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セツロテック独自のRNAガイド型ヌクレアーゼ「ST8」を用いたスジアオノリの研究成果が国際学術誌に掲載

株式会社セツロテック(本社:徳島県徳島市、代表取締役:竹澤慎一郎、以下「セツロテック」)穂積俊矢研究員、平野孝昌研究員、沢津橋俊取締役CSOと、北海道大学大学院水産科学研究院(以下「北海道大学」)の宇治利樹准教授らの研究グループは、このたび、査読付き国際学術誌「Journal of Experimental Botany」において、セツロテック独自のRNAガイド型ヌクレアーゼ「ST8」を用いたスジアオノリ(Ulva prolifera)のゲノム編集に関する研究論文を発表しました。

スジアオノリ(Ulva prolifera
写真提供:北海道大学 宇治利樹准教授

 

 本論文では、食用海藻であるスジアオノリに対し、セツロテック独自のRNAガイド型ヌクレアーゼ「ST8」を用いたゲノム編集を実施し、海藻への適用に適した導入条件や培養条件を検討した成果を報告しています。

 研究グループは、複数のゲノム編集因子、導入時に使用する緩衝液、導入後の培養温度などを比較・検討しました。その結果、ST8を用いてスジアオノリの内在性遺伝子UpAPTを編集し、28℃での培養条件において、50個体を超えるノックアウト変異体を取得することに成功しました。

 

 本成果により、海藻に適用可能なゲノム編集ツールの選択肢が広がり、スジアオノリをはじめとする海藻の遺伝子機能解析や、有用形質に関わる遺伝子の探索が進むことが期待されます。将来的には、成長性、品質、環境適応性などに関する研究や、海藻資源の育種・産業利用への応用につながる可能性があります。

 

 本研究は、セツロテックも参加しているスマート育種協議会による「ゲノム編集テクノロジー実用化研究助成(Get-Research Grant:Get-RG)で、の第1回採択研究として研究活動をサポートしました。

 

 セツロテックは今後も、精密育種技術を基盤とした研究開発および社会実装の推進に取り組んでまいります。

 

▼ 論文はこちら

Expanding the scope of precision editing in seaweeds through the application of a novel CRISPR-Associated Nuclease 12a (Cas12a) -aligned CRISPR system in Ulva prolifera

Zheng Qin, Whelver Surnido, Shunya Hozumi, Takamasa Hirano, Shun Sawatsubashi, Hiroyuki Mizuta, Toshiki Uji. Journal of Experimental Botany. 2026 Jun 19:erag302. Online ahead of print.

https://doi.org/10.1093/jxb/erag302

 

なお、当社では、本論文で使用した「ST8」をさらに改良したRNAガイド型ヌクレアーゼ「ST9.5」を開発・提供しています。ST9.5の特長や活用方法については、こちらをご覧ください。

https://www.setsurotech.com/lp/st9-5/

 

 また、スマート育種協議会による第5回ゲノム編集テクノロジー実用化研究助成(Get-RG)の募集も、6月10日よりスタートしております。実用化に近い企業と連携できる、アカデミアの若手研究者対象(学生も可)の研究助成制度です。過去の募集では、宇治先生をはじめとする、日本中の多くの研究者の皆様からご応募いただき、これまでに16件の研究が採択され、各社と共同研究をスタートしています。

 セツロテックは、特にブタ、ニワトリを中心とする畜産動物や微生物など様々な研究テーマに加え、ゲノム編集の基盤技術にも強い関心を抱いております。また、医療・創薬・バイオモノづくり等への応用研究も歓迎です。国内研究者の皆様のご応募をお待ちしております!

 

▼ 第5回ゲノム編集テクノロジー実用化研究助成(Get-RG)

対象:若手研究者(学生も可。若手研究者の定義は明確に定めない)

助成金額:1件あたり上限300万円

募集期間:2026年8月31日まで

詳しくは、https://www.get-rg.tech まで

 

 

【ゲノム編集テクノロジー実用化研究助成について】

ゲノム編集テクノロジー実用化研究助成(Get-Reseach Grant)は、ゲノム編集技術を活用した研究レベルの底上げと産業分野への展開を目的として、2021年にゲノム編集スタートアップ4社で設立いたしました。2023年からは、スマート育種協議会に引継ぎ、新たな募集を開始しています。

 

【セツロテックについて】

株式会社セツロテックは、2017年に創業した徳島大学発のスタートアップです。セツロテックのミッションは、「生物の潜在的な力を借りて、あなたと地球の課題を解決する産業を創造する」ことです。徳島大学の竹本龍也(代表取締役会長CTO)らは、2015 年に「ゲノム編集マウスを簡便にかつ高効率に作製できる手法」を開発しました(特許6980218号)。また、徳島大学の沢津橋俊(取締役CSO)は、培養細胞で高効率ゲノム編集を実現するVIKING法を開発しました(特許6956995号)。さらに、独自のRNAガイド型ヌクレアーゼST9.5を開発し、医療分野のほか、農業や畜産分野において品種改良を高速化する研究開発を進めています。(特許6980218号)セツロテックは、これらの独自技術を活用し、産業界向けの精密育種サービス「Setsuro Breeding」や、研究者向けのCRISPR-Cas9によるゲノム編集受託サービスを提供しています。

 

 

◆株式会社セツロテックの概要

1.     商号:株式会社セツロテック

2.     代表者:代表取締役社長 竹澤 慎一郎

3.     所在地:徳島県徳島市蔵本町3丁目18番地の15 藤井節郎記念医科学センター

4.     設立:2017年2月22日

5.     主な事業の内容:精密育種技術等による研究開発受託サービス及び新品種の事業化

6.     URL:https://www.setsurotech.com

        Setsuro Breeding Webサイト:https://www.setsurotech.com/setsuro-breeding/



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企業情報

企業名 株式会社セツロテック
代表者名 竹澤 慎一郎
業種 農林水産

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