「みんなでつくろう、これからの医療プロジェクト」キックオフイベントを11月22日(日)にオンラインで開催
慢性疾患当事者、患者会を支援する一般社団法人ピーペック(東京都世田谷区・代表理事 宿野部武志 https://ppecc.jp/ )は、あらゆる人が立場を超えてこれからの医療を一緒に考え、創っていくためのプロジェクト「みんなでつくろう、これからの医療 <People’s Power flow into Healthcare:PPH> プロジェクト」(以下、PPHプロジェクト)のキックオフイベント「WITH~病気があっても大丈夫と言える社会をともに~」を11月22日(日)にオンライン(YouTubeライブ配信)で開催します。
PPHプロジェクトは、病気をもつ人が治療のために生活を諦めるのではなく、自分らしい生活のための治療ができるように。そして、日本のこれからの医療を素敵なものにするために、病気や資格の有無に関わらず、すべての人たちが語り合い、病気をもつ人視点の治療・薬・サービスを「あたりまえ」にすることを目指すプロジェクトです。
キックオフイベントでは、長年エーザイ株式会社で、ヒューマン・ヘルスケアの実現を目的とした、知識創造活動を全組織で展開されてきた同社顧問の高山千弘氏と、IT企業勤務から精神科医へ異色のキャリアチェンジを遂げた独立行政法人国立病院機構 東京医療センターの杉原正子氏をお迎えし、病気をもつ人の「ために」から「ともに」医療を創る意義をお話いただきます。また、プロジェクトの具体的な活動内容、参画方法も発表します。
「みんなでつくろう、これからの医療プロジェクト」キックオフイベント「WITH~病気があっても大丈夫と言える社会をともに~」開催概要
日時:2020年11月22日(日) 17:00〜19:00
場所:YouTubeライブ配信(参加無料)
対象:病気をおもちの方、患者会関係者、ライフサイエンス企業関係者、医療従事者、興味のある市民の方
参加費:無料
申込:ピーペックホームページ https://ppecc.jp/ からお申込みください。後日視聴リンクをお送りします。
講演:
高山千弘 エーザイ株式会社 ナレッジクリエーション・フェロー 元執行役員 知創部長
医学博士 経営学修士
杉原正子 独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 精神科医師
日本生命倫理学会「当事者・市民協働参画を考える」部会 部会長
主催:一般社団法人ピーペック「みんなでつくろう、これからの医療(PPH)」プロジェクト事務局
共催:NPO法人患者中心の医療を共に考え共に実践する協議会(JPPaC)
医薬品産業イノベーション研究会
【みんなでつくろう、これからの医療プロジェクト(PPHプロジェクト)について】
「みんなでつくろう、これからの医療 <People’s Power flow into Healthcare:PPH> プロジェクト(PPHプロジェクト)」は、“ともに”よりよい医療を創るための“ハブ”になることを目指しています。
これまで病気をもつ人は「医療を受ける人」や「支援が必要な存在」と見られがちでした。そして、病気をもつ人が持つ価値は、当事者も他のステークホルダーも自覚や認識をされていませんでした。しかし今や「病気をもつ人」は医療チームの重要な一員として、ともに医療を創る担い手であり、医療のさまざまなプロセスに病気をもつ人・家族を巻き込むことが21世紀の医療には欠かせない」という考え方に発展してきました。
このような潮流は、「患者中心の医療」「患者協働」「患者参加型の医療」「PPI;Patient and Public Involvement 臨床治験への患者・市民参加」、「Patient Engagement 患者関与」などさまざまな動きとなって現れています。
こうした潮流の中で「病気をもつ人」(患者会も含みます)とライフサイエンス企業との対話や交流の機会がますます増加すると予測されます。しかし、「病気をもつ人」の中には、ライフサイエンス企業との対等な対話や交流が困難な場合があります。また、ライフサイエンス企業にとっては「病気をもつ人」のもつ価値をビジネスに取り込むことが大きな課題となっており、これまでのCSR活動とは異なる位置づけが必要と言われています。
PPHプロジェクトの役割の一つとして、「病気をもつ人」個人や規模の小さい患者会がライフサイエンス企業と対話・交流できるようになるため、人財や資金、知識などの面でサポートする環境づくりがあります。
「病気をもつ人」に蓄積された価値は、イノベーションの宝庫です。しかし、ライフサイエンス企業が「病気をもつ人」とどのように関わればよいのか懸念する企業や社員も少なくありません。
両者が対等で透明性のある対話や交流をするためには、多くのハードルがあります。このハードルをどのように乗り越えるか? PPHプロジェクトが、両者の「ハブ」となろうとする意図がここにあります。
PPHプロジェクトは疾患横断型の緩やかなネットワークの形成を目指しています。個人でも、患者会(患者支援団体)でも誰でも参加できます。SNSでつながる等の新しいコミュニティも歓迎します。また、ライフサイエンス企業で働く人が、個人的にでも、会社としてでもプロジェクトに参加できます。

【一般社団法人ピーペックについて】
ピーペックのミッションは、
Power to the People with Chronic Conditions -病気をもつ人に力を-
です。病気があっても大丈夫と言える社会の実現へ。病気をもつ人と患者会の、より良い活動を支援します。
ピーペックは、難病(希少・難治性疾患)や、がん、精神疾患、生活習慣病などの病気をもつ人たちが、病気があっても大丈夫と言える社会にしていくことを目指し、活動しています。
厚生労働省が実施した『平成28年国民生活基礎調査』によると、日本で何らかの傷病によって病院に通院している人は人口1000人あたり390.2人(4割弱)、まだまだ働き盛りの40代においても人口1000人あたり275.5人(4分の1強)と、病気をもつことは決して他人事ではありません。
病気になると、日常生活で困ることが増えるかもしれません。しかし、私たちは、病気をもつすべての人が、自分らしく輝くことができると信じています。
私たちは、病気をもつ人が力を発揮し、患者団体・患者支援団体がより充実した活動を行えるよう支援し、社会に対しても力強く働きかけていきます。
一般社団法人PPeCC(ピーペック)
代表理事(CEO)宿野部武志
1968年生まれ。3歳で慢性腎炎に罹患、18歳より透析導入。腎臓がんにより左腎臓を摘出。2006年ソニー株式会社を退職、2010年に起業。
社会福祉士
一般社団法人ペイシェントフッド 代表理事
日本生命倫理学会「当事者・市民協働参画を考える」部会 幹事
米国研究製薬工業協会(PhRMA) 患者コミュニケーション委員会 患者アドバイザリーボードメンバー
東京都透析医会 災害対策委員会 委員
患者協働の医療を推進する会(AMCOP) 代表
世田谷区身体障害者相談員
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企業情報
| 企業名 | 一般社団法人ピーペック |
|---|---|
| 代表者名 | 宿野部武志 |
| 業種 | 医療・健康 |
コラム
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