9割が「目標達成」できないまま消えるジム業界——年7,100億円市場の構造を問う、ジム経験者200人独自調査
ジム経験者200人を対象とした独自調査で、ジム契約者の91%が「目標達成して卒業」できないまま消えている実態が明らかになりました。年間7,100億円規模・会員数約290万人の日本のフィットネス市場——米国の参加率23.7%に対し日本は4.5%——で、参加した一握りの消費者のうち、目標を達成できる人は10人に1人未満。調査では他にも「挫折者の73%はジムに不満を持っていなかった」「月1万円以上払っても4人に1人は痩せていない」「挫折者の半数は180日以内に消える」など、業界の常識を覆す8つのデータを公開、3つの構造的事実として整理しています。すべてのデータは引用自由。記事末尾にはメディア向け「そのまま使える見出しキット24案」も掲載しました。
ジム経験者200人を対象とした独自調査で、ジム契約者の91%が「目標達成して卒業」できないまま消えている実態が明らかになりました。年間7,100億円規模の日本のフィットネス市場で、参加した消費者のうち目標達成卒業できる人は推計約26万人にとどまり、残り約264万人は目標未達のまま現役会員か離脱経験者——業界の常識を覆す8つのデータを公開します。
(本調査レポート記事は2026年5月23日にコーチム公式サイトにて公開済み)
【調査背景】
日本のフィットネス市場は2024年度、過去最高の7,100億円規模に到達しました(帝国データバンク調査)。会員数は約288.7万人(2024年12月時点、経済産業省統計)。市場拡大の主役は、近年急成長したchocoZAPなどの低価格「コンビニジム」業態です。
一方、消費者側の実態には明らかなギャップが存在します。米国のフィットネス参加率23.7%に対し、日本はわずか4.5%(約5分の1)。ただでさえ参加率が低い日本で、参加した一握りの消費者のうち目標を達成できる人はどれほどいるのか——その実態を200人規模で初めて定量化したのが本調査です。
調査結果は、ジム業界が長年向き合ってこなかった構造的課題を浮き彫りにしています。
【調査結果のハイライト】
本調査で明らかになった8つの主要データのうち、特に注目すべき4点を以下にまとめます。
◆ハイライト1: 「目標達成して卒業」はわずか9.0%
「現在、ジムに通っていますか?」への回答結果は、「通っている(継続中)」31.5%、「挫折して辞めた」30.0%、「その他の理由で辞めた」29.5%、そして「目標達成して卒業した」9.0%でした。日本のフィットネス会員数約290万人に当てはめると、目標達成卒業できる人は推計約26万人にとどまり、残りの約264万人は目標未達のまま現役会員か離脱経験者ということになります。
◆ハイライト2: 挫折者の73%はジムに不満を持っていなかった
ジム挫折者の離脱理由TOP3は「モチベーションが続かなかった」33.5%、「時間がなくなった・忙しくなった」32.0%、「通うのが面倒になった」29.0%。一方で「料金が高くて続けられなかった」11.5%、「効果を感じられなかった」8.0%、「トレーナーや雰囲気が合わなかった」7.5%といったジム要因の合計は27%にとどまりました。挫折を防ぐカギは、ジム側の設備・料金・指導品質ではなく、利用者の心理状態の支援にあるとも言えます。
◆ハイライト3: 月1万円以上払っても4人に1人は痩せていない
月額1万円以上を支払った層のうち、体重変化が「変化なし」11.5%、「増量」11.6%。両者を合計すると、毎月1万円超を支払って痩せられない・むしろ太ってしまった人が23.1%——年12万円以上の支出を続けて結果を得られない人が約4人に1人いる計算です。
◆ハイライト4: 挫折者の半数は契約から180日以内に消える
挫折者の通った期間は「3〜6ヶ月」が28.4%で最多。1ヶ月未満から累計すると、3〜6ヶ月時点で累計脱落率が51.7%に達します。つまり、ジム挫折者の半数は契約から180日以内に消えていることになります。業界の関心は入会キャンペーンに集中しがちですが、本当の正念場は契約3〜6ヶ月目という、すでに会員になった後の時期にあります。
【3つの構造的事実】
8つのデータを統合すると、ジム業界に関する3つの構造的事実が浮かび上がります。
◆構造的事実1: ジム側の改善では、目標未達は解決しない
挫折者の73%はジムに不満を持っていなかったというデータが示すように、挫折の主因はモチベーション・時間・面倒という心理的要因にあります。これは設備投資や価格改定で解決できる領域ではなく、業界の従来型努力が挫折防止に寄与しにくい構造を示しています。
◆構造的事実2: 「料金が高い vs 安い」の議論は本質的でない
月額支払額と減量達成率の相関は想像されるほど強くなく、ジムタイプ別では市場拡大を牽引する低価格ジムの減量達成率(48.2%)が、老舗総合クラブ(70.2%)より22ポイント低い結果が出ました。「いくら払うか」より「どんな環境で、どんな動機で取り組むか」が結果を左右する——業界が長年競ってきた価格戦争の前提を、根本から問い直すデータです。
◆構造的事実3: 「場所」と「結果」の乖離
ジム選びの最重視基準は「立地・通いやすさ」52.5%、対する「トレーナーの質」は1.0%——その差は52倍です。後悔TOP1も「混雑・順番待ち」17.0%という「場所」の問題でした。消費者は「結果」を求めながら、選ぶ基準も後悔の対象も「場所」に集中している——この乖離が、9割が目標達成できないという結果に直結している可能性があります。
【調査概要】
調査名: ジム経験者200人調査:ジム挫折実態調査2026
調査主体: コーチム編集部(coaching-by-web.com)
調査対象: 過去5年以内にジム(一般・パーソナル)を契約した経験者
有効回答数: 196名(全回答200名のうち、スクリーニング外4名を除外)
調査手段: インターネットアンケート調査(Web回答方式)
設問数: 全20問(選択式中心+自由記述1問)
調査期間: 2026年5月20日〜5月27日
回答者属性: 男性65.5% / 女性34.5%、30代33.5% / 40代35.0% / 50代23.5%が中心
【メディア各社の皆様へ】
本調査の数値・データは、メディア記事・番組・論文等で自由にご引用いただけます。引用の際は、以下のようにご明記ください。
【引用表記例】
出典: コーチム「ジム経験者200人調査:ジム挫折実態調査2026」
URL: https://coaching-by-web.com/research/gym-dropout-survey-2026/
なお本記事末尾には、各データを記事タイトル・見出しとしてそのまま使える短文集「メディア向け見出しキット24案」を掲載しております。記事化の際にご活用ください。
より詳細なクロス集計データや、特定のセグメントに絞った追加分析のご要望についても、可能な範囲で個別対応いたします。下記お問い合わせ先までご連絡ください。
【本調査レポート(完全版)はこちら】
詳細データ・全8つのデータの完全版・3つの構造的事実の詳細解説・メディア向け見出しキット24案・全インフォグラフィック5点は、以下の記事本体に掲載しています。
▼ ジム経験者200人調査:ジム挫折実態調査2026(コーチム公式)
https://coaching-by-web.com/research/gym-dropout-survey-2026/
【コーチムについて】
コーチムは、パーソナルジム比較メディア「コーチム」(https://coaching-by-web.com)を運営する独立系メディアです。編集長の木村涼は、自身が一般フィットネスジム4社で挫折した経験を持ち、その後自己流での10kg減量に成功した当事者として、「ジム挫折者の視点」からの情報発信を強みとしています。
本「ジム経験者200人調査」は、コーチム編集部による独自調査シリーズ第1弾です。今後も継続的にジム業界の実態を定量化する独自調査を実施し、消費者・業界関係者・メディア各社に向けて公開していく予定です。第2弾以降のテーマとしては、「ジム継続率の業界比較」「リバウンドの実態調査」「パーソナルジム経験者に特化した調査」などを検討しています。
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企業情報
| 企業名 | コーチム |
|---|---|
| 代表者名 | 木村 涼 |
| 業種 | ネットサービス |









