地域の笑顔を未来へ ― 「入曽の笑顔100人プロジェクト展」を開催

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埼玉県狭山市・入曽地区で進行中の「入曽の笑顔100人プロジェクト」は、地域に暮らす人々の自然な笑顔を集め、写真を通じて“人と人とのつながり”を再生する取り組みです。このたび、約1年にわたり温めてきた成果を一堂に展示する初の展示会 「入曽の笑顔100人写真展」 を、いりそ写真館全館を使って開催いたします。

展示会では、地域で活動する方々の日常を切り取った写真パネルとともに、撮影風景を収めた映像を上映します。さらに、撮影当日にご本人が綴った直筆メッセージも展示。「地域への想い」「家族や仲間への感謝」「これからの入曽への願い」など、一枚の写真の中に“その人らしさ”と“まちのぬくもり”が詰まっています。

【背景とオーナーフォトグラファーの思い】

いりそ写真館は1979年の創業以来、家族の節目を撮影し、地域に寄り添ってきました。
オーナーフォトグラファー・後藤晋作は、かつてフジフイルムが六本木ミッドタウンで開催していた「家族の絆展」に参加し、写真と直筆メッセージがひとつになることで、人の想いや絆が何倍にも深く伝わる力を体感していました。

しかし、コロナ禍によってそうした展示の機会は失われ、人と人とのつながりが希薄になっていきました。
「写真館という場所は、ただ写真を撮るだけでなく、人が“会えるきっかけ”をつくれる場所でありたい」
「コロナが明けた今こそ、もう一度、人と人が触れ合い、地域の顔が見える関係を取り戻したい」
――そうした思いが、このプロジェクトの出発点になりました。

撮影を進めていくうちに、入曽には想像以上に多くの方が地域や子どもたちの未来のために活動していることを知りました。
参加者の直筆メッセージからは、家族を想う気持ちや、地域を良くしたいという前向きな言葉があふれています。
出会った多くの方の優しさに触れられたことは、私自身にとっても大きな財産になりました。もしこの活動をしていなければ、きっと出会えなかった人たちばかりです。
写真館という立場だからこそ訪れることができた現場、聞くことができた言葉がありました。そして改めて実感したのは、写真を通して人の笑顔が、人と人とをつなぐきっかけになるということです。
この展示会が、地域の過去・現在・未来をつなぐ一歩となり、入曽というまちの“顔”を次の世代に残すきっかけになればと願っています。
写真の中に写る一人ひとりの笑顔が、これからの地域を照らし、また新しいつながりや優しさを生み出していくことを信じています。

【展示会の見どころ】

・地域の暮らしや活動現場で撮影された笑顔のパネル展示
・撮影風景や想いを伝えるドキュメント映像上映
・参加者の直筆メッセージ展示（家族・地域・未来への言葉）