◆SPAC社会講座 青木保×川勝平太

静岡県舞台芸術センター―SPACが主催するSPAC社会講座。 金融危機、グローバル化、こうした社会の中で文化が果たす役割とは? 地域や民族、国家の壁を超えて様々な文化が接触し、交流することを通じて私たちは何を発見し、どんな時代が作られていくのでしょう?

SPAC社会講座
『グローバルな危機に対処する文化芸術のパワー―いま、国際演劇祭の意義』
講師:青木保(文化人類学者、文化庁長官)、川勝平太(経済学者、静岡文化芸術大学学長)

青木保氏と川勝平太氏、文化人類学、経済学という専門をベースに幅広い知見と斬新なアイディアで言論界をリードしてきた両氏による新時代の国際文化論を展開します。

■日時 6月6日(土)13:30
■会場 静岡芸術劇場(静岡市駿河区池田79−4、JR東静岡駅前)

■講師 青木保(文化人類学者、文化庁長官)、川勝平太(経済学者、静岡文化芸術大学学長)
■司会 宮城聰(SPAC芸術総監督)
■聴講料 500円
■お申込 SPACチケットセンター(Tel.054-202-3399)

■講師プロフィール
青木保(あおきたもつ)
文化人類学者、文化庁長官
1938年、東京生まれ。東京大学大学院修了(文化人類学専攻)、大阪大学で博士号取得(人間科学)。東京大学助手、大阪大学助教授・教授、東京大学教授、政策研究大学院大学教授などを経て、2007年4月文化庁長官。65年依頼東南アジアをはじめアジア各地で文化人類学的フィールドワークに従事。ハーヴァード大学客員研究員、仏国立パリ社会科学高等研究院客員教授、独コンスタンス大学客員教授などを務めた。日本民族学会(現文化人類学会)会長(94-96)。サントリー学芸賞、吉野作造賞を受賞。紫綬褒章を受章。主な著書:『多文化世界』、『異文化理解』、『境界の時間』、『儀礼の象徴性』、『逆光のオリエンタリズム』(以上、岩波書店)、『「日本文化論」の変容』、『アジア・ジレンマ』、『タイの僧院にて』(以上、中央公論新社)、『文化の翻訳』(東大出版会)他。

川勝平太(かわかつへいた)
経済学者、静岡文化芸術大学学長
1948年、京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大学大学院経済学研究科博士課程修了。オックスフォード大学哲学博士。早大教授、国際日本文化研究センター教授を経て、2007年より静岡文化芸術大学学長。教育再生会議、「美しい国づくり」企画会議、「食糧の未来を描く戦略会議」等の委員を歴任。現在、国土審議会委員。「子ども農山漁村交流プロジェクト全国推進協議会」会長。「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」会長。「東京湾の環境をよくするために行動する会」会長などを務める。主な著書:『日本文明と近代西洋―「鎖国」再考』(NHKブックス)、『富国有徳論』(紀伊国屋書店、のち中公文庫)、『文明の海洋史観』(中公叢書)、『文化の力 日本の底力』(ウェッジ)他。

■司会
宮城聰(みやぎさとし)
演出家、静岡県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督。
1959年、東京生まれ。90年、劇団「ク・ナウカ」を結成。日本の伝統演劇の様式とヨーロッパのテクストを融合させた演出には定評がある。2004年、第3回朝日舞台芸術賞受賞。海外公演も頻繁に行っており、06年10月にはケ・ブランリー国立博物館クロード・レヴィストロース劇場のこけら落としとして『マハーバーラタ』を上演。代表作に『王女メデイア』(エウリピデス)など。07年4月より静岡県舞台芸術センター芸術総監督を務める。SPACでは07年11月に木下順二の『巨匠』、08年5月に泉鏡花の『夜叉ヶ池』、11月に『ハムレット』を演出。「Shizuoka春の芸術祭2009」では唐十郎の『ふたりの女』を舞台芸術公園野外劇場にて新作上演する。
「Shizuoka春の芸術祭」では世界各地から現代の世界を鋭く切り取った作品を次々と招聘し、また「親と子の演劇教室」や「小さいおとなと大きなこどものための夏休みシアター」など静岡の青少年に向けた新たな事業を展開、「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。

企業情報

企業名 財団法人静岡県舞台芸術センター
代表者名 宮城聰
業種 エンタテインメント・音楽関連

コラム

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