年間3万t捨てられるおからから健康食品開発へ。堀江貴文氏らから出資集まる【オカラテクノロジズ】

おからから、健康価値を！フードテックベンチャーOKARA TECHNOLOGIES 

日本では、年間2,531万トンの食品廃棄物が発生し、おからはこのうち年間3万tを占める。フードロスという社会課題と、ダイエット・ストレスという健康課題を解決するため同社は立ち上がった。

代表の山内は、自身の食品商社のキャリアで感じたフードロス問題と自身のボディメイクのため行ったダイエットで健康的な食生活の大切さを実感。 栄養の宝庫であるおからを通して人々を健康にし、更にフードロスという社会問題も解決したいとの想いからこの事業が生まれた。

資金調達の目的

今回の資金調達は、商品のリリースに向けた製造・開発費、販促拡大が目的である。

昨今”ヴィーガン”や”植物性タンパク質”という市場は、SDGsや健康志向という観点から、欧米を中心に最も注目の集まる市場の1つだ。（世界植物タンパク質市場は、20年度1兆4000億円,27年度には4倍の5兆円近くに伸びると予想されている。）

日本でも長く親しまれてきた”オカラ”という食材を使って、完全ではなくとも”ヴィーガン”、”グルテンフリー”に近い価値を消費者の方に提供する。あえてゆるく健康を意識することで,ストレスフリーな健康生活をサポートというコンセプトで開発。

7月中にオカラを使ったピザをクラウドファンディングにてリリース予定。

株式会社オカラテクノロジズとは？

「オカラを通して地球と人の健康を守る」をミッションに、おからを主原料にした食品を開発・販売する。毎日食べている食品を「おからの持つ豊富な栄養素」を活かし、ダイエット・健康意識のある方でも罪悪感を抑え食を楽しめる、ギルトフリー×ストレスフリーな新ジャンルの開拓を目指す。製品を通して、健康価値はもちろん、フードロスという社会課題を解決し、持続可能な世の中を目指している会社。

パートナー情報

堀江　貴文氏

実業家。株式会社ライブドア元代表取締役CEO、SNS media&consulting株式会社ファウンダー。東京大学在学中の1996年、23歳のときに、インターネット関連会社の有限会社オン・ザ・エッジ（後の株式会社ライブドア）を起業。2000年東証マザーズ上場。現在はロケットエンジンの開発や、グルメアプリ「テリヤキ」、コミュニケーションアプリ「755」のプロデュース。

今回の事業において、三原豆腐店で余ったオカラを使い、健康、食の楽しさなど新たな価値を生み出したいと考えたアイデアの発起人。

森田　正康氏

飛び級でUC Berkeleyを卒業後、ハーバード大学教育学修士号、ケンブリッジ大学哲学修士号を取得。その後、コロンビア大学にて博士課程在籍中に休学を決意し帰国。2003年に語学系出版者の取締役に就任し、同社のWEB事業責任者として月間1億PV規模に育てる。2006年には29歳の若さでJASDAQ上場を果たし、株式会社ヒトメディアを創業。SDGs関連の事業創造やESG投資の分野に特化した活動を主とする傍ら、投資を前提としない人材育成や支援の取り組みを行っている。

河村 征治氏

フランス料理の料理人として渡仏し修行した経験をもつ異色の起業家。ITシステム開発事業の他、飲食店舗の経営・EC通販事業・FC事業、PR事業等を手掛ける。LEMONADE by Lemonica、丸の内YAUMAYなどのブランド展開を行う。

三原　廣樹氏

佐賀商業高校から、1997年に名古屋グランパスエイトに加入。1999年1月よりルーマニアのウニヴェルシタテア・クライオヴァに期限付移籍。帰国後、多数のチームを渡り歩き、2009年、現役引退。その後、三原豆腐店という人気飲食店を運営。今回、おからの原料パートナーとして提携。

髙橋　未来氏

住所非公開でありながら、常に予約開始と同時に予約枠が埋まってしまう西麻布のコラボレ−ティブ・レストラン＆キッチン『Atirom TOKYO（アティロム・トーキョー）』、取締役兼シェフパティシエ＆フードキュレーター。オカラテクノロジズのレシピ監修を行う。