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VTuber・バーチャル美少女ねむ、国連フォーラムで基調講演! 日本インターネットガバナンスフォーラム2022

VTuber(バーチャルYouTuber)・バーチャル美少女ねむは2022年10月26日に開催された国際連合管轄下のフォーラム「日本インターネットガバナンスフォーラム2022」で「メタバース時代のインターネットガバナンス」と題して基調講演を務めた事を発表した。現在新たなインターネットの形として注目されている「メタバース」について、実際にそこで生活する住民の立場から、そもそもの「メタバースの定義」から各種調査データに基づいた「住人の実態」、今後私達の生活に及ぼす「革命性」、どのようなガバナンスの問題が今後考えられるかなど、幅広くスピーチを行った。11月4日に公開されたフォーラム運営によるレポートでも「これまでのものとまったく異なる、メタバースの世界を垣間見ることができるセッション」として大きく取り上げられた。

国際連合フォーラム「インターネットガバナンスフォーラム(IGF)」

インターネットガバナンスフォーラム(Internet Governance Forum: IGF)とは、 インターネットガバナンス※1の問題に関し、 マルチステークホルダー(各界関係者)間で政策対話を行う、 国際連合(以下、 国連)管轄下に設置されているフォーラムのことです。※1:インターネットを安定的に運用するための体制を整備する活動全般を指します。現在は、ICANNがインターネット資源であるIPアドレスやドメイン名のグローバルな管理や調整を行っていますが、インターネット利用者等も含めた形で、ボトムアップによる意思決定がなされることが特徴です。

 

※出典:IGFとは(JPNIC)- https://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No47/0800.html

 

日本インターネットガバナンスフォーラム2022

■開催趣旨:
インターネットがわたしたちの社会の不可分な存在になっている今日、インターネットに関して生じる問題は、リテラシーの向上や権利の保護といった個人レベルのものから、通信インフラや事業環境の整備、情報セキュリティの向上といった社会レベルのもの、国家間対立のような国家レベルのものまで多岐にわたっています。
このような問題についての国際的な対話の場として、2006年以降、国連の主導のもとにインターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)が毎年開催されています。また、各国・地域版のIGFも数多く設けられています。

日本でも、このようなインターネットガバナンスに関する議論を活発にするべく、2021年5月より「IGF 2023に向けた国内IGF活動活発化チーム」が活動しています。本チームでは、このたび、2022年10月26日から28日の3日間、日本国内のインターネットガバナンスの議論に関する会合を開催する運びとなりました。インターネットガバナンスの諸課題に関して、分野および組織横断的に活発な議論につながれば幸いです。

2022年11月28日から12月2日には、第17回となるIGF2022が、エチオピア・アディスアベバおよびオンラインで開催されます。また、第18回となるIGF2023は、来年、日本で開催される見込みです。会合では、IGF2023の開催へ向けた特別セッションも予定されています。

■全体テーマ:今、改めて問われるインターネットの自由
■日時:2022年10月26日~28日
■会場:エッサム神田ホール1号館・3階大会議室(東京都千代田区神田鍛冶町3-2-2)およびオンライン(Zoomにてご提供予定)
■主催:IGF 2023に向けた国内IGF活動活発化チーム(日本政府、ビジネス、市民社会、技術コミュニティなどマルチステークホルダーの参加者からなるグループ)

 

※出典:日本インターネットガバナンスフォーラム2022 プログラム詳細(JapanIGF)- https://japanigf.jp/meetings/2022-igf2023#program_detail

日本インターネットガバナンスフォーラム2022基調講演バーチャル美少女ねむ「メタバース時代のインターネットガバナンス」

■イベント名:
【プレイベント】 10月26日 (15:00-16:30)バーチャル美少女ねむさんとのトークイベント「メタバース時代のインターネットガバナンス」

概要:
①「メタバース」とは何か?
・自己紹介、技術デモ(VR機材など)
・メタバースの定義:「人生を送ることのできるインターネット」
・すでにあるメタバース:ソーシャルVR
②メタバース時代のインターネットガバナンス
・自在なアイデンティティで生きられる革命をいかに経済につなげるか
 ・メタバースでは名前・性別全て自由に生きられる
 ・企業と取引したり、経済参加したり、本格的な経済圏を目指す上では山積する課題も
・メタバースでのハラスメント問題から考えるメタバースでのルールの作りかた
 ・ソーシャルVR・Meta「Horizon」の事例から学ぶ
③質疑応答

■登壇者:
・バーチャル美少女ねむ
・兼保圭介(日本電気株式会社)

 

※出典:日本インターネットガバナンスフォーラム2022 プログラム詳細(JapanIGF)- https://japanigf.jp/meetings/2022-igf2023#program_detail

日本インターネットガバナンスフォーラム2022レポート(11月4日公開)

2022年10月26日のプレイベントでは、バーチャル美少女ねむ さんをお呼びしました。ねむさんは、「世界最古のバーチャルYouTuber」「メタバース原住民」を名乗っていて、生身の人間ではなく、メタバース上のアバターをアイデンティティとして、メタバース文化の発展のために講演や執筆も精力的に行っています。ご関心のある方は、ねむさんのWebページや、Note.comのページ( https://note.com/nemchan_nel/ )をご覧ください。

まず、セッションの前半は、バーチャルYouTuberのことをよく知らない参加者のために、メタバースがどのような技術によって実現されているか、トラッカーと呼ばれる体の動きを検知してアバターの動きに反映する装置や、メタバース空間の構築やアバターの制御について解説がありました。

その後には参加者の素朴な疑問に答える質疑応答などが続き、例えばバーチャルであればアイデンティティの盗用が起こりやすいのでは、といった質問に対して、中の人(操作者)が変わるとはっきりと分かるといった回答が返されました。

また海外から参加なさったかたから、日本語が分からないので今日の内容は分からないが、来年のIGF2023でぜひ拝見したい、といった意見が聞かれました。これまでのものとまったく異なる、メタバースの世界を垣間見ることができるセッションとなりました。

 

IGF2023に向けた国内IGF活動活発化チーム

 

※出典:日本インターネットガバナンスフォーラム2022レポート(JPNIC Blog、11/4公開) https://blog.nic.ad.jp/2022/8192/

バーチャル美少女ねむコメント

このたびは国際連合のフォーラム「日本インターネットガバナンスフォーラム2022」で基調講演の大役を務めさせて頂き感無量です。私はバーチャルYouTuberがブームになる前の2017年から「バーチャルでなりたい自分になる」をコンセプトとして、仮想キャラクターとして自由に活動できる世界を目指して活動してきました。このたび「バーチャル美少女ねむ」としてこの場に立たせて頂いたことで、その世界がまた一つ近づいたように感じます。

 

「インターネットガバナンス」とは「インターネットを安定的に運用するための体制を整備する活動全般」のことです。それを司る国連のフォーラムが仮想世界「メタバース」に着目してくれたというのは、非常に象徴的な出来事だと思います。次世代のインターネットの形をあるべき姿を、世界中の人々や実際にそこで生きるメタバースの住人を巻き込んで共に考えていければと思います。

 

2022年11月21日
バーチャル美少女ねむ

バーチャル美少女ねむ (メタバース文化エバンジェリスト/VTuber)

メタバース原住民にしてメタバース文化エバンジェリスト。「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに2017年から美少女アイドルとして活動している自称・世界最古の個人系VTuber(バーチャルYouTuber)。VTuberを始める方法をいち早く公開し、その後のブームに貢献。2020年にはNHKのテレビ番組に出演し、お茶の間に「バ美肉(バーチャル美少女受肉)」の衝撃を届けた。ボイスチェンジャーの利用を公言しているにも関わらずオリジナル曲『ココロコスプレ』で歌手デビュー。作家としても活動し、著書に小説『仮想美少女シンギュラリティ』、メタバース解説本『メタバース進化論(技術評論社)』がある。フランス日刊紙「リベラシオン」・朝日新聞・日本経済新聞などインタビュー掲載歴多数。VRの未来を届けるHTC公式の初代「VIVEアンバサダー」にも任命されている。

 

文化庁や総務省にもメタバースに関する情報提供やアドバイスを行っており、東京大学で講義したり、各種学術イベントでも講演活動を行っている。各種テレビ番組にもゲスト出演多数。各種雑誌の特集やTBWA Worldwideなど国際ドキュメンタリーにも出演している。

 

※出典:「バーチャル美少女ねむ」プロフィール https://note.com/nemchan_nel/n/na1315244c440

 

 



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企業情報

企業名 株式会社ブイノス
代表者名 安藤篤志
業種 エンタテインメント・音楽関連

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