ビルベリーの胃潰瘍の予防作用が明らかに！〜わかさ生活と岐阜薬科大学の共同研究が学術論文に掲載〜

株式会社わかさ生活（本社：京都市、代表取締役：角谷建耀知）は、
ブルーベリーサプリメントの原材料、ビルベリーの機能性研究を
続けて参りました。
この度、岐阜薬科大学 原英彰教授（所在地：岐阜県）との共同研究結果
『ビルベリーの抗酸化力が胃潰瘍の予防にはたらく』が、
学術論文 Phytotherapy Researchに掲載されました。
この研究結果を多くの方に知っていただき、健康に役立てていただければ
幸いです。ご検討よろしくお願いいたします。

胃潰瘍はストレスや暴飲暴食が原因で起きる疾病で、十二指腸潰瘍を含め
約52万人の患者が居ると言われています。近年はピロリ菌の除菌など
治療技術の進歩が進む反面、胃痛・胸焼けなど胃の諸症状に悩む方は
依然として多く、約9%の方が慢性的な胃の症状で悩んでいると
言われています。

弊社と岐阜薬科大学では、胃潰瘍マウスにビルベリーを摂取させることで、
胃潰瘍によって生じる胃粘膜の浮腫（腫れ）が抑制されることを
確認しました（図１）。ビルベリーは胃粘膜を保護し、胃潰瘍を予防すると
考えられました。
研究を重ねた結果、胃潰瘍が起こった部位、及び胃潰瘍の原因物質である
胃粘膜の脂質過酸化の増加を抑制することが確認されました（図2）。
上記の結果から、ビルベリーが胃粘膜を保護し、さらに胃潰瘍の原因物質の
増加を抑制することで、胃潰瘍を予防しうることを明らかにしました。

本件に関するお問い合せ先
TEL:075-213-8229, FAX:075-213-8877
e-mail：koho@blueberryeye.co.jp
〒600-8008　京都市下京区四条烏丸長刀鉾町22 三光ビル3階
担当：わかさ生活　広報課　青木　美奈、藤本　寛


≪添付資料≫
【研究背景】
胃潰瘍は夏目漱石をはじめ昔から多くの日本人を苦しめてきた病気です。
十二指腸潰瘍を含め、胃潰瘍の患者数は52万人を越えると言われています。
近年胃潰瘍の治療法は進み、ピロリ菌の除菌治療をはじめ、
病気の治療は格段に改善されてきました。
しかし除菌治療も万全ではなく、10％の方がピロリ菌の除菌が
うまくいかないと言われています。
胃潰瘍は除菌治療が不十分な場合1年間で約60％の方が再発すると
言われています。従って、再発防止という病気の予防という側面が
注目されています。また胃潰瘍の治療が進歩し、患者数が減少しているにも
関わらず、「胃のもたれ・胸焼け」「胃痛」「食欲不振」など、
胃の症状に悩まされる人は減少しておらず、
日本人成人の約26％が過去3ヶ月以内に胃の症状を経験し、約9％の人は
日常的に胃の症状で悩んでいると言われています。
このような背景から、病気の治療はもちろん、再発防止や胃の症状を
防ぐなど、胃潰瘍の進行を抑える医薬品や食品素材が求められています。

【研究方法】
胃潰瘍マウスにビルベリーを摂取させることで、胃潰瘍によって生じる
胃粘膜の浮腫（腫れ）の程度を調べました。また胃潰瘍の広がり度合いを
調べるために「胃潰瘍部位の面積」と、胃潰瘍の原因物質のひとつである
「胃粘膜の脂質過酸化」を調べました。
＊脂質過酸化：活性酸素により生じる物質。動脈硬化や癌を引き起こす。
酸化ダメージの度合いの指標となる。

【学術論文】
本発表内容は、
The Protective Effect and Action Mechanism of Vaccinium myrtillus L.
on Gastric Ulcer in Mice. Kenjirou Ogawa, Atsushi Oyagi,
Junji Tanaka, Saori Kobayashi, Hideaki Hara, Phytotherapy Research, 2011, Article first published online: 3 FEB.
として公開されました。

【参考ページ】
【学術論文】：
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ptr.3413/abstract
をご覧ください。

・『わかさ生活企業サイト』：http://company.wakasa.jp/

・その他の研究結果については、わかさ生活企業サイト中
『研究を続ける「進化」』；
http://company.wakasa.jp/concept/shinka.htmlをご覧ください。

・アントシアニンの詳しいはたらきについては
『アントシアニン研究室』；http://aomurasaki.wakasa.jp/をご覧ください。