カーボンニュートラル社会の実現へ、コンセプト・スタディモデル「Green AHU」を発表
新しい空気調和機(AHU:Air Handling Unit)のコンセプトを策定。これを具現化したコンセプト・スタディモデルを公開いたします。
業務用空調機器の製造・販売を手掛ける、新晃工業株式会社(所在地:大阪市北区南森町1-4-5、代表取締役社長:末永 聡)は、カーボンニュートラル社会の実現に向け、新しい空気調和機(AHU︓Air Handling Unit)のコンセプト「Green AHU」を策定し、これを具現化したコンセプト・スタディモデルを公開いたします。
世界的に脱炭素の取り組みが求められる中、メーカーの責任として「作る〜運ぶ〜使う〜維持する〜再生する」 というAHU のライフサイクルにわたるコンセプト・スタディを通して、持続可能な社会に貢献できるAHU の在り方を提案してまいります。
■製品ライフサイクル全体を⾒据えた設計・生産、リサイクル素材の活用
大規模建物のセントラル空調システムに採用されるAHU は、建物の中で活動する人や保管される文化財、製造される製品、発熱するサーバーなど、施設用途によって求められる温度、湿度、清浄度、⾳、振動、気流を調整し最適な空気質を提供する空調機器です。
従来は、機器のコンパクト化と省エネルギー化が重要視されてきましたが、Green AHU は、どのように製作すればサステナビリティに貢献できるか、どのようにコンパクトにすれば輸送プロセスの負荷を低減できるか、どのような素材を使い、どう維持すれば廃棄物を削減できるか、という製品ライフサイクル全体を⾒据えて設計・生産を⾏います。
またこれまであまり重視されてこなかった「リサイクル素材」に注目しました。特に木材は、リサイクル面だけでなく材料製造時のCO2 排出量が抑えられるというメリットがあることから、コンセプト・スタディモデルでは外板に間伐材を採用しています。森林保全に伴って発生する間伐材を使用することは、気候変動への対応にも大きく貢献することから、積極的な活用を視野に入れてまいります。
■サステナビリティに貢献する代表的な技術とその効果
ライフ サイクル |
目的 |
SINKOの技術 |
反映される効果 |
|---|---|---|---|
| 作る |
いかに少ない部品点数で求められる機能を実現するか | フレームレス設計 |
材料削減 |
| いかに少ないエネルギーで求められる機械を組み立てるか | アルミ製架台の採用 |
溶接・塗装削減 |
|
| その工程で、いかにCO2排出の少ないエネルギーを使えるか | CO2フリー電力の採用 | CO2排出削減 |
|
| 運ぶ |
いかに少ない労力で運べるか |
ウイング車の活用 |
幌掛け不要など運搬負荷削減 |
| いかに少ない労力で移動・設置できるか |
キャスター・ストッパーの採用 |
重量作業不要など設置負荷削減 |
|
| 使う |
いかに効率よく熱を使うか |
高効率コイルの開発 |
建築設備の効率UP |
| いかに効率よく空気を送るか | 高効率ファンの開発 | ||
| 維持する | いかに適切に使い続けるか |
定期点検 |
快適性と省エネ性のバランス |
| 適切に補修しながら、いかに大事に使っていくか | 定期メンテナンス |
本体機器の長寿命化 | |
| 再生する | いかに環境負荷の少ない素材を活用できるか | 天然素材の採用(木材) | 資源の循環的利用などゴミ削減 |
| リサイクル素材の採用 |
■コンセプトに込めた想い
カーボンニュートラル社会の実現に向け、メーカーとしての責任を果たすため、サステナビリティに貢献する新しい空調機を提案する、という決意を込め、コンセプト名を「Green AHU」と名付けました。
【新晃工業株式会社について】
本社:〒530-0054 大阪市北区南森町1-4-5
東京本社:〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-57-7
代表者:代表取締役社長 末永 聡
設立:1950年6月16日
資本金:5,822百万円
事業内容:空調機器の製造、販売、空調工事の請負施工
冷媒自然循環システムの設計・施工・保守管理
本件に関するお問い合わせ先:
東京支社03-5640-4155 大阪支社06-6367-1801 名古屋支社052-581-8661
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企業情報
| 企業名 | 新晃工業株式会社 |
|---|---|
| 代表者名 | 末永 聡 |
| 業種 | 機械 |









