Telit社、AppZone 4インモジュールIoT開発環境を発表

IoT AppZoneは、開発者がTelit社の IoTモジュールのアプリケーションプロセッサ上で組込みソフトウェアの作成／デバッグ／実行を行うための完全なソリューションです。Eclipseベースの統合開発環境（IDE）を中心に、それを補完するIoT専用ツール、ライブラリ、オンラインドキュメント、およびサンプルコードで構成されます。AppZone Cは、ファミリのフラッグシップアプリケーションフレームワークであり、軽量で、RTOS上で動作し、最適化された性能と高速なレスポンスを実現します。このフレームワークはC言語でプログラム可能なフルセットのAPIを含んでおり、モデム、ハードウェア、周辺機器、オペレーティングシステム、および他のサービスへのアクセスを可能にします。クロスプラットフォームフレームワークとして、AppZone Cは複数の製品やテクノロジーに渡るコードの可搬性を実現します。

 

■ Telit IoT AppZoneの詳細については、www.telit.com/developer-zone/iot-app-zone/をご覧ください。

 

「エミュレータ、BLEモジュール上のLuaサポート、および重要な改良をIoT AppZoneに追加したことによって、コードを迅速に作成するためのより高い柔軟性とパワーを開発者に提供できるだけでなく、低消費電力モジュールをベースとするデバイスのアプリケーション開発者を含む、はるかに大きなコミュニティへとAppZoneの対象範囲を拡大しました。今後はそれらの開発者も、ハードウェアを統合し、モジュール自体にアプリケーションをインストールおよび実行することによって、開発を簡易化するというメリットを受けることが出来るようになります。」と、Telit社の製品およびソリューション担当社長であるYossi Moscovitzは語っています。

 

「低消費電力デバイスは、今後数年間に予想されるIoTの極めて大規模な成長に大きく貢献します。IoT AppZone 4.0をTelit IoTモジュール、コネクティビティ、プラットフォームサービスとともに適用することで、センサーネット、薄型モニタ、超軽量トラッカ等の複雑なビジネスケースのコストとパフォーマンスの目標を満たす、優れたスケーラビリティを持つソリューションが実現します。当社のフラッグシップであるxE910ファミリや、超小型マルチテクノロジーフォームファクタファミリのxE866に含まれる多数の2G、3G、およびLTEモジュールに対するアプリケーションの組込みがサポートされます。Luaスクリプト言語のサポートが追加されたことで、開発者はBlueMod 42ファミリのBLEモジュールで動作するコードを作成できます。」

 

IoT AppZone 4.0の新機能：

・ Luaスクリプト言語のサポート

・ 開発者のPC上でのアプリケーションの実行とテストを行うための、

　 完全な機能を備えたエミュレータ

・ 静的ライブラリ管理の強化

・ ユーザビリティを向上させ、作業の流れを合理化するUI強化

・ 拡張されたサンプルアプリ集

 

 

IoT AppZoneは、Telit社の各種サービスに完全に統合されています。アプリケーションによるエッジ情報の収集、セキュアな形でのデータのクラウドへの送信、エンタープライズシステムを公開またはインタフェースによる接続、無線によるファームウェア／アプリケーション／設定ファイル／セキュリティの管理と更新をスムーズにするために、包括的で使いやすいリソースを提供します。

 

 

■ Telit社について

Telit Wireless Solutions社（AIM市場コード: TCMでは「Telit Communications PLC」として上場）は、「モノのインターネット（IoT）」実現を促進する世界的なリーダー企業です。Telit社は、エンド・ツー・エンドのIoT実現のための統合製品やサービスについて、セルラー通信モジュール、GNSS、長短距離ワイヤレス・モジュール、IoT接続プラン、そしてIoTプラットフォームサービスを含む、すべての技術を業界で最も幅広いポートフォリオを提供しています。IoTポータルを通じて、Telit社は、世界中の様々な業界、企業に、IoTのオンボーディングを容易にし、資産の追跡、遠隔監視および制御、テレマティックス、産業用オートメーションなどのコストや市場投入までの時間、複雑さ、リスク等を削減することができます。

https://www.telit.com/