ウズベキスタンの無料の日本語学校「Noriko学級」が180万円のスクールバスの購入を目標としたクラウドファンディングを達成。残るは6日、ネクストゴールに挑戦
1999年に創立後、現在まで24年間もの間日本語・日本文化教育を無料で提供しつづけている学校「Noriko学級」(所在地:ウズベキスタン、リシタン市 校長:ナジロフ・ガニシェル)が11月25日から12月26日の間でクラウドファンディング企画を実施中。12月15日に当初の目標180万円を達成し、スクールバスの購入を達成した。クラウドファンディング終了まで残り6日、Noriko学級は次なる目標、70万円の「ガソリン発電機」の購入に挑戦する。
【プロジェクト概要】
・プロジェクト名:冬の寒さで学校に通えないウズベキスタンの子供たちに、スクールバスを届けたい!!
・期間:2023年11月25日(土)~ 12月26日(火)
・クラウドファンディングサイト: コングラント
・URL:https://congrant.com/project/norikogakkyu/9376
・目標金額:1,800,000円 → 2,500,000円(ネクストゴール)
・ネクストゴール: ガソリン発電機
【リターン一例】
・Noriko学級1year Photobook(電子版) 5,000円
・生徒の写真・メッセージつきのチェキ風ポストカード 10,000円
・ウズベキスタン・リシタン製の陶器にご支援様・企業団体様のお名前を書いてNoriko学級内の壁に飾る 小サイズ 50,000円 大サイズ 100,000円
・スクールバスにご支援者様、企業団体様のロゴ・名前の掲載権 200,000円 [8名様限定]
・スザニ刺繍のNoriko学級オリジナルハンカチ 30,000円
”スザニ”とは中央アジアに伝わる刺繍を施した布のことで、ウズベキスタンが発祥の地と言われています。刺繍には花や植物をモチーフにしたものが多く、各家庭で作られ、主に壁掛けやベッドカバー、座布団などに使われてきました。
今回はそんなスザニ刺繍のNoriko学級オリジナルハンカチをご用意させていただきました。“豊穣”を象徴するザクロと“幸せ”を象徴する鳥のウズベキスタンならではの自然豊かなデザインの表面に、伝統的なアドラス模様(写真右)の裏面で、なんともかわいらしいデザインとなっております。こちらはリシタンの縫子の方が一つ一つ手作りでつくっています。スザニ刺繍は手縫いで世界に一つの一点ものです。
こちらのハンカチは、ウズベキスタンの職人さんと「スザニ刺繍」の技術、デザインを活かした雑貨・服を売っている「EAR+」さんが作ってくださいました。
「EAR+」についてはこちらのリンクからご覧ください。https://www.instagram.com/ear_uz
【Noriko学級とは】
・ウズベキスタンの小さな田舎町リシタンにある学校
Noriko学級はウズベキスタン東部のフェルガナ州に位置する、首都タシュケントから車で約5時間の田舎町「リシタン」にある学校です。
・無料の学校
Noriko学級では、地元の子どもたちに無料で日本語・日本文化教育を提供しています。
「お金のない子供たちが集まって、本を読み、勉強して、心の安らぐ場所にしたい。子供たちがいつでも集まれる楽しい場所をつくりたい。」
この理念のもと、1999年11月19日に建設機械大手コマツのエンジニアだった故大崎重勝氏が退職金を元手にNoriko学級を設立しました。その後、大崎氏の想いを受け継いだナジロフ・ガニシェル現校長が現在まで24年もの間、Noriko学級を運営してきました。
無料の学校であるNoriko学級の主な収入源は日本人観光客の方々の宿泊費です。足りない分はいただいたご寄付、そしてガニシェルさんの私財によって賄われてきました。
・自由な学校
Noriko学級は「いつ来て、いつ帰ってもいい」という、日本の児童館のような自由な学校です。寄付でいただいた教科書、本のほか、折り紙・けん玉など日本の遊びもあります。Noriko学級はリシタンの子どもたちが集まる場所となっており、約60人もの生徒がNoriko学級に通って、日本語を勉強しています。
・誰でも先生になれる学校
Noriko学級では、学校を訪れる旅行者がボランティアとして日本語を教えています。Noriko学級に着いたその日から誰でも先生になることができるのです。その他にも、現在ではNoriko学級を運営する常駐のボランティアが3名いるほか、約20人もの講師の方々に、ボランティアとして無料でオンライン授業をしていただいています。
Noriko学級では現在まで約5000人が学び、200人以上が日本へ留学しており、日本とウズベキスタンを結ぶ文化交流の架け橋となっています。
【プロジェクトのきっかけ】
Noriko学級では直面している課題が二つあります。それは「冬の寒さ」と「交通手段」の課題です。
ウズベキスタンのリシタンでは12月から1月にかけての気温がマイナス10度に達することもあり、非常に寒冷な季節です。この厳しい寒さの中、生徒たちはNoriko学級へ通うことがますます難しくなっています。実際、去年の冬にはNoriko学級へ来る生徒が激減し、学校には数名しか生徒がいない状況が続きました。このため、生徒たちの学習習慣が途切れてしまいました。
またNoriko学級には送迎手段がありません。田舎町ゆえに交通手段も限られています。それゆえ、生徒たちは歩道もあまり整備されていない危険な道を50分かけて、歩いて学校まで通っています。
そんな課題を解決するため、今回クラウドファンディングでスクールバスの購入を目指しました。スクールバスによって、Noriko学級の生徒たちの継続的な学習環境は守られます。
【ネクストゴール】
スクールバスの購入により、Noriko学級の交通問題は解決されました。しかしNoriko学級長年の課題である「冬の寒さ」は完全には解決されてはいません。なぜかというとNoriko学級では、頻繁に停電が起きるからです。Noriko学級が位置するリシタンはウズベキスタンの田舎町です。そのため停電が頻繁に起きます。特に夏の暑い季節と冬の寒い季節は特に多く、2日に1度は停電が起きます。
停電が起きてしまうと、暖房、部屋の照明、水道、オンライン授業を行うために必要なwi-fi設備などがすべてストップしてしまいます。スクールバスの購入によって、生徒たちはNoriko学級へ通学することができるようになりました。しかしNoriko学級が停電で、暗くて寒い環境であれば、生徒たちは日本語を勉強することができません。そもそもNoriko学級に来なくなってしまいます。
そこで必要となるのが、ガソリン発電機です。ガソリン発電機があれば、停電になっても、発電をして電力供給することができます。Noriko学級内が暗くて寒くなることはありません。Wi-fiもつながるためオンライン授業も行えます。生徒たちは安心してNoriko学級で勉強することができます。
皆様のご支援が生徒たちの学習環境の改善へ繋がります。Noriko学級のために、未来ある生徒たちのために、12月26日最終日まで、引き続きの応援をよろしくお願いします。
Noriko学級は現在、変革期を迎えています。現在私たちが目指しているのは「Noriko学級の自立」です。持続的な場所を作るためには、いつまでも寄付だけに頼っているわけにはいきません。Noriko学級が自ら経営資金を生み出し、安定的に運営していけるような体制を作ることが、リシタンの子どもたちにとって何よりも重要です。
ガソリン発電機があることによって、Noriko学級の生徒たちは冬の寒い中でも安心して学校に通って勉強することができます。多くの生徒がNoriko学校に来て日本語を学べるように、生徒たちが勉強しやすいような環境づくりをすることが大切です。生徒たちの継続的な学習機会を守るために、Noriko学級としてガソリン発電機を用意してあげたいです。
【会社概要】
商号 : NPO法人 Rishtan Japan Cultural Center
代表者 : Ganisher Nazirov (ナジロフ・ガニシェル)
所在地 : ウズベキスタン リシタン市
設立 : 1999年11月
URL : https://www.norikogakkyu.org/
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企業情報
企業名 | Rishtan Japan Cultural Center |
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代表者名 | ナジロフ・ガニシェル |
業種 | 教育 |