グッドデザイン賞2020「チャグチャグ馬コ共同馬主プロジェクト」受賞
東京チャグチャグ馬コは岩手県の伝統行事「チャグチャグ馬コ」を支援するプロジェクト「チャグチャグ馬コ共同馬主プロジェクト」が、2020年度の「グッドデザイン賞」を受賞致しました。本プロジェクトは昨年より開始、地方のお祭りを支援する活動や持続させる仕組みが評価され受賞に至りました。グッドデザイン賞の中で地方の祭りを支援する活動が評価された稀なケースの受賞になります。
■「チャグチャグ馬コ」とは
農耕馬の無病息災を祈願したことを起源に、毎年6月の第2土曜日に70頭近くの馬が行進、全国から約10万人が訪れる伝統行事です。平成8年には、その馬の鈴の音が環境省の「残したい”日本の音風景100選”」に認定されました。
■プロジェクトの背景
かつて人々の生活に身近だった農耕馬も、現代社会での活用用途がない、高齢化による担い手の減少、エサ代等の負担等の理由から馬を飼う農家は大きく減少しています。さらに、今年は新型コロナウイルスの影響でチャグチャグ馬コの開催中止が発表されました。
エサ代等支援を通した農耕馬の保護や、伝統文化の継承、そしてチャグチャグ馬コに関わる地元の人たちを勇気づけるため、「来年も馬を飼い続けてください」と応援メッセージ展も企画、プロジェクトを通じて、お祭りの伝承の支援、馬の飼育の支援、観光客と地域のお祭りを支える人との相互コミニティの形成を目指している。
■プロジェクトの目的
東京チャグチャグ馬コは岩手県伝統のお祭り「チャグチャグ馬コ」の伝統文化の継承のために活動しています。
①チャグチャグ馬コの農耕馬を飼育している牧場主さん農家さんをエサ代・管理費を支援する。
②チャグチャグ馬コの祭りの装束などの伝統馬事文化の継承活動を支援する。
③支援者には「チャグチャグ馬コ共同馬主カード」という馬のエサ代を支援した証のカードをお贈りしている。
「チャグチャグ馬コ共同馬主カード」を通じて、地域の参画するお祭りから他地域の人々が関われるお祭り、お祭りの観光客からお祭りの参加者にチェンジできる仕組みを作る。チャグチャグ馬コは馬を敬愛するお祭りであり、現代社会で馬の活用方法を模索し支援する活動を作りました。伝統文化のお祭り・馬と人が繋がる仕組み、地方の祭事に新たな想像を創る、それがチャグチャグ馬コ共同馬主プロジェクトです。
■グッドデザイン賞2020の受賞
地方の祭りを持続させるコミニティ活動
「チャグチャグ馬コ共同馬主プロジェクト」
URL:https://www.g-mark.org/award/describe/51172?token=ol86o7v8Bd
■グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
http://www.g-mark.org/
■主催者の紹介
東京チャグチャグ馬コ
2016年1月よりチャグチャグ馬コを東京より支援する為に活動を開始、毎年、観光客を連れて行くワークショップを開催し2019年までに計4回、約40名を滝沢市と盛岡市に連れて行く、また毎年滝沢市おおさわ村や馬っこパークに半纏を寄贈している。2020年には新型コロナウイルス発生により祭りが中止となり地元を応援する為、観光客・支援者の応援メッセージを届ける「チャグチャグ馬コ応援メッセージ」展を開催する。
今企画の背景は、参加者からのアンケートの要望より「馬と触れあう機会が欲しい」、またチャグチャグ馬コを飼育されている方からは「飼育費用が負担である」との要望より、今回の企画の立案とプロジェクトを立ち上げるに至りました。
HP :
https://tokyochaguchaguumako.jimdofree.com
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企業情報
企業名 | 東京チャグチャグ馬コ |
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代表者名 | 斎藤正信 |
業種 | その他サービス |