離れていても、いっしょに歌える。オンライン歌唱・セッションアプリ「SyncueSong」オープンβを10月23日に一般公開
個人開発者・VTuberのドコカノうさぎは、Windows向けオンライン歌唱・セッションアプリ「SyncueSong(シンキューソング)」のオープンβ版を2026年10月23日に一般公開します。離れた相手と歌や演奏を合わせられる低遅延・高音質の音声通信に加え、歌詞の同期表示、配信・録音向けの音声タイミング補正、配信画面の作成機能を搭載。VR公演やリアル会場のライブなどでの利用実績を持ち、正式リリースまで無料で利用できます。
個人開発者でもあるVTuberのドコカノうさぎは、離れた相手とリアルタイムに歌・演奏・トークを合わせられるWindows向けアプリ「SyncueSong(シンキューソング)」のオープンβ版を、電信電話記念日でもある2026年10月23日に公開します。公式サイト(https://syncuesong.com)からどなたでもダウンロードでき、正式リリースまで無料でお使いいただけます。
クローズドβの段階から、メタバース上の音楽ライブや朗読ミュージカル、リアル会場とVR空間をつなぐライブ、ラジオ番組やゲーム配信といった本番の現場で使われてきました。オープンβでは、こうした現場で磨いてきた低遅延の音声と、歌詞の同期表示や配信画面づくりの機能を、どなたでも試せるようにします。
■ SyncueSongとは
SyncueSong(シンキューソング)は「離れていても、いっしょに歌える」をコンセプトにした、Windows向けオンライン歌唱・セッションアプリです。低遅延・高音質のP2P音声通信をはじめ、「歌うこと」と「届けること」のための機能を備えています。
ルームに入ると、
・相手の声を聞きながら、同じテンポで歌や演奏を合わせられます
・同じカラオケ音源と歌詞を、ルームの全員で見ながら進められます
・歌声のタイミングを配信・録音向けに補正し、OBSなどの配信ソフトへ渡したり録音したりできます。配信画面も「ワールド」機能で作れます
一人での歌の練習から、友達とのデュエット、VTuberのコラボ歌枠、バンドの練習、声劇や朗読劇の稽古まで使えます。
【画像】メイン画面(二人でデュエットしているシーン)

■ 開発の背景
離れた相手と「いっしょに歌いたい」と思っても、一般的な通話アプリでは声が届くまでのわずかな遅れのために、同じテンポで歌い続けることができません。配信となればさらに、歌う人が聴きやすい音と視聴者に届けたい音とで、必要な音量のバランスもタイミングも変わります。伴奏の再生、歌詞の表示、配信画面の準備まで加わり、音楽以外の準備に多くの手間がかかっていました。
SyncueSongは「歌うこと」を中心に、こうした準備をひとつのアプリにまとめることを目指して開発しています。2026年5月から専用のDiscordサーバーでクローズドβテストを重ね、テスターの皆さまの声をもとに機能を充実させてきました。
■ 主な特徴
1.呼吸を合わせて歌える低遅延
音声はサーバーを経由せず、インターネット越しに相手へ直接届きます(P2P通信)。オーディオインターフェースのASIOドライバにも対応し、パソコンの中での音の遅れも抑えています。たとえば東京近県のIPv6回線どうしでは、ネットワークの往復時間が約10ミリ秒となる接続例を確認しています※。
はじめての方は、USBマイクやパソコン内蔵のマイクでも始められます(ASIOを使う場合より遅延は大きくなりますがチューニングで可能な限り低遅延にしております)。
※ネットワークの往復時間は、回線や相手との距離によって変わります。実際に音声が聞こえるまでには、機器や音声処理、受信バッファによる遅延も加わります。
2.「歌うこと」のための機能
・歌詞の同期表示:ルームの全員が同じ歌詞の同じ位置を見ながら歌えます。デュエットもMCも迷いません
・BGMプレイヤー:手持ちのカラオケ音源を読み込み、プレイリストに並べて進行。キーや再生速度の変更、フェードアウトにも対応
・効果音パッド・メトロノーム:ライブや声劇の演出に、練習のテンポ取りに
・マルチトラック録音:自分の声・相手の声・BGMを別々のファイルに録音し、あとから自由にミックスできます
・マイクFx:EQ、コンプ、リミッター、リバーブ、パン、ノイズゲート、ディエッサー、エンハンサーなど搭載エフェクトも充実。コレ一つで歌もトークも思い通りの音に(内蔵ボイスチェンジャーも開発中)
3.自分が聴く音と、視聴者に届ける音を分けて整える
自分の耳に返す「モニター」は演奏しやすい低遅延を重視し、OBSなどへ渡す「配信・録音」は余裕をもたせて音切れしにくく。目的の違う2つの音を別々に調整できるのが大きな特徴です。
同期補正機能「SYNC」を有効にし、リズムの基準となる人(クロックソース)を1人選ぶと、推定した遅延に応じて各音声のタイミングを自動で補正します。届く声を待ち合わせて、配信・録音のタイミングを揃えます。
4.配信画面もいっしょに作れる「ワールド」
背景、アバターや立ち絵、画像に加え、時計やカウントダウン、サイコロやミニゲームなど20種類以上のアイテムを並べて、配信用の画面を作れます。ルームのメンバーと同じ画面を見ながら同時に編集できます。作成した複数のワールドをクラウドに保存し、いつでも切り替えて使えます。
・MV風歌詞:歌詞を1行ずつ、ミュージックビデオのテロップのような演出付きで表示。64種類の演出を備え、曲調に合わせて演出や書体が切り替わります
・ノリノリのアバターとムービングライト:曲の拍に合わせてアバターが揺れ、照明が振れます。声に合わせて音符や吹き出しも出ます
作った画面は、OBSのウィンドウキャプチャやSpoutで配信に取り込めます。
5.はじめての方にも
インストーラーと「簡単設定」ウィザードが、マイクとヘッドホンを選ぶところから案内します。ゲストでも自分専用の「マイルーム」で始められます。Googleアカウントと連携すると、招待リンクで友達を呼んだり、自分のワールドをクラウドに保存したりできます。
■ 本番での利用実績
2026年7月以降の主な利用実績をご紹介します。
音楽ライブ
・劇場版くじらビート 新宿ライブ(9月23日)
映画・ライブ・トークを楽しむイベントで、VRChat内の出演者の声を新宿のリアルライブハウス会場へ、来場者の声を出演者へ届け、VRとリアル会場をつなぎました。高音質と安定性にご好評いただきました。
参考:イベントの紹介(X) https://x.com/OculusTan/status/2095141945333154010
・ドコカノうさぎ9th生誕祭ライブ(10月4日)
参加者9人が全員SyncueSongを使い、VR空間(cluster)で音楽ライブをおこないました。出演者同士のデュエットでも、低遅延を生かしました。また、歌詞をMV風に表示する機能を活用し歌唱中にリアルタイムでリリックモーション付きの歌詞を会場に表示しました。
参考:配信(YouTube) https://www.youtube.com/live/8AugjvHFPN4
・甘野氷さん8周年記念「シンキューパーティ」(10月11日)
参加者13人が全員SyncueSongを使い、楽屋ルームで出番を待ち、順番に会場ルームへ移って甘野氷さんとデュエットしました。大きなトラブルなく、高音質・低遅延で歌声をつなぎました。イベント後の打ち上げもアプリ内のワールド機能(2Dアバター交流機能)で行いました。
参考:配信(YouTube) https://www.youtube.com/live/Wi-TdrdrmjY
演劇
・朗読ミュージカル「オリパンダーと七夕」(7月7日・cluster)
樹元オリエさんとききょうぱんださんによる朗読ミュージカルで、離れた場所にいるお二人の歌声と朗読を会場へ届けました。劇の音声の遅延の少なさと高音質を来場者から高くご評価いただきました。
参考:公演の詳細(FANBOX) https://kikyo.fanbox.cc/posts/12245004
・朗読ミュージカル「オリパンダーと七夕」旧暦七夕公演(8月19日・VRChat)
旧暦七夕にVRChatで上演された公演でも、樹元オリエさんとききょうぱんださんの歌声と朗読を、離れた場所どうしのセッションでお届けしました。
参考:公演のまとめ記事(FANBOX) https://oripanda.fanbox.cc/posts/12479222
/配信(YouTube) https://www.youtube.com/watch?v=uIZIEbETQ_o
・即興劇「筋肉声劇」(9月11日・cluster)
出演者の音声に使用しました。間が大切な劇で大きな役割を果たしました。異なる機材・回線環境の出演者が参加しました。また、劇中の効果音はアプリ内の効果音パッドから再生し、PA担当者もすべてアプリ内の機能で音声調整を完結できました。
参考:配信(YouTube) https://www.youtube.com/live/COwO2_fi6n8
配信・VTuber・ラジオ
・ゲーム配信「めっちゃカメレオン」(9月2日)
プレイヤーどうしのボイスチャットと配信画面に使用しました。ワールド機能で進行状況やゲーム中のスクリーンショットを共有し、各参加者の配信画面に表示しました。音声だけではなく写真やテキストを各配信者の画面に共有してわかりやすい配信を実現しました。
参考:配信のお知らせ(X) https://x.com/patsupyon/status/2095112446994440653
・ジビエーズのラジオ番組「ジビラジ」
トークや歌、BGMの音声と配信画面に活用しています。ワールド機能でアバター、文字、画像のスライドショー、時計やカウントダウンなどを配置して番組画面を作成しています。二人のキャストが同時に番組画面を編集できるため、トークに沿った楽しく多彩な情報提供を行うことができます。
参考:番組の再生リスト(YouTube) https://www.youtube.com/playlist?list=PL2ZPgXlNpRLKqL7-bPCu1L-SkmyqHAdFE
・オリエもんさんの配信
配信の音声と画面づくりにご利用いただいています。声に合わせて動くアバターや画像を、ワールド機能で配信画面に配置しています。手軽さと使いやすさにご好評をいただいています。
参考:配信(YouTube) https://www.youtube.com/watch?v=0abhu-dvTwU
・「あしたへすすめらじお」公開収録
生収録時のトークにご利用いただき、SyncueSong開発者もゲスト出演しました。収録回はYouTubeのポッドキャストで公開されています。その後の公開収録でも引き続きご採用いただいています。
参考:公開のお知らせ(X) https://x.com/calico_biyori/status/2099460656885817437
ボイトレ・レッスン
・Miliaさんのオンラインボイスレッスン(7月)
オンラインで歌声をやり取りするボイスレッスンにご利用いただきました。音質のよさにご好評をいただきました。
参考:Miliaさんによる紹介(X) https://x.com/xmiliax/status/2081044957000069419
パートナー
・配信者総合検索サイト「ストステ」(STREAMERS STATION)の公式パートナーツールです。
参考:ストステ公式サイト https://stst-jp.com/
その他、VTuber歌枠、トーク配信、メタバースライブでのセッションに活用いただいております。
各事例は公式サイトの「活用事例」(https://syncuesong.com/#cases)でも紹介しています。
■ βテスターの声
・「歌詞同期は発明。こんなの見たことない」(タイムスタンプ表示 & クリックで全員に「今ここ」が伝わる歌詞同期機能に)
・「これは歌える!」(低遅延での合唱テストにて)
・「マルチトラック録音、すっげえ便利」(自分の声・相手の声・BGM を個別ファイルで保存、あとから自由に調整)
・「レッスンにすごく使える」(台本を同期めくりするプロンプター的な使い方で、お芝居の稽古にも)
・「途切れないで設定を変えられるのはいい」(セッション中に、エフェクトの設定や受信バッファ量を調整できる点に)
・「欲しい機能が全部ある」(イベントのPA担当として。メンバーの音声調整や効果音、プレイリスト、歌詞表示つきの BGM・オケ機能などが好評)
■ 開発者コメント
「離れていても、いっしょに歌える。その手応えをいちばん大事にして作ってきました。βテストの皆さんと一緒に育てるうちに、朗読劇や声劇、ラジオ、リアル会場のライブまで、思ってもみなかった本番で使っていただけるようになりました。自分自身もVTuber活動・音楽活動を通してほしいと思った機能やアイディアをどんどん盛り込んでいます。オープンβでは、もっと多くの方にネット越しで声を合わせる楽しさを体験していただき、いただいた声でさらに良くしていきます。」
— ドコカノうさぎ(SyncueSong 開発者)
■ 今後の予定
オープンβ期間中にいただくご意見や不具合の報告をもとに、音声の安定性、初期設定のわかりやすさ、配信での使い勝手を改善していきます。正式版のリリースは2027年春頃を予定しており、あわせて1ルーム16人・20人で使える有料プランを準備しています。
また、SYNCの設計については、バーチャル学会2026(11月28日)のポスターセッションで「誰の耳で揃えるか:ネット越しに歌を合わせるための演奏者モニターと配信音声の時間整列」として発表します。
正式リリース後はmacOS版、スマートフォン(Android・iOS)版も対応を検討しています。
■ 提供概要
・名称:SyncueSong(シンキューソング)
・種別:オンライン歌唱・音楽セッション/配信支援アプリ
・提供形態:オープンβ版
・公開日:2026年10月23日(金)
・料金:無料(正式リリースまで)
・参加人数:1ルーム上限10人(有料プランで16人・20人を準備中)
・対応OS:Windows 10/11(64bit)
・必要なもの:マイク、ヘッドホン。ASIO対応オーディオインターフェースを推奨(ASIO非対応のUSBマイク・内蔵マイクでも利用可)
・回線:有線LANを推奨
・ダウンロード:公式サイトから(https://syncuesong.com)
・マニュアル:https://syncuesong.com/manual/
・公式X:@syncuesong
※配信ソフトへ映像を渡す方法によっては、OBS側にプラグインなどの準備が必要です。詳しくはマニュアルをご覧ください。
■ 本件に関するお問い合わせ
取材・記事制作に向けた動作評価のためにクローズドβテスト版が必要な場合は、下記までご連絡ください。
SyncueSong 運営(ドコカノうさぎ)
メール:syncuesong@gmail.com
X:@syncuesong(公式)/@patsupyon(開発者)
デモ動画:https://www.youtube.com/watch?v=isFbyCknur4
報道用の画像:https://drive.google.com/drive/folders/10GX-P4nObqXh9dpFtw-pSGFEgKsdIYub?usp=sharing
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企業情報
| 企業名 | 株式会社ブイノス |
|---|---|
| 代表者名 | 安藤篤志 |
| 業種 | エンタテインメント・音楽関連 |
コラム
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