人手テストの3〜8倍の生産性 組込みソフトウェア自動検査システム『Quality Commander5』発表

『Quality Commander』は業界最高水準の画像判定精度と、6軸/XY/直交ロボットなど様々なロボット制御技術を搭載した当社の特許技術による自動検査システムです。 新たに1秒間20コマの高速静止画判定、日本語OCR判定、音量判定、シナリオ自動生成ツール、常時監視ツールを加えパワーアップしました。

報道関係者各位

2009年10月30日
日本ノーベル株式会社
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組込みソフトウェアの自動検査システム
『Quality Commander5(クオリティコマンダー5)』を発表
 − 人手テストの3〜8倍の生産性 
   シェアNo.1 HMI自動検査システムがパワーアップ&価格改定 −
      http://a-qual.com/topics/2009/qc5.html?pr=qc5
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日本ノーベル株式会社(所在地:東京都北区王子、社長:鈴木 祥夫)は、携帯、カーナビ、デジタル家電などの組込みソフトウェアの自動検査システム『Quality Commander5(クオリティコマンダー5)』を発表いたしました。

■『Quality Commander』とは

『Quality Commander』は業界最高水準の画像判定精度と、6軸ロボット、XYロボット、直交ロボットなど様々なロボット制御技術を搭載した当社の特許技術※1による自動検査システムです。

人の手に代わりロボットで組込み機器を操作し、目の代わりにカメラによる画像処理で自動で合否判定を行います。
カメラやロボットの操作はテストシナリオとして記録することで何度でも自動テストを繰り返すことが可能です。
テストの手順や撮影画像などの結果は全てOracle社のデータベースに格納され、検索画面により簡単にテスト結果を参照できます。
組込み機器のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を用いたテストを高速なロボット動作と、正確な画像判定、24時間の連続テストにより人手テストの3〜8倍(当社調べ)の生産性をもたらします。
組込み機器の人海戦術で行っているテストの自動化技術として、携帯、カーナビ、カーオーディオ、デジタル家電、タッチパネル機器などに採用されています。

■『Quality Commander5』の特徴

『Quality Commander5』は、従来製品に対してさらなるテスト時間短縮、テスト範囲拡大、テストコスト削減を目標に開発されました。

【主な新機能】
◆高速静止画判定コマンド搭載
1秒間に1コマしか行えなかった静止画判定コマンドを画像処理アルゴリズムを見直すことで1秒間に最大20コマでの画像判定を実現しました。
フラッシュなど動きのある画面でも正確な判定が行えるようになりました。

◆音量判定コマンド搭載
従来のDTMF音判定、周波数判定、音声・メロディ判定に加え、音量判定に対応しました。
オーディオのボリューム確認、ミュート(消音)確認等の検査に適用できます。

◆日本語OCR判定コマンド搭載※2
オムロンソフトウェア社製モバイルOmCR(多言語OCRエンジン)搭載。
従来の英数字記号に加え、日本語(ひらがな、カタカナ、漢字)もOCR判定コマンドが利用可能になりました。
評価対象機器の画面に表示された日本語文字を読み取り、判定を行うことが可能です。

◆Windowsアプリケーション遠隔操作コマンド搭載
メモリーオーディオ、携帯電話など最近の組込み機器はWindowsアプリケーションと連携する製品が増えています。
そこで『Quality Commander5』では、Windowsアプリケーションを遠隔操作する機能を搭載しました。
Windowsのマウス、キーボードの操作、Windowsアプリケーションの画面取得・判定や、ウィンドウハンドルに対する操作・判定を行えます。

◆常時監視ツール※2
人手でのテストではビデオカメラを用いて評価対象機の挙動を撮影し、その映像を逐次再生して確認する必要がありました。
そこでカメラで撮影した画像を連続で長時間取り込み、撮影と同時に画像判定が可能な常時監視ツールを開発いたしました。
『Quality Commander5』のデータベースと連携させることで、評価対象機に異常が見られた際にどのような経過で異常が発生したのか追跡参照することが可能です。

◆シナリオ自動生成ツール
数万件以上におよぶテスト仕様からのテストシナリオ作成は多くの工数を必要とします。
特に開発中に頻繁に仕様変更される画面遷移のテストシナリオのメンテナンスは自動検査システムにとって大きな課題でした。
そこでExcel上に画面の遷移を記述し、その記述からテストシナリオを自動生成するシナリオ自動生成ツールを搭載しました。
Excelに表現された画面遷移は参照性が良く、メンテナンスも容易です。
本ツールを用いることでシナリオの再利用率が高まり、従来手法に比べてシナリオメンテナンス工数の40%(当社調べ)削減を実現しました。


■価格および販売目標

【販売価格】
携帯電話向け価格:         395万円〜
車載機器向け:           845万円〜
デジタル家電向け:         295万円〜

上記は最小構成時の価格で、機器構成、オプション選択により異なります。
レンタルでのご契約も可能です。

受注開始:2009年11月1日

販売開始後1年間で2億2千万(関連ビジネス含む)の販売を目標としております。

■「Embedded Technology 2009」出展について

2009年11月18日〜20日にパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2009」において、本システムを初出展します。

「Embedded Technology 2009」オフィシャルサイト
 http://www.jasa.or.jp/et/


■注記

※1 当社が保有および出願している特許は以下のとおりです。
特許登録 第3714660号
特許公開 WO2005/071930(米国/中国:Patent has been allowed.)
特許公開 2007-214925
特許公開 2008-005391

※2 オプション機能となります。

記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。


■日本ノーベルについて

日本ノーベルは、1980年の創業以来、組込み・計測制御・産業分野のソフトウェア開発に特化した専門技術者集団です。
『ソフトウェアの品質改善』をテーマに、1998年よりロボット制御技術とカメラによる画像処理技術を用いた組込みソフトウェアのための自動検査システムの研究・開発を行い、2000年より製品化いたしました。
『Quality Commander』は携帯電話、車載機器、タッチパネル機器、デジタル家電メーカー様など幅広い分野でお使いいただいています。


■本件の連絡先

日本ノーベル株式会社
所属 リサーチ&デベロップメント本部 担当者氏名 渡邉、小島
Tel 03-3927-8805 FAX 03-3927-8895
e-mail a-qual@jnovel.co.jp URL:http://www.jnovel.co.jp
〒114-0002 東京都北区王子2-30-2

                                以 上

企業情報

企業名 日本ノーベル株式会社
代表者名 鈴木祥夫
業種 コンピュータ・通信機器

コラム

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