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2024年紅麹事案 研究解説「我々紅麹業界に何が起こったか」100社への電話、そして一変した夜——2024年3月25日〜28日、企業名公表まで——

株式会社薫製倶楽部(岡山県都窪郡早島町)は2026年4月14日、自社ウェブサイトに研究解説「我々紅麹業界に何が起こったか」100社への電話、そして一変した夜——2024年3月25日〜28日、企業名公表まで—— を公開した。

株式会社薫製倶楽部(岡山県都窪郡早島町)は2026年4月14日、自社ウェブサイトに研究解説「我々紅麹業界に何が起こったか」100社への電話、そして一変した夜  

——2024年3月25日〜28日、企業名公表まで—— を公開した。
 

 

▼対象記事URL

 

https://kunsei.com/archives/703

 

「我々紅麹業界に何が起こったか」

 100社への電話、そして一変した夜

——2024年3月25日〜28日、企業名公表まで——

【結論】

 弊社は公表より先に、棚に並ぶ商品を下げてもらうことを最優先とし、取引先約100社に1件ずつ電話をかけた。それに2日と半日を要した。3月27日午後、ようやく自主回収を公表した。しかしその翌28日夜、厚生労働省が弊社の名前を含む225社の企業名を公表した。電話の内容が、一変した。

1 取引先100社に、1件ずつ電話をかけた

 3月25日、弊社は取引先への連絡を、1件ずつ電話で行うことにした。

 小林製薬は記者会見を開き、その後にFAX1枚を取引先に送った。弊社は逆だった。公表より先に、小売店の棚に並んでいる商品を下げてもらうことを最優先とし、取引先約100社に1件ずつ電話をかけていった。

 この作業に、2日と半日かかった。

 ただ、弊社には取引先の整備されたリストがなかった。その結果、数社への連絡が漏れてしまった。後になって、その連絡漏れを理由に取引を失ったところがある。今でも悔やまれる。

2 3月26日(火)朝——「自主回収をやめますか」

 3月26日の朝、備中保健所に電話をかけると、担当者からこう言われた。

「自主回収をやめますか?」

 当時、弊社はニュースをほとんどチェックできていなかった。連絡作業に追われ、世の中で何が起きているかを把握する余裕がなかった。なぜ保健所がそのようなことを言うのか、その時点では意味が分からなかった。

 しかし「やめる」という選択肢はなかった。すでに30社ほどに「回収します」と電話をしていた。引き返せる段階ではなかった。

3 3月27日(水)——公表、そして電話が鳴り続けた

 3月27日午後、ほぼ全取引先への連絡が完了した。弊社は自主回収を公表した。

 地元岡山のNHKと瀬戸内海放送が取材に来てくれた。両局とも、弊社の主張——「弊社商品に問題はないが、社会的要請から自主回収を行っている」——をそのまま正確に報道してくれた。地元メディアの誠実さに、救われた思いがした。

 お客様相談センターへの電話対応は、100%私自身が行った。すぐに出られなかった場合も、必ず折り返した。最初のころに多かったのは、小林製薬への怒りと、弊社への「頑張ってください」という声だった。

 小林製薬の担当者とも連絡を取り合っていた。先方の言葉が印象に残っている——「この騒ぎが終わったら、またよろしくお願いします」。

4 3月28日(木)夜——一変した

 翌28日、何が起こるかは、まだ誰も知らなかった。

 しかしその夜、厚生労働省が弊社の名前を含む52社+173社、計225社の企業名を公表した。

 お客様からの電話の内容が、一変した。取引先からの問い合わせも、一変した。

【次回予告】㉚ 2024年3月28日——企業名公表、あの夜から何が変わったか

 

▼ 【薫製倶楽部プレスリリース・シリーズ】

▶ ① 小林製薬紅麹問題の本質(2024/4/1)

▶ ② 紅麹食品製造業者225社の公表について(2024/4/5)

▶ ③ プベルル酸同定の科学的検証(2024/5/15)

▶ ④ 食薬区分の構造的問題(2024/6/1)

▶ ⑤ 機能性表示食品制度の問題点(2024/7/1)

▶ ⑥ 行政文書開示請求の結果について(2024/8/1)

▶ ⑦ 収去記録の不存在について(2024/9/1)

▶ ⑧ NIHS文書の欠如と科学的根拠の問題(2024/10/1)

▶ ⑨ 行政不服審査請求の提出(2024/11/1)

▶ ⑩ 民事訴訟の提起について(2024/12/1)

▶ ⑪ 学術論文への懸念表明(2025/1/15)

▶ ⑫ 国際的な科学コミュニティへの発信(2025/2/1)

▶ ⑬ 研究倫理委員会への申し立て(2025/3/1)

▶ ⑭ 刑事告発の準備(2025/11/1)

▶ ⑮ 刑事告発状の提出——「収去なき断定」は刑法違反である(2026/3/25)

▶ ⑯ 「収去記録の特定に60日」——存在しないから探せない(2026/4/1)

▶ ⑰ 大阪市保健所は最大の被害者である(2026/4/2)

▶ ⑱ 「収去なき断定」の全体像(2026/4/3)

▶ ⑲ 小林製薬紅麹コレステヘルプa(G970)——医薬品文献を根拠とした機能性表示食品、消費者庁に行政不服審査請求(2026/4/3)

▶ ⑳ 厚生労働省が公文書で「判断放棄」を確認——米国が2001年に解決した問題を日本は25年後も回避(2026/4/3)

▶ ㉑ プベルル酸と誘導された経緯(調査報告①)「不完全同定」での断定報告(2026/4/6)

▶ ㉒ プベルル酸と誘導された経緯(調査報告②)——有識者会議が見逃した理由(2026/4/7)

▶ ㉓ 天然物の同定に時間がかかることは科学の常識である——未知物質の存在を前提としない行政判断の問題点(2026/4/8)

▶ ㉔ カビの世界と利益相反——吉成文献における研究の独立性と客観性への重大な疑問(2026/4/9)

▶ ㉕ 「我々紅麹業界に何が起こったか」——紅麹が誤解される「構造的理由」(2026/4/10)

▶ ㉖ 「我々紅麹業界に何が起こったか」——誤解を解くのに2年かかった戦い、そして原田さん(2026/4/10)

▶ ㉗ 「我々紅麹業界に何が起こったか」——岡山県と紅麹文化、そして崩壊(2026/4/10)

▶ ㉘ 「我々紅麹業界に何が起こったか」——自主回収という名の「強制」・前編(2026/4/13)

▶ ㉙ 「我々紅麹業界に何が起こったか」——100社への電話、そして一変した夜(2026/4/14)



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企業情報

企業名 株式会社薫製倶楽部
代表者名 森雅昭
業種 食品関連

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