今年一番の“ありがとう”を読む 第1回「ありがとう大賞」特別賞受賞作 『弁当男子』 池田將友・著  全国の書店にて発売

“心からの感謝の気持ち=arigato”をテーマに書かれた小説作品を募集し、広く社会に発表することを目的とした小説アワード、「ありがとう大賞」の第1回特別賞受賞作品『弁当男子』(池田將友・著)が、PHP研究所より、11月8日に全国の書店にて発売されました。

「ありがとう大賞」は、昨年2012年1月に創設され、体験、創作を問わず、“ありがとう”をテーマに執筆された小説作品を募集し、広く社会に発表することを目的としたアワードです。「今年一番の“ありがとう”を読む」をコンセプトに、毎年の“ありがとう”の気持ちを体現できる代表的なアワードを目指しております。第1回大賞受賞作の『金色の笑顔』と『リトル』は今年3月に発売され、大きな反響を呼びました。『弁当男子』は特別賞を受賞した後、出版に向けて大幅な修正作業を経て、このたびPHP研究所より発売することとなりました。

 著者の池田將友さんは、山形県長井市在住の30歳で、本作が初めて書き上げた小説作品です。
東北芸術工科大学デザイン工学部生産デザイン学科卒で、製品デザインに関して、商品構想、フォルムや機能性の追求、マーケティングなど学んできました。池田さんによると、「デザインの手法にみられる不要なものを削ぎ落とし突き詰めていく感覚が、物語を構成していくのに役に立っている」とのこと。
現在は、フリーターを続けつつ、次回作の執筆に着手しています。



■『弁当男子』 
タイトル : 『弁当男子』(べんとうだんし)
著者 : 池田將友 (いけだ まさとも)
判型 : B6判(ソフトカバー)160ページ
ISBNコード : 978-4-569-81551-0
発売日 : 2013年11月8日(金) 
定価 : 1,000円(税別)
出版社 : 株式会社 PHP研究所
あらすじ :
高校生の島本大地は、学校の屋上で一人で昼飯を食べていた。女手ひとつで大地を育てる母親は働きずくめで、彼の昼食はいつも購買部のパン。美術教師の万場博は、なぜかそんな大地をかまいに、屋上にやってくる。ある日、「俺の作った弁当。食べろ」と、美味しくなさそうな弁当をよこしてきた……。なかなか素直になれない大地であったが、万場の強引なペースに巻き込まれ、なぜか連日のように手作り弁当を食べることになるのだった。そんなある日、大地へ母親がある告白をした。「会わせたい人がいるの」 ――その言葉の意味を察し、逆上する大地。見かねた万場は、大地に提案をする。 「母親の相手の男とやらを、素行調査しよう」 ……万場と探偵まがいの調査を始めた大地。そこで見た、母親の本当の思いとは?第1回「ありがとう大賞」特別賞受賞の感動作。

■最終選考員による選評
「荒削りながらも、魅力的な作品」。それが、多くの選考員がこの物語に抱いた印象である。小説を執筆する技術は、まだまだ向上の余地がある感は否めない。しかし、それでも選考員に「この作品を放っておけない」と思わせたのは、非常にシンプルな理由からだ。物語が面白かったからである。エンターテインメントとして、爽快なサプライズや嬉しい裏切りを埋め込みつつも、主人公の葛藤や母親とのエピソードをしっかりと描いてゆく過程に、素直に感動する声が高かった。大賞受賞には届かなかったが、「母さん、ありがとう」の言葉が強く胸に届く良作。


■「ありがとう大賞」とは
「ありがとう大賞」は、“心からの感謝の気持ち=arigato”をテーマに書かれた小説作品を募集し、広く社会に発表することを目的に、2012年1月に創設されたアワードです。毎年の“ありがとう”を振り返られるような、その1年間の空気、気持ちを体現するような、アワードにしていきたいと考えています。現在、第2回「ありがとう大賞」作品の選考中。
http://arigato-award.jp/

企業情報

企業名 「ありがとう大賞」運営事務局
代表者名 運営事務局
業種 新聞・出版・放送

コラム

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