CSRとZORAN、合併

CSR plcと、Zoran Corporationは本日、ワイヤレス・コネクティビティ、ロケーション[位置把握]、イメージング、ビデオ、そしてオーディオ製品分野の世界的リーダーを目指し、合併の合意に至ったことを発表した。

CSR、CEO、Joep van Beurdenは、『私たちは、デジタルエンターテインメント、コネクティビティ、そしてロケーションの分野が、当社が成長するための様々な機会もたらすことを期待しています。今回の合併は、CSRが持つロケーション、ワイヤレス・コネクティビティ、オーディオに関する専門的技術と知識と、Zoranが持つイメージング、ビデオに関する専門知識がひとつなることを意味しています。新会社は、Zoranが加わることで、新たな製品プラットフォームを生みだすことができます。それにより、製品開発メーカは、静止画／動画対応のデジタルカメラ、デジタルテレビ、サウンドバー[小型遠隔スピーカ]やヘッドセットなどのオーディオ製品、車載エンターテインメントシステムなど、より優れた製品を開発することができるのです。私たちは、この合併によってもたらされるスケールメリットを活用し、大幅な収益増が見込めます。また、この合併は、当社が今後より多くの分野に事業を拡大するにあり、大規模化および収益力強化というゴールに向けた大きな一歩となります』と述べている。

Zoran、共同創業者、社長兼CEO、 Levy Gerzbergは、『CSRとZoranが一体になることは、両社優れた能力と専門知識を高度に統合したプラットフォーム開発に集約することであり、顧客に斬新で説得力のあるビジネスの提案を可能にします。Zoranは、デジタルカメラやプリンタ、およびアメリカにおけるデジタルテレビの分野で市場を牽引しています。この合併によって、CSRは、当社の製品プラットフォーム全般に同社のコネクティビティソリューションを統合し、車載インフォテインメントやゲームなどのさまざまな市場に参入することができます』と語っている

CSRの会長、CEO、及びCFOが引き続き合併後の企業の経営をおこなう。Zoranの共同創業者で社長兼CEO兼ディレクターであるLevy Gerzberg氏が非常勤役員としてCSRの取締役会に加わる。新会社は引きつづき、イギリス・ロンドン証券取引所に略号『CSR』として、上場企業を継続すると共に、ティッカーシンボル『CSRE』としてNASDAQにも上場される予定。

CSRグループの本社は、イギリス・ケンブリッジに設置され、15ヵ国に事業所を展開。両社を合わせると従業員数は、およそ3,000人になり、2010年のCSRとZoranを合わせた収益はおよそ12億ドルになる見込み。


【本件に関するお問い合わせ先】
シーエスアール株式会社
深田　学
E−mail：prjp@csr.com