、日本のSNSの利用率はまだ低い結果となっています。(30%)
アメリカでは65%にまで達しているSNS利用率ですが、日本ではまだ30%にとどまっています。また、世界的には、PCからのSNSの利用が最も高いものの、日本はスマートフォンからのSNSの利用が高いことが明らかになりました。スマートフォンの普及が、今後さらに進むと、SNSの利用の拡大も進むことが容易に想定されます。
海外と比較すると、日本人のソーシャルメディアを通じたブランドとの接点・関与の欲求は高くないものの、新製品のニュースや割引券へのニーズは概して高い傾向になっています。
Wave 5に引き続き、ソーシャルネットワーク上でのブランド体験やその欲求は日本では未だ低い状況であるといえます。特に、ブランドコミュニティーへの参加や、製品開発に関する提案などのブランドへの高い関与行動とも言える欲求は、海外と比較するとかなり低い結果となっています。その一方で、新製品のニュースや割引券、面白いコンテンツなどへの欲求は海外平均と同レベルもしくはそれ以上に高い結果となっています。また、ソーシャル上の各々の施策や経験は異なった価値・結果を生むことは日本でも同様の結果となっています。以上のような日本での状況を踏まえると、ブランドはソーシャル上のブランドサイトへの誘因をどのように図るのか、まずはその仕掛けを考える必要があります。そして、生活者と単につながるだけでなく、生活者の欲求とマーケティングの目的の両方を鑑みて、ソーシャル上で何を生活者に提供するのかを考える必要があるでしょう。
■ Wave 6 調査概要
【調査対象者】 アクティブインターネットユーザー(2日に1回以上インターネットにアクセスする人) 計41,738人
【調査地域】 世界62カ国
【調査方法】 インターネット調査
【調査時期】 2011年7月
国際比較を行ったグローバルレポートと日本のトレンドを分析した日本版レポートの2種類ご用意しています。
Wave 6 PDF小冊子概要
グローバルレポート
体裁: 74ページ 全ページカラー
言語: 英語
発行: 2012年4月
日本版レポート
体裁: A4版 25ページ 全ページカラー
言語: 日本語・英語
発行: 2012年4月
非売品。マッキャンエリクソンより顧客企業などに配布。
企業情報
| 企業名 | 株式会社マッキャン・ワールドグループ ホールディングス |
|---|---|
| 代表者名 | マイケル マクラレン |
| 業種 | 広告・デザイン |
コラム
株式会社マッキャン・ワールドグループ ホールディングスの
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株式会社マッキャン・ワールドグループ ホールディングスの
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