イーソル、国際標準UDS規格準拠、車載診断プロトコルスタックeSOL Dr.CANとECUリプログラミングサービスモジュールeSOL Dr.Reproを開発
イーソル株式会社は、国際標準規格のUDSおよびDiagnostics on CANに準拠した、車載診断プロトコルスタック「eSOL Dr.CAN」とECUリプログラミングサービスモジュール 「eSOL Dr.Repro」を開発したことを発表します。
2012年5月8日
報道関係者各位
イーソル株式会社
イーソル、国際標準のUDS規格に準拠した、
車載診断プロトコルスタック「eSOL Dr.CAN」と
ECUリプログラミングサービスモジュール「eSOL Dr.Repro」を開発
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:澤田 勉、以下
イーソル)は、国際標準規格のUDS(Unified Diagnosis Services、ISO14229)
およびDiagnostics on CAN(ISO15765)に準拠した、車載診断プロトコルス
タック「eSOL Dr.CAN」とECUリプログラミングサービスモジュール
「eSOL Dr.Repro」を開発したことを発表します。両製品のリリースは、2012
年第3四半期を予定しています。自動車に搭載される電子制御ユニット(ECU)
を開発するサプライヤは、eSOL Dr.CANとeSOL Dr.Reproを採用することにより、
信頼性の高い車載診断アプリケーションを、短期間で開発できます。イーソル
が eSOL Dr.CAN と eSOL Dr.Repro を使って車載診断アプリケーションを開発
した際、使わない場合と比べて、開発期間を二分の一から五分の一に短縮でき
た実績があります。また国際標準規格に対応しているため、特定の自動車メー
カーだけでなく、複数の自動車メーカーに納品できます。
明日開幕する「第15回組込みシステム開発技術展(ESEC)」(会期:2012年
5月9日(水)~11日(金)、会場:東京ビッグサイト(東京都江東区))の
イーソルブース(ブースNo.西6-14)にて、両製品を紹介します。
自動車の走行性能や安全性、快適性のさらなる向上や環境負荷の低減など、
高まり続ける厳しい要求に対応するため、車載電子制御システムの高機能化
と複雑化が進み、車両一台にネットワーク化された多数のECUが搭載されるよ
うになっています。これに伴い、ECU本来の制御機能と合わせて、車載診断機
能の実装が不可欠になっています。車載診断機能の実装により、開発や製造
段階でECU内部の診断データを確認して不具合や故障発生を未然に防ぎ、市場
投入後には、工場やディーラーの店舗で迅速に故障原因を把握して適切な対
応ができるようになります。また、車載診断機能のひとつであるECUリプログ
ラミング機能を使うと、高いコストがかかる部品交換をせずに、ECUソフト
ウェアをその場で書き換えて不具合修正や更新ができます。車載診断機能は、
大規模化するECUのソフトウェア品質の確保に有用です。
一方、車載診断アプリケーション開発では、従来、納品先の自動車メーカー
や車種、ECUの種類などによって異なる通信仕様に合わせた車載診断プロトコ
ルを個別に開発する必要があったため、開発コストの高さが課題でした。さ
らに、従来のサプライチェーンが柔軟になり、ECUサプライヤがグローバルに、
複数の自動車メーカーにECUを納品する機会が増えています。国際標準化機構
(ISO)で規格化され、各国で普及しているUDSおよびDiagnostics on CANに
準拠したeSOL Dr.CANとeSOL Dr.Reproを採用することにより、ISO仕様の理解
に時間を取られずにこうした課題を解決できます。
eSOL Dr.CANは、ECU本来の制御機能のパフォーマンスと信頼性に影響を与え
ずに、CAN経由の診断通信機能を実現するプロトコルです。OSがないシステム
でも利用できます。ECU制御プログラムから一定周期でeSOL Dr.CANの関数を
呼び出すだけで、ISO仕様で定義されたタイムアウト管理を含むプロトコルの
挙動を意識せずに、容易に診断サービスを起動できます。ECUサプライヤは、
CANドライバと各診断サービスアプリケーションを作成するだけで車載診断機
能を実現できます。また、eSOL Dr.Reproは、開発、製造、市場投入後の各段
階で利用できる、ECUソフトウェアとキャリブレーションデータを書き換える、
リプログラミング機能を実現します。
eSOL Dr.CANとeSOL Dr.Reproは、日産自動車の多数のECUに採用実績がある前
バージョンをベースに、UDSに対応する形で開発されたため、その信頼性と品
質が確保されています。イーソルは、eSOL Dr.CAN、eSOL Dr.Reproの提供に
加え、車載制御システム開発の高い技術と豊富なノウハウをもとに、各種プ
ロフェッショナルサービスをあわせて提供します。eSOL Dr.CAN、
eSOL Dr.Reproの実装や、車載品質要求に沿ったテストの受託開発、ISO仕様
を満たしたテスト結果報告書の作成サポートなどが含まれます。これにより、
さらに短期間で車載診断機能を実現し、ECUの制御プログラムの開発に注力
できます。UDS対応版に加えて、前バージョンのeSOL Dr.CAN、eSOL Dr.Repro
も引き続き提供します。
イーソル株式会社 執行役員ソリューションエンジニアリング事業部長
徳永 太 のコメント
「急速に進展する車載制御システムの電子化に伴い、車載ECUソフトウェアの
複雑化、大規模化が進んでおり、信頼性とパフォーマンスに対する要求がよ
り一層高まっております。すでに多くの日産車のパワートレイン系、シャシー
系、ボディー系など多種のECUで採用実績があるeSOL Dr.CAN、eSOL Dr.Repro
が今回新たに国際標準規格のUDSに対応したことにより、より多くのECUサプラ
イヤ様に高品質の車載診断ミドルウェアをご提供していきます。イーソルが強
みとするプロフェッショナルサービスと組み合わせることによって、ECU開発
現場の負担軽減と品質向上に大きく貢献することをお約束します。」
<補足資料>
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/
*eSOL Dr.CAN、eSOL Dr.Reproはイーソル株式会社の商標です。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
報道関係者各位
イーソル株式会社
イーソル、国際標準のUDS規格に準拠した、
車載診断プロトコルスタック「eSOL Dr.CAN」と
ECUリプログラミングサービスモジュール「eSOL Dr.Repro」を開発
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:澤田 勉、以下
イーソル)は、国際標準規格のUDS(Unified Diagnosis Services、ISO14229)
およびDiagnostics on CAN(ISO15765)に準拠した、車載診断プロトコルス
タック「eSOL Dr.CAN」とECUリプログラミングサービスモジュール
「eSOL Dr.Repro」を開発したことを発表します。両製品のリリースは、2012
年第3四半期を予定しています。自動車に搭載される電子制御ユニット(ECU)
を開発するサプライヤは、eSOL Dr.CANとeSOL Dr.Reproを採用することにより、
信頼性の高い車載診断アプリケーションを、短期間で開発できます。イーソル
が eSOL Dr.CAN と eSOL Dr.Repro を使って車載診断アプリケーションを開発
した際、使わない場合と比べて、開発期間を二分の一から五分の一に短縮でき
た実績があります。また国際標準規格に対応しているため、特定の自動車メー
カーだけでなく、複数の自動車メーカーに納品できます。
明日開幕する「第15回組込みシステム開発技術展(ESEC)」(会期:2012年
5月9日(水)~11日(金)、会場:東京ビッグサイト(東京都江東区))の
イーソルブース(ブースNo.西6-14)にて、両製品を紹介します。
自動車の走行性能や安全性、快適性のさらなる向上や環境負荷の低減など、
高まり続ける厳しい要求に対応するため、車載電子制御システムの高機能化
と複雑化が進み、車両一台にネットワーク化された多数のECUが搭載されるよ
うになっています。これに伴い、ECU本来の制御機能と合わせて、車載診断機
能の実装が不可欠になっています。車載診断機能の実装により、開発や製造
段階でECU内部の診断データを確認して不具合や故障発生を未然に防ぎ、市場
投入後には、工場やディーラーの店舗で迅速に故障原因を把握して適切な対
応ができるようになります。また、車載診断機能のひとつであるECUリプログ
ラミング機能を使うと、高いコストがかかる部品交換をせずに、ECUソフト
ウェアをその場で書き換えて不具合修正や更新ができます。車載診断機能は、
大規模化するECUのソフトウェア品質の確保に有用です。
一方、車載診断アプリケーション開発では、従来、納品先の自動車メーカー
や車種、ECUの種類などによって異なる通信仕様に合わせた車載診断プロトコ
ルを個別に開発する必要があったため、開発コストの高さが課題でした。さ
らに、従来のサプライチェーンが柔軟になり、ECUサプライヤがグローバルに、
複数の自動車メーカーにECUを納品する機会が増えています。国際標準化機構
(ISO)で規格化され、各国で普及しているUDSおよびDiagnostics on CANに
準拠したeSOL Dr.CANとeSOL Dr.Reproを採用することにより、ISO仕様の理解
に時間を取られずにこうした課題を解決できます。
eSOL Dr.CANは、ECU本来の制御機能のパフォーマンスと信頼性に影響を与え
ずに、CAN経由の診断通信機能を実現するプロトコルです。OSがないシステム
でも利用できます。ECU制御プログラムから一定周期でeSOL Dr.CANの関数を
呼び出すだけで、ISO仕様で定義されたタイムアウト管理を含むプロトコルの
挙動を意識せずに、容易に診断サービスを起動できます。ECUサプライヤは、
CANドライバと各診断サービスアプリケーションを作成するだけで車載診断機
能を実現できます。また、eSOL Dr.Reproは、開発、製造、市場投入後の各段
階で利用できる、ECUソフトウェアとキャリブレーションデータを書き換える、
リプログラミング機能を実現します。
eSOL Dr.CANとeSOL Dr.Reproは、日産自動車の多数のECUに採用実績がある前
バージョンをベースに、UDSに対応する形で開発されたため、その信頼性と品
質が確保されています。イーソルは、eSOL Dr.CAN、eSOL Dr.Reproの提供に
加え、車載制御システム開発の高い技術と豊富なノウハウをもとに、各種プ
ロフェッショナルサービスをあわせて提供します。eSOL Dr.CAN、
eSOL Dr.Reproの実装や、車載品質要求に沿ったテストの受託開発、ISO仕様
を満たしたテスト結果報告書の作成サポートなどが含まれます。これにより、
さらに短期間で車載診断機能を実現し、ECUの制御プログラムの開発に注力
できます。UDS対応版に加えて、前バージョンのeSOL Dr.CAN、eSOL Dr.Repro
も引き続き提供します。
イーソル株式会社 執行役員ソリューションエンジニアリング事業部長
徳永 太 のコメント
「急速に進展する車載制御システムの電子化に伴い、車載ECUソフトウェアの
複雑化、大規模化が進んでおり、信頼性とパフォーマンスに対する要求がよ
り一層高まっております。すでに多くの日産車のパワートレイン系、シャシー
系、ボディー系など多種のECUで採用実績があるeSOL Dr.CAN、eSOL Dr.Repro
が今回新たに国際標準規格のUDSに対応したことにより、より多くのECUサプラ
イヤ様に高品質の車載診断ミドルウェアをご提供していきます。イーソルが強
みとするプロフェッショナルサービスと組み合わせることによって、ECU開発
現場の負担軽減と品質向上に大きく貢献することをお約束します。」
<補足資料>
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/
*eSOL Dr.CAN、eSOL Dr.Reproはイーソル株式会社の商標です。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
企業情報
| 企業名 | イーソル株式会社 |
|---|---|
| 代表者名 | 権藤 正樹 |
| 業種 | コンピュータ・通信機器 |
コラム
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