「塀に隠された秘密のレシピ」 食べる・感じる・監獄食 

現在の刑務所収容者が実際に食べている食事のメニューを、明治時代の実際に使われていた刑務所の食堂の中で食べるというランチサービスです。この微妙な体験をお楽しみいただけるのは、博物館網走監獄(北海道網走市)です。

博物館網走監獄は、現在の網走刑務所で収容者が食べている食事のメニュー
を再現し「体験監獄食」として提供している。今年も4月21日から、実際
に刑務所の食堂として使っていた「網走刑務所旧二見ケ岡農場食堂棟」を
会場にした食事コーナーが設置される。昨シーズンは6,000人以上が味わった
『塀に隠された秘密のメニュー』、あなたも味わってみませんか?

-「監獄食」について-

北海道網走市にある博物館網走監獄(運営:財団法人網走監獄保存財団)
では、一昨年から、網走刑務所の協力を得て、実際に収容者に提供されて
いるメニューを研究、博物館の見学者に実費で提供を始めた。昨シーズン
からは、博物館網走監獄内に移築保存されている網走刑務所旧二見ケ岡農場
建築物群の中の実際に食堂として使っていた部屋を会場にしたところ、
大きな宣伝をしなかったにも拘らず話題となり、一年間で6,000人が「監獄食」
を味わう(体験する)こととなった。
博物館では、1日10食程度で計画をしていたため、材料や会場の準備など
大わらわになったのだが、窓にはめ込まれた木の格子、急遽取り揃えた中古
のパイプ椅子や会議用テーブルが整然と並べられた食堂は、逆に無骨な
「刑務所らしさ」を感じさせる。食堂内には、明治時代の服装の囚人の人形
10体が食事をする様子が再現されており、並んで記念撮影する来館者も
多かった。

「糠サンマ」や「ホッケの開き」などオホーツク海産の焼き魚がメインの
おかずになり副食には「切り干し大根」や「野菜のソテー」、主食は米7:麦
3、月替わりでメニューは変更されるのだが9月の提供メニューの場合は
総計 約632キロカロリーの「意外なヘルシー志向」メニュー。
一食500円の提供は、「実際には利益はありません(担当者談)」、
博物館では、これも一つの刑務所の姿を教える「教育普及活動」として取
り組んでいる。今年も会場として使うための準備が進んでいる「二見ケ岡農場
建築物群」は、2005年7月に文化庁から登録文化財のお墨付きをもらった
明治29年建造の貴重な建物。博物館は、保存上のリスクを踏まえたうえで、
実際に建物に使ってもらうこと、さわってもらうこと」で歴史を入館者に
「体験」してもらいたいと考えている。
今年度の「体験監獄食」は、以下の通りで行われる。

-「監獄食」スケジュール-

・『二見農場食堂』開設について
 日時 営業期間 平成18年4月21日(金曜日)〜平成18年10月30日(月曜日)
     営業時間 午前11時から午後3時まで
     (オーダーストップ午後2時30分)
メニューは、食事は監獄食のみ。500円です。
      ※ 団体でのご利用は、予約対応になります。

※ 別途入館料がかかります。

  お問い合わせは、こちらまで。
  電話 0152-45-2411 FAX0152-45-2338
    URL:http://www.kangoku.jp/
    E-mail soum@kangoku.jp

企業情報

企業名 財団法人網走監獄保存財団
代表者名 小野塚正衛
業種 未選択

コラム

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